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顔を真っ赤にして、落ち着きなくソワソワする大輝が、小さな声で「はよ・・・」と言った・・・。
「俺・・・!!バスケ部の顧問の所行ってみるから!!」
「バスケ部の?入るんだ?」
久しぶりに、大輝と普通の会話をした。
「1年遅くなったけど、お願いしてみようと思ってる。」
「そうなんだ!入れるといいね!」
笑った俺に、大輝がまた顔を真っ赤にして、息を呑んだ。
「職員室行くけど・・・宗も一緒に行く?」
今度は、俺が驚く。
「うん・・・。どうせ後から呼び出されるだろうから、先に行っておく!」
「俺が、説明する。」
「大輝が?」
「俺が、お前を女みたいって・・・ずっと虐めたからだって・・・。」
大輝が、泣きそうな顔で俺を見る。
「うん、そうだよ?」
「宗・・・」
「でも、そのお陰で、俺は、俺になれた。
それと・・・」
夏生に、出会えた・・・。
「俺・・・!!バスケ部の顧問の所行ってみるから!!」
「バスケ部の?入るんだ?」
久しぶりに、大輝と普通の会話をした。
「1年遅くなったけど、お願いしてみようと思ってる。」
「そうなんだ!入れるといいね!」
笑った俺に、大輝がまた顔を真っ赤にして、息を呑んだ。
「職員室行くけど・・・宗も一緒に行く?」
今度は、俺が驚く。
「うん・・・。どうせ後から呼び出されるだろうから、先に行っておく!」
「俺が、説明する。」
「大輝が?」
「俺が、お前を女みたいって・・・ずっと虐めたからだって・・・。」
大輝が、泣きそうな顔で俺を見る。
「うん、そうだよ?」
「宗・・・」
「でも、そのお陰で、俺は、俺になれた。
それと・・・」
夏生に、出会えた・・・。
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