72 / 202
5
5-9
しおりを挟む
ふざけたオジサンのお陰で爆笑しながらも広いリビングに入ると、そこには誰もいない。
「今日から小学校も春休みだしね。
みんな休みの日は朝ゆっくりだから。
朝君、朝ご飯は・・・食べてきたみたいだね、おじいちゃんのご飯を。」
「そうっすね、ジサマでも作れるくらいの飯しかうちでは昔から出てこなかったので。」
俺の返事にオジサンは優しい笑顔で深く頷き、それからどこかを指差した。
「じゃあ神社の掃除を手伝ってくれないかな?」
「はい。」
この家にも神社にも初めて来た。
ジサマとバサマが生まれ育った街。
神社に行けることも楽しみにしていた。
なのに・・・
「ちっっっさ!!!!」
家からすぐの所にある小さな神社。
駅から歩いてきた時に通りすぎてはいたけれど、まさかこんなに小さな神社のことだとは思わなかったのでここではないと思っていた。
「ジサマって“神様”って言われてたんだよな!?
“神様”なのにこんなにしょぼい神社だったのかよ!!」
あまりにも衝撃的だったので素の俺でオジサンに聞いた。
オジサンは驚くどころか大きく大きく笑って・・・
「神様なんているわけないでしょ!!
高校生にもなって神様を信じてるとか可愛いね!!」
そう言ってまるで子どもを見るような目で俺のことを見て掃除を始めた。
「いや、だってジサマのことを神様って呼んで家に来る人もいたし。
それにジサマって・・・普通じゃなかったんで。」
どこまで言っていいのか分からずそう濁しながら俺も掃除を始めると、オジサンが普通の感じで喋ってきた。
「お義父さんは色々と分かる人だったからね。」
「・・・ジサマのこと、普通じゃないことを知ってるんですか?」
「知ってるっていうか、僕もそうだから初対面の時から普通に分かってたよ。」
それには驚き神主の姿をしているオジサンの方を見ると・・・
「うちの娘2人も普通ではないからね。
でも少し勘が良いくらいの話だよ。
神様とかそんな大袈裟な。」
オジサンは楽しそうに笑いながら掃除を続けていた。
「今日から小学校も春休みだしね。
みんな休みの日は朝ゆっくりだから。
朝君、朝ご飯は・・・食べてきたみたいだね、おじいちゃんのご飯を。」
「そうっすね、ジサマでも作れるくらいの飯しかうちでは昔から出てこなかったので。」
俺の返事にオジサンは優しい笑顔で深く頷き、それからどこかを指差した。
「じゃあ神社の掃除を手伝ってくれないかな?」
「はい。」
この家にも神社にも初めて来た。
ジサマとバサマが生まれ育った街。
神社に行けることも楽しみにしていた。
なのに・・・
「ちっっっさ!!!!」
家からすぐの所にある小さな神社。
駅から歩いてきた時に通りすぎてはいたけれど、まさかこんなに小さな神社のことだとは思わなかったのでここではないと思っていた。
「ジサマって“神様”って言われてたんだよな!?
“神様”なのにこんなにしょぼい神社だったのかよ!!」
あまりにも衝撃的だったので素の俺でオジサンに聞いた。
オジサンは驚くどころか大きく大きく笑って・・・
「神様なんているわけないでしょ!!
高校生にもなって神様を信じてるとか可愛いね!!」
そう言ってまるで子どもを見るような目で俺のことを見て掃除を始めた。
「いや、だってジサマのことを神様って呼んで家に来る人もいたし。
それにジサマって・・・普通じゃなかったんで。」
どこまで言っていいのか分からずそう濁しながら俺も掃除を始めると、オジサンが普通の感じで喋ってきた。
「お義父さんは色々と分かる人だったからね。」
「・・・ジサマのこと、普通じゃないことを知ってるんですか?」
「知ってるっていうか、僕もそうだから初対面の時から普通に分かってたよ。」
それには驚き神主の姿をしているオジサンの方を見ると・・・
「うちの娘2人も普通ではないからね。
でも少し勘が良いくらいの話だよ。
神様とかそんな大袈裟な。」
オジサンは楽しそうに笑いながら掃除を続けていた。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
なお、スピンオフもございます。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる