170 / 262
10
10-4
しおりを挟む
「誰・・・?」
扉を開けたら、若い男の子・・・。
スーツは着ているけど、少し軽そうにも見える男の子が立っていた。
その男の子が、私を上から下までジロジロと確認するように見てくる。
「・・・何よ?アナタ、誰?」
私の質問にも答えず、何故か私の目を・・・数秒間見詰めた後・・・。
「隣の部屋、201号室の男だけど・・・」
そんなことを急に切り出され・・・
私は固まる・・・
「忙しくて帰って来られないだけだから、心配すんなよ?」
「・・・生きてるの?」
「どんな質問だよ!!」
男の子が大笑いしている。
「アンタ、面白いな。」
「だって・・・死んじゃったかと思ってたわ。」
涙を流しながら笑う私を、その男の子が黙って見ていて・・・
「なあ、アンタ・・・ブチ壊せる?」
「ブチ壊す・・・?」
聞いた私に、男の子は少ししてからムシャクシャする顔で笑った。
「やっぱ、いいや。
じゃあな、俺はちゃんと伝えたから。」
扉を開けたら、若い男の子・・・。
スーツは着ているけど、少し軽そうにも見える男の子が立っていた。
その男の子が、私を上から下までジロジロと確認するように見てくる。
「・・・何よ?アナタ、誰?」
私の質問にも答えず、何故か私の目を・・・数秒間見詰めた後・・・。
「隣の部屋、201号室の男だけど・・・」
そんなことを急に切り出され・・・
私は固まる・・・
「忙しくて帰って来られないだけだから、心配すんなよ?」
「・・・生きてるの?」
「どんな質問だよ!!」
男の子が大笑いしている。
「アンタ、面白いな。」
「だって・・・死んじゃったかと思ってたわ。」
涙を流しながら笑う私を、その男の子が黙って見ていて・・・
「なあ、アンタ・・・ブチ壊せる?」
「ブチ壊す・・・?」
聞いた私に、男の子は少ししてからムシャクシャする顔で笑った。
「やっぱ、いいや。
じゃあな、俺はちゃんと伝えたから。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
11
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる