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瞳side......
剛士君が優しく笑いながら私の頬を包み、親指で瞼に優しく触れる。
それをもう片方の目で瞬きをしながら見る。
「私は、私の瞳のレンズで写真を撮っているの。」
「そうなんだろうな・・・。
だから、死ねなくなった。
瞳は全てを覚えているだろうから。
俺といた瞬間を全て記憶出来るだろうから、俺は瞳の処女を貰った後も死ねないと思った。
俺が死んだら瞳は死ぬほど苦しむだろうから。」
「それは当たり前だよ。」
「普通の人よりも、死ぬほど苦しませることになると思った。
時間が経てば記憶は薄れてしまうはずなのに、瞳はきっと全てを覚えていられるから・・・。」
そう言われ、それには頷いた。
そしたら、お父さんが向こうで口を開いたのが見えた・・・
「瞳はタイムマシーンに乗れるんだ。
まだ存在しないはずのタイムマシーンに、瞳だけはもう乗れるんだよ。」
お父さんがそう言って笑いながら仏壇の前に歩いてきた。
剛士君と私の隣に立ち、仏壇の方を向いた。
「時間は戻らないはずなのに、瞳だけは時間が進みつつも過去に戻れる。
過去のその瞬間に本当に戻れるんだよ。
瞳のレンズで意識して撮った写真なら、その時のその瞬間に・・・本当に戻れるんだ。」
お父さんがそう言ってから仏壇から剛士君に視線を移した。
「君は本当にアヤメちゃんだったの?」
「はい。」
「瞳が何で君がアヤメちゃんだと分かったのかは僕にも検討がつかない。
それに・・・瞳のレンズで撮った写真の現像が出来るなんて僕は知らなかった。
それも、一語一句間違えることなく覚えているなんて、僕は知らない。」
お父さんが困った顔で笑いながら今度は私のことを見てきた。
剛士君が私の頬から手を離し、私は両目でお父さんと剛士君を見ながら瞬きをした。
「写真の現像は、剛士君に・・・アヤメさんに言われて初めてしたの。
カフェのバイトの時は、言葉はもっとふんわりした感じで、ポイントになる言葉を覚えているくらいで。
でも、あの時はアヤメさんのためにしっかり覚えていようと思った。
アヤメさんが忘れても私が覚えていようと思いながら、集中して言葉にも意識して瞳のレンズのシャッターを押したの。」
自分の目の近くを両手の指先で触れながら剛士君を見上げる。
「あの日から出来るようになったの。
だから、藤岡ホールディングスの珈琲店での報告書も詳細に書くことが出来た。」
「あの日からだったのか・・・。」
「元々、瞳のレンズで意識して写真を撮ればその写真の瞬間を思い出すことが出来るようになってたの。
私は写真を撮るのが下手で・・・。
落ち込んでいる私にお母さんが“瞳のレンズで写真を撮れば”って言ってくれてから、撮りたい瞬間を意識して写真を撮るようなイメージで写真を撮ってたの。
そしたら・・・出来るようになっていた。
気付いた時には出来るようになっていた。」
剛士君は真剣な顔で頷いた後に、少し笑った。
「アヤメと俺が同じだって、どうして分かった?」
「それは・・・何て説明したらいいか・・・。
カフェのカウンターに立つ剛士君の写真を撮った瞬間、アヤメさんの写真が浮かんできて重なったから。
週末に写真の整理をしただけじゃなくて、アヤメさんの写真を思い浮かべてその瞬間に何度も戻っていたから。」
説明していて恥ずかしくなったけど、下は向かずに剛士君を見上げ瞬きをする。
「1番素敵な瞬間の写真になったから・・・。
あのカフェで女王様がプロポーズされた瞬間が1番素敵な写真だったけど。
あの日・・・アヤメさんが私に声を掛けてくれて助けてくれた写真が1番素敵な写真になっていたから・・・。
アヤメさんのことを何度も何度も思い浮かべていて・・・何度も何度もあの瞬間に戻っていたから・・・。」
「だから、俺がアヤメだってすぐに分かったのか?
