30 / 87
第1章 ◆ はじまりと出会いと
30. ハラハラな料理実習②
しおりを挟む
突然現れた小さな女の子にびっくりして、摘まんでいたカップを落としそうになりました。
女の子もそれにびっくりしてカップを支えます。
慌ててカップを手のひらに乗せ直すと、女の子も一緒にそこに座りました。
女の子の小ささにびっくりするばかりです。
「え、えと、びっくりさせちゃって、ごめんね。さっきの声はあなた?」
『うんっ、わたし!わたしも驚かせてごめんね』
小さな女の子は、背中の羽をパタパタさせながら答えてくれました。
蝶のような羽は淡く黄色がかっていて、透けていました。
羽が動くたびにキラキラと光がこぼれて、とてもきれいです!
カップの大きさが女の子の手にぴったりなので、このティーセットはこの子の物なんだと思いました。
『それにしても、驚いた~。あなた、わたしが見えるのね』
「え?」
『わたしは光妖精のフェルーテ。楽しいことが大好きなの。人間によく悪戯して遊んでるわ♪』
よ、妖精さん…!!?
びっくりしすぎて、言葉が出ません。
妖精は確かに存在しているのですが、私達人間がその存在を知ることができるのは伝承や物語、絵本、絵画などの中だけです。
どうしてかというと、人間の目にはその姿を映すことができないからです。
妖精は精霊とエルフの間に位置していて、妖精に近いエルフさんなら見える人がいるそうですが、人間で実際に姿を見た人はいないと言われています。
グループ研究発表の時、「精霊と妖精」を発表したグループが精霊についての説明の方が多かったのは、そのせいだと思います。
妖精はおとぎ話のようなもので、本当はどんな姿をしているのか、どんな風に生きているのかも私達にはわからないのです。
その妖精さんが目の前にいる……!
これでびっくりしない方がおかしいです。
そんな私の様子を気にもせず、フェルーテちゃんは話し続けます。
『さっきまで他の妖精と遊んでたんだけど、喉が渇いたからティーセットがあるここに帰ってきたのよ。そしたらあなたがいて、とてもいい匂いがしたから思わず叫んじゃったのよね』
「いい匂いって…あ!」
さっき先生にもらった魔法の調味料を持ってきます。
フェルーテちゃんはその小瓶を見て目を輝かせました。
『きゃ~!!やっぱり!妖精の雫じゃない!これ、紅茶に入れるとおいしいのよね!滅多に手に入らない調味料なのよ!?』
「そ、そうなの?先生にもらったんだけど…」
特定の者って…妖精さんのことだったんですね。
先生はどうしてこれを持っていたんでしょう?
しかも、そんな貴重なものを私にくれるなんて…。
『先生…ってことは、あなた、もしかしてエヴァンの生徒?』
「うん。今、調理実習をしてて、エヴァン先生が担当してるよ」
紹介が遅れましたが、授業は担任以外の先生も担当してくれます。
文字の読み書きや計算は担任のリスト先生が教えてくれます。
魔法実技の教室での授業もリスト先生、野外授業だとギル先生、エヴァン先生が見てくれます。
あと、グループ研究はミリア先生です。ちなみに、ミリア先生だけが女の人です。
『そうだったのね~。それじゃあ、今エヴァンはどこにいるかしら?』
「準備室にいるよ」
どうやらフェルーテちゃんとエヴァン先生は知り合いみたいです。
フェルーテちゃんの表情から、とても仲がいいように見えます。
フェルーテちゃんは、すいっと私の手から離れて飛んで行ってしまいました。
きらきらと光が舞って、フェルーテちゃんが通った跡がよくわかります。
あ!扉、開けてあげないと!
準備室の扉は閉まっていて、小さなフェルーテちゃんでは開けられません。
そう思って遅れて追いかけたら、簡単に扉が開きました。
それにびっくりして見つめると、エヴァン先生が中から扉を開けてくれたようでした。
「フェルーテ、来ていたのですか」
『ええ、エヴァン!ねえ、あの子にあげた妖精の雫、まだ残ってる?』
興奮したようにパタパタと羽を動かすフェルーテちゃん。…かわいい。
「ごめんね、あの小瓶で最後なんです。次を作ろうにも、もう素材がないんですよ」
『えええ~~~っ』
フェルーテちゃんは心底がっかりした顔で、なんだか悪いなと思ってしまいました。
小瓶の中の調味料は少ないけど、フェルーテちゃんの紅茶に使っても大して減らないよね?
