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第三話
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聞き覚えのない着信音がどのアプリから鳴ったのか、なんとなく見当がついた。
昼間メールチェックした時に見つけた見覚えのないアンコンのヤツだろう。
なんのアプリだ?
スパイウェアとかの類だと面倒だな…あ、やっぱり着信通知が一件付いてる…間違いなくこのアプリが鳴ったんだな…。
どうしよう…開いてみるべきか…アプリごと削除してしまうべきか…。
まぁ面倒だから削除の一択だな。
とりあえずアプリのアイコンを長押しして削除を試みる。
ん?
削除ボタンが出てこない…なんだこれ?削除出来ないのか…?
どうしよう…。
数秒葛藤して、とりあえずスマホをテーブルに伏せて置いた。
「えーっと…で、そのイカサガンって何処なんだ?」
「分からない、この球体に書いてある文字も解読不能だ。」
「日本語喋ってるくせに読めないのか?日本語の下に英語でも書いてあるだろ?」
「英語とはなんだ?」
「…はぁ…頭イタくなってきた…。」
先程からまったく進展のない会話に嫌気がさしてきた…。
するとまたあの着信音が立て続けに2回鳴った。
なんだろ?メッセージアプリ的なヤツなのかな?
まさか病院で俺が寝てる間に看護師さんが…いやいやないない…そんな夢見たいな話があってたまるか。
いや…無いから…スマホにはロック掛けてるし、あの看護師さんが、どーやってアプリ入れるんだよ?
待てよ…寝てる隙に指紋認証されてたら………いやいや…やっぱ無いわぁ…。
有らぬ妄想を繰り広げていると余計に見てみたくなってきた…。
ヤバイ…この好奇心には勝てそうにない。
右手でスマホを手に取り、何度か躊躇しながら、遂に親指でアイコンをタップしてしまった。
アプリが起動した瞬間『カシャッ』と音がしてインカメラで写真を撮られてしまった様だ。
「ヤベェ…やっぱその手のアプリだったか…あー最悪だ、後で面倒臭い架空請求なんかが来るんだろうなぁ…開けなきゃよかった…。」
スマホの画面を眺めながら後悔してると何か思いついたのか、満面の笑みでエリーが近寄ってきた。
「おい、なにか書くモノを貸してくれないか?」
真面目に相手をするのも面倒なので、大きめの卓上メモとペンを渡して、あっちへ行けと左手をヒラヒラさせた。
今はそれどころじゃ無いんだ…と顔に出てたのかエリーは、それを察してくれて卓上メモとペンを受け取って、すごすごと元居た位置に戻って床にペタンと座り込んでゴソゴソと何かを書き始めた。
右手に握り締めてあるスマホがまた鳴った。
ほら、早速架空請求が来た………ん?
開いてるアプリの画面には『認証成功』と言う文字と間抜け面した俺の写真、そして何故か名前や生年月日などプロフィールまで細かく設定されたモノが表示されていた。
え?…顔写真撮られただけでこんな情報までわかる訳ないだろ…どう言うことだ?
アプリは見たところ単なるメッセージアプリに見える。
画面の下の部分には着信件数が『5』と表示されていた。
もう半ばどうにでもなれと思い着信件数が表示されているボタンを押してみた。
そこに表示されたのは何処かで見たことのある女の子の顔写真が使われたアイコンと短めのメッセージ。
『ミヨが友達登録されました。』
『私だ!』
『まだ起きてないのか?とんだ寝坊助だな!』
『なんだ?未読スルーか?』
『返事しろよ!話が出来ないだろ!』
最初のメッセージはアプリが出したものだろう。
ミヨって言うんだなこの女の子。
ん?ミヨって誰だっけ?知らない名前だな….。
んー…でもなんか忘れてる様な…。
考えながらスマホの画面を凝視しているとまた新しいメッセージが届いた。
『見てるよな?…無視か?それとも私が解らないのか?…もしくは馬鹿なのか?』
最後の一言にムカついた。
『誰が馬鹿だ!』
思わず返信してしまった。
『なんだ、ちゃんと元の世界に戻れてるじゃないか。ひとまず安心したぞ。』
ん?元の世界?
『お前は誰だ?このアプリはなんだ?架空請求なら払わんぞ!』
『やっぱり馬鹿なのか?』
『うるせー!』
『まぁいい元の世界に戻ったことで、一時的に忘れてしまっているんだろう。』
あれ?
やっぱなんか忘れてる?俺…?
『お前はそっちの世界で事故にあって、死んでもいないのに私の所に来たじゃないか。その時に会っただろ!まだ思い出せないか?』
え?アレって夢オチとかじゃなかったの?