全くの別人なのに?」
「でも・・・すぐに分かった。
剛士君の写真を撮ったらすぐにアヤメさんの写真が浮かんできて・・・あの時の写真と重なって・・・お化粧はしていたけど全てのパーツが剛士君の写真と重なったから・・・。」
「それで親子のこととかも分かるのか。」
「それは顔のパーツだけじゃなくて、全体的な雰囲気とか立ち振舞いとか動作とか。
話し方とか口癖とか声の感じも。
親子とかきょうだいって何かがよく似ていて・・・。
パッと重なるんだよね・・・。」
剛士君がそれに真剣な顔で頷き、お父さんの方を見た。
お父さんが少し考えている様子になり聞いてきた・・・。
「今・・・藤岡ホールディングスで何の仕事してるの?
福利厚生のカフェとか言ってたけど・・・。
絶対それだけじゃないでしょ?」
「うん・・・。
メンタルヘルス不調の人を早めに見付けて、話を聞いて報告してる。」
「それは・・・その力の良い使い道があって良かった・・・。」
「剛士君が見付けてくれたの。
剛士君が見付けてくれて、私をカフェの外に連れ出してくれたの。
そしたら・・・また憧れの女王様と会えてお喋りした瞬間の写真が撮れて・・・。
憧れの女の人である女王様と、憧れの女の人であるアヤメさん・・・剛士君と同じ会社で働けるようになった。」
剛士君をまた見上げ瞬きをする。
困った顔で・・・優しい笑顔で笑っている剛士君に何度も瞬きをする。
「俺・・・死ねなくなって・・・。
死ねないなら、瞳と一緒にいたいと思ってて・・・。
それが俺の幸せな顔でいられる写真だと思ったし、きっと瞳も・・・。
でも、今日会社であんなことになって。
瞳に良い奴を何とか探して、そいつに・・・瞳のことをお願いするしかないと思ってた。
俺が・・・こんな俺がもう一緒にいるわけにはいかないと思って・・・。」
「でも、明さんのためにも剛士君も幸せになる勉強をしないといけなくなったからね。」
「そうなんだよ・・・。」
剛士君が困った顔で笑ってから、お父さんの方を向いた。
「アヤメの時に“恋愛じゃない”とお話しましたが、あの時に瞳のことを好きになって・・・愛してしまって・・・。
俺は・・・瞳に最低なことをしたような人間ですし・・・俺は・・・俺は、気持ち悪くて汚い奴なんですけど・・・」
剛士君が言葉を切った後、涙を静かに流した。
そんな剛士君を私は瞬き何度もしながら見る。
「瞳と一緒にいることを・・・付き合って、いずれ結婚することを・・・出来れば子どもを作ることを、許して貰えませんか・・・?」
剛士君がお父さんにそう言うと、お父さんは深刻な顔をした。
「本当に申し訳ないんだけど・・・。」
お父さんがそんなことを言って・・・剛士君は顔を歪めてから下を向いた。
「そうですよね・・・。
あの・・・本当に、申し訳ありませんでした・・・。」
剛士君が・・・筋肉がついて大きくなったはずの剛士君が小さく見えるくらい縮こまってしまった時・・・
「いや・・・っごめん!そうじゃなくて!!」
お父さんが慌てて声を上げた。
「本当に申し訳ないんだけど、その・・・君が・・・剛士君?がアヤメちゃんだったとは思わなくて・・・。
アヤメちゃんのことがあったのに何もなかったかのように格好良い男の子を連れてきて、父親として少し・・・どうなのかなと思ってしまって。
アヤメちゃんのことを勝手に凄い心配してたから、余計そう思ってて・・・。」
そんな話には剛士君と2人で顔を見合せ・・・また2人でお父さんを見た。
「じゃあ・・・瞳とのこと、許して貰えるってことですか?」
「勿論!本当は30にもなった娘の恋愛に口出しするつもりは何もなかったんだよ!!
ずっと彼氏もいないようだったから、女の子のアヤメちゃんが現れた時も口出しするつもりもなかったし・・・。
でも、アヤメちゃんが・・・」
お父さんが言葉を切った後に私の方を見た。
「瞳にバージンを貰ってもらった後のアヤメちゃんの写真を撮った時、アヤメちゃんが何度か瞳を見る姿は“好き”と・・・“大好き”という姿だったから。
アヤメちゃんのことを思ったら可哀想に思ってしまって、あんな口出しをしてしまって。」
「・・・そうですか。
俺がそのアヤメなんですけどね・・・!!」
「まだ信じられないよ!!!
きっとカメラを通してでも分からない!!