そう思って、フェルーテちゃんに小瓶を差し出します。
「フェルーテちゃん、よかったら使って?ちょっとだけなら、大丈夫だよ」
『本当!?』
ぱあっと顔を輝かせて、私の周りを飛ぶフェルーテちゃんはとてもうれしそうでした。
ひらひらと蝶が踊っているようで、私まで笑顔になってしまいます。
そんな私達の様子をエヴァン先生は微笑んで見ていました。
「フェルーテ、クリスさんにも淹れてあげてください。魔法で人間サイズにするから、量は気にしなくて大丈夫ですよ」
『ええ!もちろん!あなた、クリスっていうのね。とびきりおいしいのを淹れるから!』
フェルーテちゃんは、私の頬にチュッとキスをして、ひらひらとティーセットを取りに行きました。
いきなりの頬へのキスにびっくりして固まってしまいます。
エヴァン先生は、笑いながら準備室の奥から紅茶の葉が入っている瓶を持ってきます。
「クリスさん、よかったですね。妖精のキスは小さな祝福魔法です。ちょっとだけいいことがあるかもしれないですよ」
「そ、そうなんですか?」
「はい。妖精のキスはなかなかもらえないものですよ?フェルーテはクリスさんが気に入ったみたいですね」
エヴァン先生は、そう言ってウィンクをくれました。
わああっ!妖精さんに祝福をもらっちゃいました…!
なんだかもう、それだけで幸せです。
幸せ気分になっていると、フェルーテちゃんがティーセットを持って帰ってきました。
『お待たせ~。エヴァン、紅茶の葉、ちょうだいっ』
「はいはい。ここに。茶葉は、リラの葉が入っているものを選びましたよ」
エヴァン先生は慣れたようにフェルーテちゃんのティーポットに紅茶の葉を入れます。
よく見ると葉は細かく刻まれていて、小さなティーポットに難なく入りました。
『ありがとう!さすがエヴァン、妖精の雫にぴったりな茶葉ね!』
「どういたしまして」
コロコロと笑うフェルーテちゃんと微笑むエヴァン先生。
…あれ?
この二人、なんだかとても雰囲気が似ている気がします。
元気なフェルーテちゃんと穏やかなエヴァン先生だと全然違うと思うんだけど、どうしてかそう思いました。
フェルーテちゃんは、ティーポットにお湯を入れて蓋をすると、クルクルと指で円を描いてティーポットに魔法をかけます。
『おいしくなあれ。おいしくなあれ』
指で円を描くたび、キラキラと光の粒がティ-ポットの周りを漂います。
最後にはフェルーテちゃんの羽と同じ色の淡い光がティーポット全体を包みました。
『よーしっ!あとは妖精の雫ね!』
フェルーテちゃんは小さなティーカップ三つに妖精の雫を垂らします。
カップの底に注がれた雫は、まるで雨粒のようでした。
少しして、淡く光っていたティーポットが光を失い、フェルーテちゃんがカップにちょっとずつ紅茶を注いでいきます。
紅茶がキラキラとカップに入る様は、まるで光を注いでいるかのような、とても幻想的な光景でした。
びっくりしたのは、紅茶がカップに入った瞬間、その紅茶の色がピンク色に変わったことでした。
「ええっ!?どうなってるの??」
「はははっ、どんな紅茶も妖精の雫を入れるとピンク色に変わってしまうんです。不思議でしょう?」
とてもびっくりした私に笑いながらエヴァン先生が言いました。
そして、「大きくなあれ」と言ってパチンっと指を鳴らします。すると、二人分のカップが人間サイズになりました。
すごい!絵本の中に出てくる、不思議なお茶会をしているみたい!
