【完】秋の夜長に見る恋の夢

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驚いて振り返ると・・・24歳の男の人がいた。



「親が決めた相手だとしても、キミにそこまでの覚悟があって、そんなに可愛い武器を持たれたら、その相手も思わず降参しちゃうだろうね。」



24歳の男の人がそう言って・・・私の鞄の持ち手を掴んでいる男子の手の上に、少しだけ手を添えた。



そして・・・



そして・・・



その目に、鋭い光りを宿らせた・・・。



何故だか、それが分かった・・・。



分かるくらい鋭い光りだったからか、分かった・・・。



「この子の人生は幸せになるよ。
親が決めた相手だとしても、きっと幸せになれる。
最強の女の子だからね、この子は。
キミも気を付けた方がいいよ、この子は社長の娘だからね。
あの社長は大切な一人娘の為ならどんな剣でも振るう危険な社長だからね？」



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