『えーっと…。』
『思い出したか?まぁいっぺんに全部思い出せとは言わないよ。ところで、そこにお前と同い年くらいの女魔導士が居るだろ?』
『え?』
後ろの床でまだ何かを書き続けているエリーを見やった。
アプリ画面の文字入力横に写真を添付出来そうなボタンが有ったのでエリーの写真を撮って送信してみた。
突然光ったフラッシュにエリーは目をパチクリさせながら、こちらを見ている。
『そいつだ。』
こいつが魔導士?ただの魔法使いじゃ無いってコト?
まさかぁ…(笑)
『お前の使う言語で文字を打つのはなかなか面倒だな…通話に切り替えるぞ。』
ミヨからのメッセージを読み終えるとほぼ同時にアプリの画面が通話モードに切り替わった。
恐るおそる繋いでみる。
「も…もしもし?」
『ちゃんと繋がってるな。そいつはお前とは違う世界で今朝モンスターに襲われてな。あえなく死んでしまったんだ。本当は死んだ後、私が審査して次の転生先に魂を送るんだが、ちょっと目を離してる隙に逃げられてしまってな。そのままの姿でそっちの世界に迷い込んだって訳だ。』
「なんで俺ん家なんだよ。」
『ちょっと前にお前がそっちの世界に帰っただろ?その時にお前が扉を開けっぱなしにして帰ったから、お前の居る所に繋がったんだよ。』
「え?俺のせい?」
『まぁお前が原因のひとつでもある。そこでだ、しばらくそいつの面倒を見てもらえないか?』
「え?面倒をって…。ちょっとまて…なんか色々おかしく無いか?」
『何がだ?』
「だってなんであの世の番人がスマホとか持ってんだ?それもアプリまで勝手にインストールしたりして…。」
『そんなことか?何のことはない、私を誰だと思ってる?お前達の言うところの神の一人だぞ。お前の世界を含めて、ここに繋がっている全ての世界のモノは当然把握してるし、そしてその技術も持っていると言う訳だ。だからそっちの世界に無い凄い技術も持ってるぞ!』
「なんの自慢だ…。」
『とりあえず、その女魔導士の行き先が決まるまでで構わん、しばらく面倒を見てやってくれ。』
「や…やだよ…なんでこんなヤツの面倒を…。」
『いいじゃないか、どーせ彼女とか居ないんだろ?』
「大きなお世話だ!だいたいなんで居ないってわかるんだ!」
『そりゃぁ、お前のプロフィールは全て把握してるからだよ。私の仕事を舐めるなよ。』
「俺の個人情報を…プライバシーの侵害だぁ!」
『さて、そろそろ仕事に戻らねば…あ、それと頼み事の件だがまたあとで連絡する。女魔導士の事は頼んだぞ、悪いようにはせんから、じゃヨロシク!』
「ちょまっ…。おーい…。」
ツー…ツー…ツー…。
一方的に通話が切られてしまった。
すかさずリダイヤルしても出る気配が無い。
『まだ話し終わってないだろー!』
ってメッセージを送っても既読すら付かない…。
なんかハメられた気がする…。
§
ちょっとだけ状況が把握出来た。
俺は事故に遭った後、死んでもないのにあの世に行きかけて、あの世の番人であるミヨに追い帰された。
その時に何かを頼まれたらしいが…、頼み事が何だったのかは、まったく覚えて無い。
そしてエリーは、こことは違う異世界からの来訪者だと言うこと。
しかも死んだ後にこっちの世界に迷い込む形で転生して来た魔導士らしい。
でもエリーが言うナントカっってモンスターに殺されたんなら怪我とかしてるんじゃないのか?
あ、そうかあの時の俺と同じで、転生時のオプション的なヤツだな、転生して来る時に死ぬ直前のベストな状態で再生されるってヤツなんだろうな。
俄かには信じがたいが…。
それとあの世の番人ミヨと連絡が取れるアプリがスマホにインストールされている。
今のところ、こっちからは連絡が取れてないが…。
と言うかミヨが無視してやがる…。
もうひとつ重要な事実…ミヨはどうも神っぽい…まぁランクは低そうだが一応何かの神様なんだろうってことだ。
あの世の番人とかやってるから死神的な何かかな?
そんなヤツに逆らったら何されるか分かったもんじゃ無い。
しかし、どうしよう…。
エリーの面倒って…。
いや…その前に蒼葉ネエちゃんになんて説明するか…。
ピロン♪
今度は普通のメッセージアプリが鳴って蒼葉ネエちゃんからの着信を知らせた。
『仕事終わったから今から顔出すねぇ。』
ヤバイ…マジでどーしよ…。
とりあえずコイツは何処かの部屋に隠しとくか?
蒼葉ネエちゃんには申し訳ないが、ちょっとだけ相手をして、早めに帰ってもらおう。
それはそうと、さっきから何を書いてるんだ?コイツは…。
昼間メールチェックした時に見つけた見覚えのないアンコンのヤツだろう。
なんのアプリだ?
スパイウェアとかの類だと面倒だな…あ、やっぱり着信通知が一件付いてる…間違いなくこのアプリが鳴ったんだな…。
どうしよう…開いてみるべきか…アプリごと削除してしまうべきか…。
まぁ面倒だから削除の一択だな。
とりあえずアプリのアイコンを長押しして削除を試みる。
ん?
削除ボタンが出てこない…なんだこれ?削除出来ないのか…?
どうしよう…。
数秒葛藤して、とりあえずスマホをテーブルに伏せて置いた。
「えーっと…で、そのイカサガンって何処なんだ?」
「分からない、この球体に書いてある文字も解読不能だ。」
「日本語喋ってるくせに読めないのか?日本語の下に英語でも書いてあるだろ?」
「英語とはなんだ?」
「…はぁ…頭イタくなってきた…。」
先程からまったく進展のない会話に嫌気がさしてきた…。
するとまたあの着信音が立て続けに2回鳴った。
なんだろ?メッセージアプリ的なヤツなのかな?
まさか病院で俺が寝てる間に看護師さんが…いやいやないない…そんな夢見たいな話があってたまるか。
いや…無いから…スマホにはロック掛けてるし、あの看護師さんが、どーやってアプリ入れるんだよ?
待てよ…寝てる隙に指紋認証されてたら………いやいや…やっぱ無いわぁ…。
有らぬ妄想を繰り広げていると余計に見てみたくなってきた…。
ヤバイ…この好奇心には勝てそうにない。
右手でスマホを手に取り、何度か躊躇しながら、遂に親指でアイコンをタップしてしまった。
アプリが起動した瞬間『カシャッ』と音がしてインカメラで写真を撮られてしまった様だ。
「ヤベェ…やっぱその手のアプリだったか…あー最悪だ、後で面倒臭い架空請求なんかが来るんだろうなぁ…開けなきゃよかった…。」
スマホの画面を眺めながら後悔してると何か思いついたのか、満面の笑みでエリーが近寄ってきた。
「おい、なにか書くモノを貸してくれないか?」
真面目に相手をするのも面倒なので、大きめの卓上メモとペンを渡して、あっちへ行けと左手をヒラヒラさせた。
今はそれどころじゃ無いんだ…と顔に出てたのかエリーは、それを察してくれて卓上メモとペンを受け取って、すごすごと元居た位置に戻って床にペタンと座り込んでゴソゴソと何かを書き始めた。
右手に握り締めてあるスマホがまた鳴った。
ほら、早速架空請求が来た………ん?
開いてるアプリの画面には『認証成功』と言う文字と間抜け面した俺の写真、そして何故か名前や生年月日などプロフィールまで細かく設定されたモノが表示されていた。
え?…顔写真撮られただけでこんな情報までわかる訳ないだろ…どう言うことだ?
アプリは見たところ単なるメッセージアプリに見える。
画面の下の部分には着信件数が『5』と表示されていた。
もう半ばどうにでもなれと思い着信件数が表示されているボタンを押してみた。
そこに表示されたのは何処かで見たことのある女の子の顔写真が使われたアイコンと短めのメッセージ。
『ミヨが友達登録されました。』
『私だ!』
『まだ起きてないのか?とんだ寝坊助だな!』
『なんだ?未読スルーか?』
『返事しろよ!話が出来ないだろ!』
最初のメッセージはアプリが出したものだろう。
ミヨって言うんだなこの女の子。
ん?ミヨって誰だっけ?知らない名前だな….。
んー…でもなんか忘れてる様な…。
考えながらスマホの画面を凝視しているとまた新しいメッセージが届いた。
『見てるよな?…無視か?それとも私が解らないのか?…もしくは馬鹿なのか?』
最後の一言にムカついた。
『誰が馬鹿だ!』
思わず返信してしまった。
『なんだ、ちゃんと元の世界に戻れてるじゃないか。ひとまず安心したぞ。』
ん?元の世界?
『お前は誰だ?このアプリはなんだ?架空請求なら払わんぞ!』
『やっぱり馬鹿なのか?』
『うるせー!』
『まぁいい元の世界に戻ったことで、一時的に忘れてしまっているんだろう。』
あれ?
やっぱなんか忘れてる?俺…?
『お前はそっちの世界で事故にあって、死んでもいないのに私の所に来たじゃないか。その時に会っただろ!まだ思い出せないか?』
え?アレって夢オチとかじゃなかったの?