フェルーテちゃんが紅茶のカップにスプーンを添えて、自信満々に言います。
『さあ、クリス!召し上がれ!』
「うんっ、いただきます」
フェルーテちゃんが淹れてくれた紅茶は、とてもおいしくて私好みでした。
甘い香りの中に、ちょっとだけ酸っぱさがあって、お菓子にスコーンを食べたくなっちゃいます。
エヴァン先生が「試してみる?」と言って渡してくれた、妖精の雫が入ってない方も飲んでみました。
「…っ!?ごほっ、ごほっ…っ」
想像とは違った味に思わず咳き込みます。
それはすごく苦くて、まるで薬草が入ったお茶のような味がしました。
先生が慌てて水を持ってきてくれて、口に流し込みます。
『エヴァン、何飲ませてるのよー!人間にはこの紅茶は苦すぎるわよ!』
ぽかぽかとエヴァン先生を叩きながら怒るフェルーテちゃん。
「ご、ごめんね、クリスさん!そこまで咳き込むとは思わなくて…」
困り顔の先生とぷんぷん怒っているフェルーテちゃんのやり取りがなんだかかわいくて、思わず笑ってしまいました。
先生が言うには、この紅茶は人にあまり好まれないものらしいです。
でも、とても高い効能を持っているそうで、飲めばすぐに体がポカポカになります。良薬は口に苦し、ですね。
そんなリラの紅茶をこんなにおいしくできる妖精の雫は、もしかしたら合わせるものによって味も香りも変えるのかもしれないです。
ハンバーグに使うのはもったいないかも?
こうして、紅茶を飲みながらエヴァン先生とフェルーテちゃんとおしゃべりして、みんなの帰りを待ちました。
この楽しいひと時、私は重大なことに気がついていませんでした。
女の子もそれにびっくりしてカップを支えます。
慌ててカップを手のひらに乗せ直すと、女の子も一緒にそこに座りました。
女の子の小ささにびっくりするばかりです。
「え、えと、びっくりさせちゃって、ごめんね。さっきの声はあなた?」
『うんっ、わたし!わたしも驚かせてごめんね』
小さな女の子は、背中の羽をパタパタさせながら答えてくれました。
蝶のような羽は淡く黄色がかっていて、透けていました。
羽が動くたびにキラキラと光がこぼれて、とてもきれいです!
カップの大きさが女の子の手にぴったりなので、このティーセットはこの子の物なんだと思いました。
『それにしても、驚いた~。あなた、わたしが見えるのね』
「え?」
『わたしは光妖精のフェルーテ。楽しいことが大好きなの。人間によく悪戯して遊んでるわ♪』
よ、妖精さん…!!?
びっくりしすぎて、言葉が出ません。
妖精は確かに存在しているのですが、私達人間がその存在を知ることができるのは伝承や物語、絵本、絵画などの中だけです。
どうしてかというと、人間の目にはその姿を映すことができないからです。
妖精は精霊とエルフの間に位置していて、妖精に近いエルフさんなら見える人がいるそうですが、人間で実際に姿を見た人はいないと言われています。
グループ研究発表の時、「精霊と妖精」を発表したグループが精霊についての説明の方が多かったのは、そのせいだと思います。
妖精はおとぎ話のようなもので、本当はどんな姿をしているのか、どんな風に生きているのかも私達にはわからないのです。
その妖精さんが目の前にいる……!
これでびっくりしない方がおかしいです。
そんな私の様子を気にもせず、フェルーテちゃんは話し続けます。
『さっきまで他の妖精と遊んでたんだけど、喉が渇いたからティーセットがあるここに帰ってきたのよ。そしたらあなたがいて、とてもいい匂いがしたから思わず叫んじゃったのよね』
「いい匂いって…あ!」
さっき先生にもらった魔法の調味料を持ってきます。
フェルーテちゃんはその小瓶を見て目を輝かせました。
『きゃ~!!やっぱり!妖精の雫じゃない!これ、紅茶に入れるとおいしいのよね!滅多に手に入らない調味料なのよ!?』
「そ、そうなの?先生にもらったんだけど…」
特定の者って…妖精さんのことだったんですね。
先生はどうしてこれを持っていたんでしょう?
