上 下
219 / 275
11

11-57

しおりを挟む
俺の部屋の中・・・瑠美も入ったことのない俺の部屋の中、そこに女子がいる。
瑠美も入るリビングにいられるより、こっちの方がマシだった。



窓の端に立ち、瑠美の部屋の窓を見る。
瑠美は・・・いなかった。



スマホを確認しても、瑠美からの電話もメッセージもない。



「一成君・・・」



急に・・・女子が、俺に抱き付いてきて・・・



固まった・・・。



そういう感じのは、出来る気がしなくて・・・。



俺は、瑠美と・・・



瑠美と・・・



いつか、瑠美と・・・



出来ればと、思っていて・・・。



俺は、そう・・・思っていた。



瑠美は・・・?



瑠美は・・・?



瑠美の部屋の窓を見る・・・。



瑠美、こっちを見て・・・



俺を、見て・・・



俺、“付き合う”こと出来る・・・。



俺、“付き合う”こと出来るんだよ・・・。



もう高校生になったんだよ・・・。



“この子”って、何だよ・・・。



“この子”って、何だよ・・・。



俺だって・・・



俺だって・・・



“男”なんだよ・・・。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

亡霊取材

SF / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:4

ちょっと変わった性癖の上司に好かれました(R18)

恋愛 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:264

好きですけど、それが何か?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:47

初恋はおさななじみと

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:61

夫婦×交換(R18)

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:42pt お気に入り:37

処理中です...