『えーっと…。』
『思い出したか?まぁいっぺんに全部思い出せとは言わないよ。ところで、そこにお前と同い年くらいの女魔導士が居るだろ?』
『え?』
後ろの床でまだ何かを書き続けているエリーを見やった。
アプリ画面の文字入力横に写真を添付出来そうなボタンが有ったのでエリーの写真を撮って送信してみた。
突然光ったフラッシュにエリーは目をパチクリさせながら、こちらを見ている。
『そいつだ。』
こいつが魔導士?ただの魔法使いじゃ無いってコト?
まさかぁ…(笑)
『お前の使う言語で文字を打つのはなかなか面倒だな…通話に切り替えるぞ。』
ミヨからのメッセージを読み終えるとほぼ同時にアプリの画面が通話モードに切り替わった。
恐るおそる繋いでみる。
「も…もしもし?」
『ちゃんと繋がってるな。そいつはお前とは違う世界で今朝モンスターに襲われてな。あえなく死んでしまったんだ。本当は死んだ後、私が審査して次の転生先に魂を送るんだが、ちょっと目を離してる隙に逃げられてしまってな。そのままの姿でそっちの世界に迷い込んだって訳だ。』
「なんで俺ん家なんだよ。」
『ちょっと前にお前がそっちの世界に帰っただろ?その時にお前が扉を開けっぱなしにして帰ったから、お前の居る所に繋がったんだよ。』
「え?俺のせい?」
『まぁお前が原因のひとつでもある。そこでだ、しばらくそいつの面倒を見てもらえないか?』
「え?面倒をって…。ちょっとまて…なんか色々おかしく無いか?」
『何がだ?』
「だってなんであの世の番人がスマホとか持ってんだ?それもアプリまで勝手にインストールしたりして…。」
『そんなことか?何のことはない、私を誰だと思ってる?お前達の言うところの神の一人だぞ。お前の世界を含めて、ここに繋がっている全ての世界のモノは当然把握してるし、そしてその技術も持っていると言う訳だ。だからそっちの世界に無い凄い技術も持ってるぞ!』
「なんの自慢だ…。」
『とりあえず、その女魔導士の行き先が決まるまでで構わん、しばらく面倒を見てやってくれ。』
「や…やだよ…なんでこんなヤツの面倒を…。」
『いいじゃないか、どーせ彼女とか居ないんだろ?』
「大きなお世話だ!だいたいなんで居ないってわかるんだ!」
『そりゃぁ、お前のプロフィールは全て把握してるからだよ。私の仕事を舐めるなよ。』
「俺の個人情報を…プライバシーの侵害だぁ!」
『さて、そろそろ仕事に戻らねば…あ、それと頼み事の件だがまたあとで連絡する。女魔導士の事は頼んだぞ、悪いようにはせんから、じゃヨロシク!』
「ちょまっ…。おーい…。」
ツー…ツー…ツー…。
一方的に通話が切られてしまった。
すかさずリダイヤルしても出る気配が無い。
『まだ話し終わってないだろー!』
ってメッセージを送っても既読すら付かない…。
なんかハメられた気がする…。
§
ちょっとだけ状況が把握出来た。
俺は事故に遭った後、死んでもないのにあの世に行きかけて、あの世の番人であるミヨに追い帰された。
その時に何かを頼まれたらしいが…、頼み事が何だったのかは、まったく覚えて無い。
そしてエリーは、こことは違う異世界からの来訪者だと言うこと。
しかも死んだ後にこっちの世界に迷い込む形で転生して来た魔導士らしい。
でもエリーが言うナントカっってモンスターに殺されたんなら怪我とかしてるんじゃないのか?
あ、そうかあの時の俺と同じで、転生時のオプション的なヤツだな、転生して来る時に死ぬ直前のベストな状態で再生されるってヤツなんだろうな。
俄かには信じがたいが…。
それとあの世の番人ミヨと連絡が取れるアプリがスマホにインストールされている。
今のところ、こっちからは連絡が取れてないが…。
と言うかミヨが無視してやがる…。
もうひとつ重要な事実…ミヨはどうも神っぽい…まぁランクは低そうだが一応何かの神様なんだろうってことだ。
あの世の番人とかやってるから死神的な何かかな?
そんなヤツに逆らったら何されるか分かったもんじゃ無い。
しかし、どうしよう…。
エリーの面倒って…。
いや…その前に蒼葉ネエちゃんになんて説明するか…。
ピロン♪
今度は普通のメッセージアプリが鳴って蒼葉ネエちゃんからの着信を知らせた。
『仕事終わったから今から顔出すねぇ。』
ヤバイ…マジでどーしよ…。
とりあえずコイツは何処かの部屋に隠しとくか?
蒼葉ネエちゃんには申し訳ないが、ちょっとだけ相手をして、早めに帰ってもらおう。
それはそうと、さっきから何を書いてるんだ?コイツは…。
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