しかも、そんな貴重なものを私にくれるなんて…。
『先生…ってことは、あなた、もしかしてエヴァンの生徒?』
「うん。今、調理実習をしてて、エヴァン先生が担当してるよ」
紹介が遅れましたが、授業は担任以外の先生も担当してくれます。
文字の読み書きや計算は担任のリスト先生が教えてくれます。
魔法実技の教室での授業もリスト先生、野外授業だとギル先生、エヴァン先生が見てくれます。
あと、グループ研究はミリア先生です。ちなみに、ミリア先生だけが女の人です。
『そうだったのね~。それじゃあ、今エヴァンはどこにいるかしら?』
「準備室にいるよ」
どうやらフェルーテちゃんとエヴァン先生は知り合いみたいです。
フェルーテちゃんの表情から、とても仲がいいように見えます。
フェルーテちゃんは、すいっと私の手から離れて飛んで行ってしまいました。
きらきらと光が舞って、フェルーテちゃんが通った跡がよくわかります。
あ!扉、開けてあげないと!
準備室の扉は閉まっていて、小さなフェルーテちゃんでは開けられません。
そう思って遅れて追いかけたら、簡単に扉が開きました。
それにびっくりして見つめると、エヴァン先生が中から扉を開けてくれたようでした。
「フェルーテ、来ていたのですか」
『ええ、エヴァン!ねえ、あの子にあげた妖精の雫、まだ残ってる?』
興奮したようにパタパタと羽を動かすフェルーテちゃん。…かわいい。
「ごめんね、あの小瓶で最後なんです。次を作ろうにも、もう素材がないんですよ」
『えええ~~~っ』
フェルーテちゃんは心底がっかりした顔で、なんだか悪いなと思ってしまいました。
小瓶の中の調味料は少ないけど、フェルーテちゃんの紅茶に使っても大して減らないよね?
そう思って、フェルーテちゃんに小瓶を差し出します。
「フェルーテちゃん、よかったら使って?ちょっとだけなら、大丈夫だよ」
『本当!?』
ぱあっと顔を輝かせて、私の周りを飛ぶフェルーテちゃんはとてもうれしそうでした。
ひらひらと蝶が踊っているようで、私まで笑顔になってしまいます。
そんな私達の様子をエヴァン先生は微笑んで見ていました。
「フェルーテ、クリスさんにも淹れてあげてください。魔法で人間サイズにするから、量は気にしなくて大丈夫ですよ」
『ええ!もちろん!あなた、クリスっていうのね。とびきりおいしいのを淹れるから!』
フェルーテちゃんは、私の頬にチュッとキスをして、ひらひらとティーセットを取りに行きました。
いきなりの頬へのキスにびっくりして固まってしまいます。
エヴァン先生は、笑いながら準備室の奥から紅茶の葉が入っている瓶を持ってきます。
「クリスさん、よかったですね。妖精のキスは小さな祝福魔法です。ちょっとだけいいことがあるかもしれないですよ」
「そ、そうなんですか?」
「はい。妖精のキスはなかなかもらえないものですよ?フェルーテはクリスさんが気に入ったみたいですね」
エヴァン先生は、そう言ってウィンクをくれました。
わああっ!妖精さんに祝福をもらっちゃいました…!
なんだかもう、それだけで幸せです。
幸せ気分になっていると、フェルーテちゃんがティーセットを持って帰ってきました。
『お待たせ~。エヴァン、紅茶の葉、ちょうだいっ』
「はいはい。ここに。茶葉は、リラの葉が入っているものを選びましたよ」
エヴァン先生は慣れたようにフェルーテちゃんのティーポットに紅茶の葉を入れます。
よく見ると葉は細かく刻まれていて、小さなティーポットに難なく入りました。
『ありがとう!さすがエヴァン、妖精の雫にぴったりな茶葉ね!』
「どういたしまして」
コロコロと笑うフェルーテちゃんと微笑むエヴァン先生。
…あれ?
