【完】死神にウェディングドレスを

Bu-cha

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翌日・・・



「岩渕、ヤバ・・・。」



給食の時間中にそんな声が聞こえ、俺は岩渕の方を見た。
岩渕は今日も一心不乱で飯を食っていて、汚く散らかりまくっている。



それを周りの奴らが引いた顔で見ているのを、俺はそのままにして自分の給食を食べ進める。



学校でまであいつと関わろうとは思わなかったから。



渡と遊ぶ時はあいつもいるから気になるけど、クラスにいる時は別に何も気にならなかったから。



「家族でも何でもねーしな・・・。」



「え?」



呟いた声に、隣の席の奴が反応した。
それを無視しながら給食を食べ・・・



給食を食べて・・・



俺は、立ち上がった。



「中学に行ってくる。」



担任の男に言うと、担任は驚いた顔で俺を見た。



「中学?」



「一応くらいの姉貴の所。」



「お姉さん・・・?
ああ、鮫島君のおじいさんが後見人になっている女の子のこと?」



「そういう話は知らね。
でも、あいつは一応家族だからな、一応。」



そう言ってから、担任が立ち上がろうとするのを見て・・・



俺は走り出した・・・。



「鮫島君・・・!?」



「あいつはまだ生きてるからな!!
もう誰も死なせねーよ!!」



そう叫びながら、教室を飛び出した。



そして、校庭まで走ると・・・



校庭の1番デカい木の上の方にいる奴が・・・。



「的場さん!!給食の時間だから!!
降りてきなさい!!
クラスの子達、みんな給食食べてるよ!?」



木の下にいる大人達の言葉を無視して、そいつは木のてっぺんを目指し登り続ける。



俺と同じクラスの奴・・・。
的場妙子・・・。



副担任が必死な顔をしてそいつを見上げていて、俺は思わず笑った。



「うちのクラス、大変そうだな・・・。」



俺がそう呟いた時・・・



「鮫島君・・・!!
先生達、鮫島君・・・止めてください!!」 



担任の声を背中に聞いて、俺は大笑いしながら学校を飛び出した。
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