僕は天才カメラマンなわけではないから!!
瞳みたいなのは分からない!!!」
剛士君が優しく笑いながら私の頬を包み、親指で瞼に優しく触れる。
それをもう片方の目で瞬きをしながら見る。
「私は、私の瞳のレンズで写真を撮っているの。」
「そうなんだろうな・・・。
だから、死ねなくなった。
瞳は全てを覚えているだろうから。
俺といた瞬間を全て記憶出来るだろうから、俺は瞳の処女を貰った後も死ねないと思った。
俺が死んだら瞳は死ぬほど苦しむだろうから。」
「それは当たり前だよ。」
「普通の人よりも、死ぬほど苦しませることになると思った。
時間が経てば記憶は薄れてしまうはずなのに、瞳はきっと全てを覚えていられるから・・・。」
そう言われ、それには頷いた。
そしたら、お父さんが向こうで口を開いたのが見えた・・・
「瞳はタイムマシーンに乗れるんだ。
まだ存在しないはずのタイムマシーンに、瞳だけはもう乗れるんだよ。」
お父さんがそう言って笑いながら仏壇の前に歩いてきた。
剛士君と私の隣に立ち、仏壇の方を向いた。
「時間は戻らないはずなのに、瞳だけは時間が進みつつも過去に戻れる。
過去のその瞬間に本当に戻れるんだよ。
瞳のレンズで意識して撮った写真なら、その時のその瞬間に・・・本当に戻れるんだ。」
お父さんがそう言ってから仏壇から剛士君に視線を移した。
「君は本当にアヤメちゃんだったの?」
「はい。」
「瞳が何で君がアヤメちゃんだと分かったのかは僕にも検討がつかない。
それに・・・瞳のレンズで撮った写真の現像が出来るなんて僕は知らなかった。
それも、一語一句間違えることなく覚えているなんて、僕は知らない。」
お父さんが困った顔で笑いながら今度は私のことを見てきた。
剛士君が私の頬から手を離し、私は両目でお父さんと剛士君を見ながら瞬きをした。
「写真の現像は、剛士君に・・・アヤメさんに言われて初めてしたの。
カフェのバイトの時は、言葉はもっとふんわりした感じで、ポイントになる言葉を覚えているくらいで。
でも、あの時はアヤメさんのためにしっかり覚えていようと思った。
アヤメさんが忘れても私が覚えていようと思いながら、集中して言葉にも意識して瞳のレンズのシャッターを押したの。」
自分の目の近くを両手の指先で触れながら剛士君を見上げる。
「あの日から出来るようになったの。
だから、藤岡ホールディングスの珈琲店での報告書も詳細に書くことが出来た。」
「あの日からだったのか・・・。」
「元々、瞳のレンズで意識して写真を撮ればその写真の瞬間を思い出すことが出来るようになってたの。
私は写真を撮るのが下手で・・・。
落ち込んでいる私にお母さんが“瞳のレンズで写真を撮れば”って言ってくれてから、撮りたい瞬間を意識して写真を撮るようなイメージで写真を撮ってたの。
そしたら・・・出来るようになっていた。
気付いた時には出来るようになっていた。」
剛士君は真剣な顔で頷いた後に、少し笑った。
「アヤメと俺が同じだって、どうして分かった?」
「それは・・・何て説明したらいいか・・・。
カフェのカウンターに立つ剛士君の写真を撮った瞬間、アヤメさんの写真が浮かんできて重なったから。
週末に写真の整理をしただけじゃなくて、アヤメさんの写真を思い浮かべてその瞬間に何度も戻っていたから。」
説明していて恥ずかしくなったけど、下は向かずに剛士君を見上げ瞬きをする。
「1番素敵な瞬間の写真になったから・・・。
あのカフェで女王様がプロポーズされた瞬間が1番素敵な写真だったけど。
あの日・・・アヤメさんが私に声を掛けてくれて助けてくれた写真が1番素敵な写真になっていたから・・・。
アヤメさんのことを何度も何度も思い浮かべていて・・・何度も何度もあの瞬間に戻っていたから・・・。」
「だから、俺がアヤメだってすぐに分かったのか?
