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「僕が和泉かおりのファンでね~。
お客さんとしてこの店に来た奥さんが昔は和泉かおりに結構似てて、一目惚れをして。
どうにか頑張って結婚出来たって喜んでたら、娘はもっと和泉かおりに似てて。」
お父さんが他のお客さんにも話すエピソードをオジサンにも話すと、オジサンが楽しそうに笑い続けながらポスターと私の顔を見比べてきた。
「僕も和泉かおりの昔の顔は凄いタイプですね。
お嬢さんを初めて見た時このポスターも飾ってありましたし、もしかしたら和泉かおり本人の娘かなとも思うくらいでしたよ。」
「本当は和泉かおり本人と結婚したかったよね~・・・あ、千寿子、お母さんには言わないでね。」
「言ったところで別に何とも思わないでしょ、そんなの夢物語だって分かってるだろうし。」
それから3人で雑談をしながらオジサンは私が作った料理を食べ、お父さんの前でも「味、濃・・・っ!!」と騒ぎまくっていた。
「はい、明日のご馳走さまの分。」
オジサンがカウンター席に座るお父さんではなく洗い物をしていた私に言って、カウンターに500円玉を置いた。
私は手を拭いてからその500円玉を手に取り握り締めた。
「明日の毎度ありがとうございますの分、貰いました。」
「じゃあ、仕事行ってくる。」
「うん、行って。」
あんなに“味、濃・・・っ!!”を繰り返していた割には満足そうな顔でうちの店を出ていったオジサン。
「千寿子、松戸さんって何の仕事してる人なの?」
「知らない、サラリーマンじゃん?」
「そうなのかな、お父さんは芸能人なのかと思っちゃった。」
それにはオジサンの食器を片付けながら大笑いした。
「どこが!?」
「だって凄い整った顔してなかった?」
「全然!!髪の毛もボサボサだし髭だって生えてるじゃん!!」
「それはそうだけど、顔の造り。」
「全然!!普通のオジサンじゃん!!」
「全然オジサンじゃないでしょ!!
そんなこと言ったらお父さんなんて老人になるよ!!」
ショックを受けた顔をしているお父さんをよく観察した後に口を開いた。
「お父さんもオジサンじゃない?」
「オジサンの範囲が随分広いね。
まあ、女子高生にはほとんどの大人がオジサンに見えるのか。
明日はお父さんが松戸さんに作ろうか?」
「いい!私が作る!!
絶対に美味しいって言わせる!!」
「千寿子がこんなに気が強いなんて知らなかったよ。」
お父さんが笑いながらまた2階に上がっていった。
お客さんとしてこの店に来た奥さんが昔は和泉かおりに結構似てて、一目惚れをして。
どうにか頑張って結婚出来たって喜んでたら、娘はもっと和泉かおりに似てて。」
お父さんが他のお客さんにも話すエピソードをオジサンにも話すと、オジサンが楽しそうに笑い続けながらポスターと私の顔を見比べてきた。
「僕も和泉かおりの昔の顔は凄いタイプですね。
お嬢さんを初めて見た時このポスターも飾ってありましたし、もしかしたら和泉かおり本人の娘かなとも思うくらいでしたよ。」
「本当は和泉かおり本人と結婚したかったよね~・・・あ、千寿子、お母さんには言わないでね。」
「言ったところで別に何とも思わないでしょ、そんなの夢物語だって分かってるだろうし。」
それから3人で雑談をしながらオジサンは私が作った料理を食べ、お父さんの前でも「味、濃・・・っ!!」と騒ぎまくっていた。
「はい、明日のご馳走さまの分。」
オジサンがカウンター席に座るお父さんではなく洗い物をしていた私に言って、カウンターに500円玉を置いた。
私は手を拭いてからその500円玉を手に取り握り締めた。
「明日の毎度ありがとうございますの分、貰いました。」
「じゃあ、仕事行ってくる。」
「うん、行って。」
あんなに“味、濃・・・っ!!”を繰り返していた割には満足そうな顔でうちの店を出ていったオジサン。
「千寿子、松戸さんって何の仕事してる人なの?」
「知らない、サラリーマンじゃん?」
「そうなのかな、お父さんは芸能人なのかと思っちゃった。」
それにはオジサンの食器を片付けながら大笑いした。
「どこが!?」
「だって凄い整った顔してなかった?」
「全然!!髪の毛もボサボサだし髭だって生えてるじゃん!!」
「それはそうだけど、顔の造り。」
「全然!!普通のオジサンじゃん!!」
「全然オジサンじゃないでしょ!!
そんなこと言ったらお父さんなんて老人になるよ!!」
ショックを受けた顔をしているお父さんをよく観察した後に口を開いた。
「お父さんもオジサンじゃない?」
「オジサンの範囲が随分広いね。
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明日はお父さんが松戸さんに作ろうか?」
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