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俺がマンションのエレベーターに乗り込んだ時、カヤから家に帰ったとメッセージが届いた。
それに安心しながらエレベーターの中に乗っていると2階でエレベーターが開いた。
「おう。」
「おう、夏夜お帰り。」
このマンションの8階に住む幼馴染みの新之助が2階から乗り込んできた。
2人で無言でエレベーターに乗っていると、新之助が気まずそうに口を開いてきた。
「あのさ、実は俺・・やって・・・。」
「ああ、うん、父さんから昨日聞いた。」
「はあ!?昨日やったばっかりなんだけど!!
何でもう夏夜のお父さんが知ってるんだよ!?」
「幼馴染みの親達の情報網はヤバいからな。」
こうなるから俺も“ゆきのうえ商店街”には行けないなと思いながら、制服の夏ズボンの後ろに入っているコンドームを取り出し新之助の胸に押し付けた。
「やるよ。」
「何でこんなの持ってるんだよ?
・・・あ、やっぱり彼女いるんだろ!?
お前がモテないわけないし!!」
「モテねーよ、俺が通ってるのは結構良い所の私立の高校だぞ?
こんな不良みたいな男と喋ってくれる女の子はいねーよ。」
私立の中学では結構話し掛けられることも告白されることもあったけれど、高校ではサッパリなくなった。
「父さんが勝手に入れてくるんだよ、後でまとめて家に持ってく。」
「さすが夏夜のお父さん、マジで格好良い。
遠慮なく貰います!」
貰ってくれる先が見付かり俺もホッとしながら新之助と別れた。
高校では唯一カヤとだけ仲が良く、“可愛い”や“綺麗”と思うこともあるけれど、“本当に好きな女の子”で“覚悟を決めたセックス”をする相手かと聞かれたらよく分からなかった。
それに安心しながらエレベーターの中に乗っていると2階でエレベーターが開いた。
「おう。」
「おう、夏夜お帰り。」
このマンションの8階に住む幼馴染みの新之助が2階から乗り込んできた。
2人で無言でエレベーターに乗っていると、新之助が気まずそうに口を開いてきた。
「あのさ、実は俺・・やって・・・。」
「ああ、うん、父さんから昨日聞いた。」
「はあ!?昨日やったばっかりなんだけど!!
何でもう夏夜のお父さんが知ってるんだよ!?」
「幼馴染みの親達の情報網はヤバいからな。」
こうなるから俺も“ゆきのうえ商店街”には行けないなと思いながら、制服の夏ズボンの後ろに入っているコンドームを取り出し新之助の胸に押し付けた。
「やるよ。」
「何でこんなの持ってるんだよ?
・・・あ、やっぱり彼女いるんだろ!?
お前がモテないわけないし!!」
「モテねーよ、俺が通ってるのは結構良い所の私立の高校だぞ?
こんな不良みたいな男と喋ってくれる女の子はいねーよ。」
私立の中学では結構話し掛けられることも告白されることもあったけれど、高校ではサッパリなくなった。
「父さんが勝手に入れてくるんだよ、後でまとめて家に持ってく。」
「さすが夏夜のお父さん、マジで格好良い。
遠慮なく貰います!」
貰ってくれる先が見付かり俺もホッとしながら新之助と別れた。
高校では唯一カヤとだけ仲が良く、“可愛い”や“綺麗”と思うこともあるけれど、“本当に好きな女の子”で“覚悟を決めたセックス”をする相手かと聞かれたらよく分からなかった。
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