全くの別人なのに?」
「でも・・・すぐに分かった。
剛士君の写真を撮ったらすぐにアヤメさんの写真が浮かんできて・・・あの時の写真と重なって・・・お化粧はしていたけど全てのパーツが剛士君の写真と重なったから・・・。」
「それで親子のこととかも分かるのか。」
「それは顔のパーツだけじゃなくて、全体的な雰囲気とか立ち振舞いとか動作とか。
話し方とか口癖とか声の感じも。
親子とかきょうだいって何かがよく似ていて・・・。
パッと重なるんだよね・・・。」
剛士君がそれに真剣な顔で頷き、お父さんの方を見た。
お父さんが少し考えている様子になり聞いてきた・・・。
「今・・・藤岡ホールディングスで何の仕事してるの?
福利厚生のカフェとか言ってたけど・・・。
絶対それだけじゃないでしょ?」
「うん・・・。
メンタルヘルス不調の人を早めに見付けて、話を聞いて報告してる。」
「それは・・・その力の良い使い道があって良かった・・・。」
「剛士君が見付けてくれたの。
剛士君が見付けてくれて、私をカフェの外に連れ出してくれたの。
そしたら・・・また憧れの女王様と会えてお喋りした瞬間の写真が撮れて・・・。
憧れの女の人である女王様と、憧れの女の人であるアヤメさん・・・剛士君と同じ会社で働けるようになった。」
剛士君をまた見上げ瞬きをする。
困った顔で・・・優しい笑顔で笑っている剛士君に何度も瞬きをする。
「俺・・・死ねなくなって・・・。
死ねないなら、瞳と一緒にいたいと思ってて・・・。
それが俺の幸せな顔でいられる写真だと思ったし、きっと瞳も・・・。
でも、今日会社であんなことになって。
瞳に良い奴を何とか探して、そいつに・・・瞳のことをお願いするしかないと思ってた。
俺が・・・こんな俺がもう一緒にいるわけにはいかないと思って・・・。」
「でも、明さんのためにも剛士君も幸せになる勉強をしないといけなくなったからね。」
「そうなんだよ・・・。」
剛士君が困った顔で笑ってから、お父さんの方を向いた。
「アヤメの時に“恋愛じゃない”とお話しましたが、あの時に瞳のことを好きになって・・・愛してしまって・・・。
俺は・・・瞳に最低なことをしたような人間ですし・・・俺は・・・俺は、気持ち悪くて汚い奴なんですけど・・・」
剛士君が言葉を切った後、涙を静かに流した。
そんな剛士君を私は瞬き何度もしながら見る。
「瞳と一緒にいることを・・・付き合って、いずれ結婚することを・・・出来れば子どもを作ることを、許して貰えませんか・・・?」
剛士君がお父さんにそう言うと、お父さんは深刻な顔をした。
「本当に申し訳ないんだけど・・・。」
お父さんがそんなことを言って・・・剛士君は顔を歪めてから下を向いた。
「そうですよね・・・。
あの・・・本当に、申し訳ありませんでした・・・。」
剛士君が・・・筋肉がついて大きくなったはずの剛士君が小さく見えるくらい縮こまってしまった時・・・
「いや・・・っごめん!そうじゃなくて!!」
お父さんが慌てて声を上げた。
「本当に申し訳ないんだけど、その・・・君が・・・剛士君?がアヤメちゃんだったとは思わなくて・・・。
アヤメちゃんのことがあったのに何もなかったかのように格好良い男の子を連れてきて、父親として少し・・・どうなのかなと思ってしまって。
アヤメちゃんのことを勝手に凄い心配してたから、余計そう思ってて・・・。」
そんな話には剛士君と2人で顔を見合せ・・・また2人でお父さんを見た。
「じゃあ・・・瞳とのこと、許して貰えるってことですか?」
「勿論!本当は30にもなった娘の恋愛に口出しするつもりは何もなかったんだよ!!
ずっと彼氏もいないようだったから、女の子のアヤメちゃんが現れた時も口出しするつもりもなかったし・・・。
でも、アヤメちゃんが・・・」
お父さんが言葉を切った後に私の方を見た。
「瞳にバージンを貰ってもらった後のアヤメちゃんの写真を撮った時、アヤメちゃんが何度か瞳を見る姿は“好き”と・・・“大好き”という姿だったから。
アヤメちゃんのことを思ったら可哀想に思ってしまって、あんな口出しをしてしまって。」
「・・・そうですか。
俺がそのアヤメなんですけどね・・・!!」
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きっとカメラを通してでも分からない!!
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