【完】死神にウェディングドレスを

Bu-cha

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────────・・・・



「・・・ゃっ、脱がさないで・・・」



素っ裸になった俺の下で、“桃子”は小さく抵抗する。
俺が“桃子”の身体からスーツを脱がそうとしているので、小さく抵抗してくる。



トロンとした顔で、小さく抵抗してくる。



酔っているのだと分かる。
めちゃくちゃ酔っているのだと分かる。



だから・・・



“桃子”はこんな感じで・・・。



何故か、こんな感じで・・・。



俺がこんな最悪なことをしようとしているのに、こんな小さな抵抗しかしなくて・・・。



こんな小さな抵抗なら、止まらなくなる・・・。



身体中がビリビリと痺れまくる中、俺は“桃子”の身体からスーツを剥ぎ取っていく・・・。



「やだ・・・やだ・・・やめて・・・。
恥ずかしい・・・。」



「恥ずかしがんなよ・・・。
俺だって素っ裸だろ・・・。」



俺が小さく呟くと、“桃子”はトロンとした顔で俺の身体を見てきて・・・。
そして、どんどん視線を下に移し下半身を見てきて・・・。
慌てたように視線を逸らした。



そんな“桃子”に笑いながら、俺は口を開いた。



「俺の、どうなってた?
・・・若いからな、元気だろ。」



小さく抵抗を続ける“桃子”のシャツに手を掛ける。
そんな俺の手を“桃子”が白くて細い女の手で止めようとしてくる。



そんな女の手を見ながら、俺は口を開く。



「若いから、俺は元気だよ・・・。
まだまだ死なねーよ・・・。
まだまだ長く生きる・・・。」



“渡よりも、長く生きる・・・。
だから、だから、俺を選んで・・・。
俺を、選んで・・・。
男として、俺を選んで・・・。”



心の中で何度も囁く。



そう、囁く・・・。



「私はババアだから・・・。
32歳になった、ババアだから・・・。
こんな身体見られたくない・・・。
胸だってないし、全然違うから・・・。
若い女の子とは、全然違うから・・・。」



“桃子”がそんなことをトロンとした顔で、泣きながら言い始めたので俺は笑った。



大きく笑いながら、“桃子”のシャツに手を掛け・・・



小さく抵抗を続ける“桃子”から、強引にシャツを脱がせた。



「ババアが好きなんだよ、俺は。
俺はババアが大好きなんだよ、昔からな。」




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