この二人、なんだかとても雰囲気が似ている気がします。
元気なフェルーテちゃんと穏やかなエヴァン先生だと全然違うと思うんだけど、どうしてかそう思いました。
フェルーテちゃんは、ティーポットにお湯を入れて蓋をすると、クルクルと指で円を描いてティーポットに魔法をかけます。
『おいしくなあれ。おいしくなあれ』
指で円を描くたび、キラキラと光の粒がティ-ポットの周りを漂います。
最後にはフェルーテちゃんの羽と同じ色の淡い光がティーポット全体を包みました。
『よーしっ!あとは妖精の雫ね!』
フェルーテちゃんは小さなティーカップ三つに妖精の雫を垂らします。
カップの底に注がれた雫は、まるで雨粒のようでした。
少しして、淡く光っていたティーポットが光を失い、フェルーテちゃんがカップにちょっとずつ紅茶を注いでいきます。
紅茶がキラキラとカップに入る様は、まるで光を注いでいるかのような、とても幻想的な光景でした。
びっくりしたのは、紅茶がカップに入った瞬間、その紅茶の色がピンク色に変わったことでした。
「ええっ!?どうなってるの??」
「はははっ、どんな紅茶も妖精の雫を入れるとピンク色に変わってしまうんです。不思議でしょう?」
とてもびっくりした私に笑いながらエヴァン先生が言いました。
そして、「大きくなあれ」と言ってパチンっと指を鳴らします。すると、二人分のカップが人間サイズになりました。
すごい!絵本の中に出てくる、不思議なお茶会をしているみたい!
フェルーテちゃんが紅茶のカップにスプーンを添えて、自信満々に言います。
『さあ、クリス!召し上がれ!』
「うんっ、いただきます」
フェルーテちゃんが淹れてくれた紅茶は、とてもおいしくて私好みでした。
甘い香りの中に、ちょっとだけ酸っぱさがあって、お菓子にスコーンを食べたくなっちゃいます。
エヴァン先生が「試してみる?」と言って渡してくれた、妖精の雫が入ってない方も飲んでみました。
「…っ!?ごほっ、ごほっ…っ」
想像とは違った味に思わず咳き込みます。
それはすごく苦くて、まるで薬草が入ったお茶のような味がしました。
先生が慌てて水を持ってきてくれて、口に流し込みます。
『エヴァン、何飲ませてるのよー!人間にはこの紅茶は苦すぎるわよ!』
ぽかぽかとエヴァン先生を叩きながら怒るフェルーテちゃん。
「ご、ごめんね、クリスさん!そこまで咳き込むとは思わなくて…」
困り顔の先生とぷんぷん怒っているフェルーテちゃんのやり取りがなんだかかわいくて、思わず笑ってしまいました。
先生が言うには、この紅茶は人にあまり好まれないものらしいです。
でも、とても高い効能を持っているそうで、飲めばすぐに体がポカポカになります。良薬は口に苦し、ですね。
そんなリラの紅茶をこんなにおいしくできる妖精の雫は、もしかしたら合わせるものによって味も香りも変えるのかもしれないです。
ハンバーグに使うのはもったいないかも?
こうして、紅茶を飲みながらエヴァン先生とフェルーテちゃんとおしゃべりして、みんなの帰りを待ちました。
この楽しいひと時、私は重大なことに気がついていませんでした。
0
あなたにおすすめの小説
あなたの片想いを聞いてしまった夜
柴田はつみ
恋愛
「『好きな人がいる』——その一言で、私の世界は音を失った。」
公爵令嬢リリアーヌの初恋は、隣家の若き公爵アレクシスだった。
政務や領地行事で顔を合わせるたび、言葉少なな彼の沈黙さえ、彼女には優しさに聞こえた。——毎日会える。それだけで十分幸せだと信じていた。
しかしある日、回廊の陰で聞いてしまう。
「好きな人がいる。……片想いなんだ」
名前は出ない。だから、リリアーヌの胸は残酷に結論を作る。自分ではないのだ、と。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが
初
ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。
自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~
浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。
本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。
※2024.8.5 番外編を2話追加しました!
精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~
如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる
その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う
稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある
まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが…
だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた…
そんな時に生まれたシャルロッテ
全属性の加護を持つ少女
いったいこれからどうなるのか…
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる