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静かな商店街の中、元気さんと並んでゆっくりと歩いていく。
元気さんはキラキラとした目で商店街を見渡しながら歩いていて、その顔は嬉しそうに笑っている。
そんな元気さんの顔を見上げていると・・・
「ここ、俺の家だった所。」
元気さんが宝多米店の純米酒を販売しているお店の前で立ち止まった。
そして懐かしそうな顔をして2階を見上げている。
2階の窓からは灯りが漏れていて、よく聞くと沢山の笑い声が聞こえてくるような気がする。
「あの、ここって・・・元気さんは今住んでいないんですか?」
「住んでないよ!!
遊びに来られてもいないのに住めないっしょ!!」
「それはそうですよね・・・。
あの・・・ここって、増田財閥の御曹司が住んでるってサトシさんから言われて・・・」
私が喋っていた時、急に宝多米店の純米酒のお店の扉が開いた。
そして暗い店内から出てきた人の姿を見て驚いた。
「サトシさん。」
サトシさんがハンバーガー屋のお洒落な格好をして出て来て、元気さんと私を見て驚いた顔をした。
正確には、元気さんを見て驚いた顔をした。
でも、すぐに物凄く良い笑顔になり・・・
店内に向かって大きな声を出した。
「おい!!!!元気が帰ってきたぞ!!!!」
元気さんはキラキラとした目で商店街を見渡しながら歩いていて、その顔は嬉しそうに笑っている。
そんな元気さんの顔を見上げていると・・・
「ここ、俺の家だった所。」
元気さんが宝多米店の純米酒を販売しているお店の前で立ち止まった。
そして懐かしそうな顔をして2階を見上げている。
2階の窓からは灯りが漏れていて、よく聞くと沢山の笑い声が聞こえてくるような気がする。
「あの、ここって・・・元気さんは今住んでいないんですか?」
「住んでないよ!!
遊びに来られてもいないのに住めないっしょ!!」
「それはそうですよね・・・。
あの・・・ここって、増田財閥の御曹司が住んでるってサトシさんから言われて・・・」
私が喋っていた時、急に宝多米店の純米酒のお店の扉が開いた。
そして暗い店内から出てきた人の姿を見て驚いた。
「サトシさん。」
サトシさんがハンバーガー屋のお洒落な格好をして出て来て、元気さんと私を見て驚いた顔をした。
正確には、元気さんを見て驚いた顔をした。
でも、すぐに物凄く良い笑顔になり・・・
店内に向かって大きな声を出した。
「おい!!!!元気が帰ってきたぞ!!!!」
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