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愛実の質問にわたしの身体が強ばる。
緊張しながら創さんを見ると、創さんは困った顔をしながら笑う。


「今な~・・・、別にすぐに彼女欲しいってわけではないな~。」


「創一、そうなの?!
お前ウソつくなってーー!!」


「ウソついてねーよ!」


創さんは笑いながら答えると、目の前にある枝豆を見た後にまたビールを飲んだ。
わたしは、創さんの言葉に気持ちが一気に沈んでしまった。



「俺、創一と友里ちゃんはお似合いだな~って思ってたのになー。」



「わたしも!!
創さんと友里絶対合うって!!」



学さんと愛実が急にわたしの名前を出した。
創さんの反応を見るのが怖くて、わたしは慌てた。



「俺はさ・・・」



見たくないのに、聞きたくないのに、創さんは話し始める。



「俺は附属の教師だから、早川とは無理だろ。」




創さんが呟いた一言に、思考が停止した。
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