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「今でも、全て1つだけよ。」
「今でも・・・?」
「智は今でも、心のどこかでは諦めているの。
誰かと・・・私と、一緒にいることを。
今でも、心のどこかでは諦めているのよ。」
お父さんが、声を上げて泣いた・・・。
「今さら泣いても、後悔しても、遅いわよ。」
「そうだろうな・・・」
「でも、教えなさいよ。」
お兄さんが私を見詰める。
「まだ、この人に・・・智に話していないことがあるでしょ?」
「・・・何故そう思う?」
「なんとなくよ。」
即答した私にお兄さんが驚いた後、笑った。
そして、立ち上がった。
「別室で話そう、2人で。」
立ち上がったお兄さんを、見上げる。
「座りなさい。」
「今でも・・・?」
「智は今でも、心のどこかでは諦めているの。
誰かと・・・私と、一緒にいることを。
今でも、心のどこかでは諦めているのよ。」
お父さんが、声を上げて泣いた・・・。
「今さら泣いても、後悔しても、遅いわよ。」
「そうだろうな・・・」
「でも、教えなさいよ。」
お兄さんが私を見詰める。
「まだ、この人に・・・智に話していないことがあるでしょ?」
「・・・何故そう思う?」
「なんとなくよ。」
即答した私にお兄さんが驚いた後、笑った。
そして、立ち上がった。
「別室で話そう、2人で。」
立ち上がったお兄さんを、見上げる。
「座りなさい。」
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