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ステル殿下が少しだけ目を細め私の唇を見詰めながら顔を近付けてきて、私もステル殿下の唇を見詰めながらその唇に自分の唇を重ねる。
そのまま何度も何度もゆっくりと私の中を突き上げられ続け・・・
続けて・・・
「──────────っっ!!!」
何度目か分からない高みに達した瞬間・・・
ガリ──────────...
無意識に歯を食い縛ってしまい、ステル殿下の舌を噛んでしまったことに気付いた。
「ごめ・・・ね・・・。」
朦朧とする意識の中で謝ると、ステル殿下は私のことを優しく抱き上げフワフワなベッドの上に寝かせた。
そして自分も横になり私のことを優しく抱き締めてきた。
「今日からは俺の部屋で寝ることになるからよく眠るといい。」
そう言って枕の下に隠すようにあったナイフを私に見せてきた。
月明かりに照され輝くそれを朦朧とする意識の中で眺めていると、ステル殿下が私側の枕元に置いた。
それを確認し、私は目を閉じる。
沈んでいく意識の中でステル殿下の低い声が聞こえた。
「この部屋の扉の外には第2騎士団の奴を見張りにつけている。
宮廷は黒い奴らばかりで腐り果てているが、第2騎士団の奴らだけは信頼してもいい。
安心してよく眠るといい。」
そんな声が聞こえ、私は口を開いた。
「第1騎士団も信頼して・・・。」
思ったよりも口は開かず囁く声になってしまった。
でも・・・
「勿論信頼している。」
そんな返事が聞こえたような気がした。
それからステル殿下の舌から出たであろう血の味を最後に感じながら、意識を手放した・・・。
そのまま何度も何度もゆっくりと私の中を突き上げられ続け・・・
続けて・・・
「──────────っっ!!!」
何度目か分からない高みに達した瞬間・・・
ガリ──────────...
無意識に歯を食い縛ってしまい、ステル殿下の舌を噛んでしまったことに気付いた。
「ごめ・・・ね・・・。」
朦朧とする意識の中で謝ると、ステル殿下は私のことを優しく抱き上げフワフワなベッドの上に寝かせた。
そして自分も横になり私のことを優しく抱き締めてきた。
「今日からは俺の部屋で寝ることになるからよく眠るといい。」
そう言って枕の下に隠すようにあったナイフを私に見せてきた。
月明かりに照され輝くそれを朦朧とする意識の中で眺めていると、ステル殿下が私側の枕元に置いた。
それを確認し、私は目を閉じる。
沈んでいく意識の中でステル殿下の低い声が聞こえた。
「この部屋の扉の外には第2騎士団の奴を見張りにつけている。
宮廷は黒い奴らばかりで腐り果てているが、第2騎士団の奴らだけは信頼してもいい。
安心してよく眠るといい。」
そんな声が聞こえ、私は口を開いた。
「第1騎士団も信頼して・・・。」
思ったよりも口は開かず囁く声になってしまった。
でも・・・
「勿論信頼している。」
そんな返事が聞こえたような気がした。
それからステル殿下の舌から出たであろう血の味を最後に感じながら、意識を手放した・・・。
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