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砂浜に2人で並んで座る。
海を眺めながら、鼻歌を・・・少し大きめな声で歌う。



「・・・その歌、本当に好きですね。」


「好きっていうか、よく頭の中に浮かぶのよね。」


「線路は・・・どこまで続いてるんでしょうね・・・。」


「どこまでも続いてるんでしょ?
自分の行きたい所まで。」



隣に座る優男の身体にもたれ掛かる・・・



「アナタは、どこに行きたいの?」



「どこでしょうか・・・。」



「私が一緒に行ってあげるわよ、電車に乗って。」



海を眺めていた優男が、俯いた・・・



「そういうことは・・・言わないでください。」
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