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「副社長って大変なんですね~!!
こんな明け方からお仕事あるんですか~!?」
採用された後、極上に良い“女の子”は仮眠をとるよう副社長が言っていなくなり、アヤメと明は副社長室に通された。
秘書の男が応接ソファーのローテーブルにホットコーヒーを3つ置いた後に気配を消した。
忍者みたいな奴で少し笑った。
さっきは俺と明の性別も当てていたから、目の前の副社長よりも良い目があるのは分かった。
副社長と明もホットコーヒーを飲む中、俺は飲まなかった。
これから帰って眠るのに、カフェインなんか飲むわけにいかなかった。
俺は眠れない。
眠りが浅くて・・・。
それでも狭い部屋でみんなで寝ている時は少し安心出来て眠れていた。
でもヒーローのお兄ちゃんと2人暮らしになってからは部屋が別で。
1人で眠れなくなってしまって、よく明に泊まってもらって一緒に寝ていた。
その頃はシングルベッドだったのに、明はいつもと同じように明るく笑って一緒に寝てくれた。
そして、俺が寝た後、いつも電気を消してくれていた。
黙っている明の顔は怖くて・・・。
あの男とソッックリだから。
暗いとあの男にしか思えなくて、明るくすると少し違うのが分かるから・・・。
そんなことを考えていると、俺の目の前にいつの間にか牛乳が置かれていた。
よく見ると湯気が見えるからホットミルクなのだと分かった。
忍者の男を見てみると、俺の視線に気付き優しい笑顔で笑っていて・・・
“アヤメ”は少し惚れそうになった。
初めて飲んだホットミルクは、寒くはないと思っていたはずなのに、身体の中をじんわり温かくしてくれた・・・。
「俺の従兄弟が、今日は早く出社した方がいいと言ってきてね。
勘の鋭い男なんだよ。
それで俺の優秀な運転手があの時間に俺を連れてきた。」
そんなことを副社長が面白い顔をして言ってきて、アヤメと明を交互に見た。
「友達というより、幼馴染み?」
「「友達だけど、腹違いのきょうだいでもある。」」
「それは・・・俺には分からなかったな。
君、分かった?」
副社長が少し驚いた顔で秘書の男に聞くと、秘書も首を振っていた。
「面白いね・・・。
最近、面白い人に会って・・・。
それから面白い人には興味が出てきたんだ。
これまでは、なんだかんだ同じような枠に入るような人としか接してこなかったから。」
「「勉強不足だね。」」
「・・・そうなんだよ。
あの面白い人と会って、うちの会社にも新鮮な血を入れたくなった。
元々“新しい風”を入れたかったけど、それをするとうちが潰されるからね。
うちはうちで新鮮な血を輸血出来るような人材を探していた。」
副社長がアヤメと明をまた交互に見る。
「うちは大きな会社だけど、だからこそ色々と遅れてもいるし、対応が遅くもなる。
“アヤメ”、君は男性のスーツは着られるのか?」
それを改めて聞かれ、俺は悩む。
頭のいかれた奴でいないといけないのに、ここで男として働いていいのか悩む。
「とりあえず、少しだけでもやってみようよ~!!!
せっかくこんな大企業に入れるんだよ~!!!」
明が言った・・・。
明がそう言った・・・。
空気が吸える・・・。
また、俺は空気が吸える・・・。
目の前に座る副社長を見て、頷いた。
「とりあえず、入ってみるね。」
“アヤメ”として答えた。
明と一緒だから・・・。
“アヤメ”として採用され、明まで一緒だから。
こんなに信じられないこと、きっと二度は起きないような気がするから。
こんな明け方からお仕事あるんですか~!?」
採用された後、極上に良い“女の子”は仮眠をとるよう副社長が言っていなくなり、アヤメと明は副社長室に通された。
秘書の男が応接ソファーのローテーブルにホットコーヒーを3つ置いた後に気配を消した。
忍者みたいな奴で少し笑った。
さっきは俺と明の性別も当てていたから、目の前の副社長よりも良い目があるのは分かった。
副社長と明もホットコーヒーを飲む中、俺は飲まなかった。
これから帰って眠るのに、カフェインなんか飲むわけにいかなかった。
俺は眠れない。
眠りが浅くて・・・。
それでも狭い部屋でみんなで寝ている時は少し安心出来て眠れていた。
でもヒーローのお兄ちゃんと2人暮らしになってからは部屋が別で。
1人で眠れなくなってしまって、よく明に泊まってもらって一緒に寝ていた。
その頃はシングルベッドだったのに、明はいつもと同じように明るく笑って一緒に寝てくれた。
そして、俺が寝た後、いつも電気を消してくれていた。
黙っている明の顔は怖くて・・・。
あの男とソッックリだから。
暗いとあの男にしか思えなくて、明るくすると少し違うのが分かるから・・・。
そんなことを考えていると、俺の目の前にいつの間にか牛乳が置かれていた。
よく見ると湯気が見えるからホットミルクなのだと分かった。
忍者の男を見てみると、俺の視線に気付き優しい笑顔で笑っていて・・・
“アヤメ”は少し惚れそうになった。
初めて飲んだホットミルクは、寒くはないと思っていたはずなのに、身体の中をじんわり温かくしてくれた・・・。
「俺の従兄弟が、今日は早く出社した方がいいと言ってきてね。
勘の鋭い男なんだよ。
それで俺の優秀な運転手があの時間に俺を連れてきた。」
そんなことを副社長が面白い顔をして言ってきて、アヤメと明を交互に見た。
「友達というより、幼馴染み?」
「「友達だけど、腹違いのきょうだいでもある。」」
「それは・・・俺には分からなかったな。
君、分かった?」
副社長が少し驚いた顔で秘書の男に聞くと、秘書も首を振っていた。
「面白いね・・・。
最近、面白い人に会って・・・。
それから面白い人には興味が出てきたんだ。
これまでは、なんだかんだ同じような枠に入るような人としか接してこなかったから。」
「「勉強不足だね。」」
「・・・そうなんだよ。
あの面白い人と会って、うちの会社にも新鮮な血を入れたくなった。
元々“新しい風”を入れたかったけど、それをするとうちが潰されるからね。
うちはうちで新鮮な血を輸血出来るような人材を探していた。」
副社長がアヤメと明をまた交互に見る。
「うちは大きな会社だけど、だからこそ色々と遅れてもいるし、対応が遅くもなる。
“アヤメ”、君は男性のスーツは着られるのか?」
それを改めて聞かれ、俺は悩む。
頭のいかれた奴でいないといけないのに、ここで男として働いていいのか悩む。
「とりあえず、少しだけでもやってみようよ~!!!
せっかくこんな大企業に入れるんだよ~!!!」
明が言った・・・。
明がそう言った・・・。
空気が吸える・・・。
また、俺は空気が吸える・・・。
目の前に座る副社長を見て、頷いた。
「とりあえず、入ってみるね。」
“アヤメ”として答えた。
明と一緒だから・・・。
“アヤメ”として採用され、明まで一緒だから。
こんなに信じられないこと、きっと二度は起きないような気がするから。
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