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その返事は少し笑えたのでまた目を開け先生のことを見た。
少しだけ笑っている私とは正反対に先生は真面目な顔をしている。
「朝飯食いたいから作って。」
「夜ご飯だって作ってるし泊めてあげてるし、なんならお昼のお弁当も食べたいとか言い出したから昨日はお弁当まで作ったからね?
そんな私のことを叩き起こして朝ご飯まで作れとか言わないでよ。
私は先生の何でもないんだから、私をコキ使ってこないでよ。」
「じゃあもう夜飯もいらないし泊まらないし弁当も食べたいとか言わない。
だから朝飯だけでも食いに来たい。
金ならいくらでも出すから、それだけでもお願いしたい。」
「外食も付き合わなくていいの?
外でも色々食べられられるようになりたいとか言ってたけど。」
私が聞くと先生はまた少しだけ無言になった。
「それもいらない。
だから朝飯だけでも作って欲しい。
俺は朝1番が大好きだし、千寿子が作る飯が大好きだから。」
そこまで言われ、冷えきった腕を両手で擦りながらゆっくりと起き上がった。
「ガキがそんな格好で寝てるんじゃねーよ、風邪引くぞ。」
「私が風邪を引こうが先生には関係ないから。」
「俺の朝飯がなくなるだろ。」
「うざ~・・・。」
ベッドから立ち上がった私を見届けた先生が私の部屋から出ていった。
その後ろ姿を眺めながら私は突っ立っていた。
赤いキャミソールワンピのネグリジェを着て、ブラジャーもしていない姿でただ突っ立っていた。
「これじゃあ可哀想な老人と可哀想なガキじゃん・・・。」
少しだけ笑っている私とは正反対に先生は真面目な顔をしている。
「朝飯食いたいから作って。」
「夜ご飯だって作ってるし泊めてあげてるし、なんならお昼のお弁当も食べたいとか言い出したから昨日はお弁当まで作ったからね?
そんな私のことを叩き起こして朝ご飯まで作れとか言わないでよ。
私は先生の何でもないんだから、私をコキ使ってこないでよ。」
「じゃあもう夜飯もいらないし泊まらないし弁当も食べたいとか言わない。
だから朝飯だけでも食いに来たい。
金ならいくらでも出すから、それだけでもお願いしたい。」
「外食も付き合わなくていいの?
外でも色々食べられられるようになりたいとか言ってたけど。」
私が聞くと先生はまた少しだけ無言になった。
「それもいらない。
だから朝飯だけでも作って欲しい。
俺は朝1番が大好きだし、千寿子が作る飯が大好きだから。」
そこまで言われ、冷えきった腕を両手で擦りながらゆっくりと起き上がった。
「ガキがそんな格好で寝てるんじゃねーよ、風邪引くぞ。」
「私が風邪を引こうが先生には関係ないから。」
「俺の朝飯がなくなるだろ。」
「うざ~・・・。」
ベッドから立ち上がった私を見届けた先生が私の部屋から出ていった。
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