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第二章 異世界の価値観を知る。
プライド高い魔道具師と噛み合わない勇者〜商品の作り方と砂漠の国〜
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「中々戻ってこないな、何してるんだ。」
(心配になってきた、生きて帰ってくるよな。
わたしのせいでしなれても困るぞ。)
イライラしているが、心配なエイチ。
ガチャとドアを開ける音がした。
「戻ってきたか、何してたんだ、心配したぞ…
あっ、心配はしてないぞ!」
慌てて、言い直すエイチ。
「心配してくださったのですね、優しい一面も
あるのですね。見直しました。」
からかうように言うマユミ。
「心配はしてないと言ってるだろ。
それで私の商品は?」
気になって仕方ないエイチ。
「これ!まだまだあるよ。」
丁寧にカバンから出すユウ。
「はぁー!私の商品たちだ!本物だ。
素晴らしい!私の商品は素晴らしい。」
すりすりするエイチ。
「うっ…良かったわね。」
引くルカ。
「引くな、今回のこと、感謝する…。
これで商売が再開できる…。」
照れながら感謝するエイチ。
「良かったな、なぁお礼によ、これどうやって
作ってるから教えてくれよ。気になる。
俺は模倣したりできないし。
ユウ、ルカ、マユミもできないからな。」
仕組みが気になるレン。
「良いだろう、これは模倣なんてできない。
私にしか作れないからな。
魔石っていうな魔力を溜められるものがある。
そこに私のサンダーという雷魔法を加えれば
回路を通して、使えるようになる。」
エイチは雷魔法が使えた。
「えっ、すごいな。でも雷苦手なのに大丈夫
なのか?」
前、雷に怯えていたのを見ていたので、
疑問に思うレン。
「はぁ、だから雷は嫌いなだけで、苦手ではない。
それにこの魔法は自分でコントロールできるから
問題はない。分かったか。」
認めないエイチ。
「わ、分かった。そんなに怒らなくても良いだろ。
仕組みが知れて良かったぜ。ありがとよ。」
エイチが顔を近づけてきたのを避けつつ、
仕組みを教えてくれたことに感謝するレン。
「うん、すごいよ。これからも大事にコネクトを
使っていくよ。ありがとう、良い商品売って
くれて。」
感謝するユウ。
「べ、別に。当たり前なことしてるだけだ。
革命を起こし、大商人になるためにな。」
照れながらも、自分の夢を語るエイチ。
4人はその後、ギルドからも悪徳商人ストラーノ
をダークエルフとともに捕まえてくれたことに
褒美をもらった。
ギルドはダークエルフたちのオアシスで
ストラーノを引き渡してもらう交渉をする
そうだ。
ユウたちはお昼を食べた後、砂漠にある国を
目指し、旅立った。
~砂漠の国ミネラーレ~
「ここが砂漠の国ミネラーレかぁ。より良い商品
が集まるって言う。エイチが大商人ばかりいる
と言ってた。」
ほぉーと周りを見渡すユウ。
「町の商人が目指す場所ってわけか。
たしかに高価で品質も良さそうなものばかり
だな。」(レン)
町は屋台式多かったが、ここではしっかり店と
なっている。
「服がたくさん売ってる。おしゃれをする人が
多いみたいね。」(ルカ)
周りの人の服装を見るとカラフルで豪華そうな
ものが多い。
「近くに鉱山でもあるのでしょうか。
金や銀などがあればこのように高いものも
買うのは容易でしょう。」
考察するマユミ。
「お嬢さん、知らないのかい。
ここはまさに金でここまで成長した国なんだよ。
周りは砂ばかりだが、近くに鉱山がある
からね。」
マユミに笑顔で話すお年寄り。
「そうなのですね。教えてくださりありがとう
ございます。」
姿勢を低くしてお礼を言うマユミ。
「マユミ、行くよ。」
呼びかけるユウ。
「はい、今すぐ。それでは失礼します。」
丁寧にゆっくり言うマユミ。走ってユウたちの
ところに行く。
冒険者ギルドはとても大きく、百貨店ぐらいの
大きさだった。
「お金持ちってなんで建物でもなんでも
大きくしたがるの。」
呆れ気味のルカ。
「大きさは権力の大きさを示します。
綺麗であったりすることもこだわりなの
でしょう。」
お嬢様であるマユミは理解しているようだ。
「中もきれいだね、ホテルみたいだ。
受付があるよ。すみませーん。」
ユウは受付に行く。
「ようこそ、冒険者ギルドへ。
クエスト受注をご希望ですか?」
笑顔で対応する受付。
「はい、調査でも討伐依頼でもなんでも。
僕含めて4人です。」
やる気があるユウ。
「なんでもですか…なら!秘密の洞窟をご存知ですか?」
勢いよく言う受付。
「この国にきたばかりで知らないです…。」
気まずそうに言うユウ。
「そこで、最先端の服を勝手に売っているとかで
王がそこの店主を連れてこいと聞かないのです。
それでこちらでクエストとして展開
したのですが、誰も受けたがらず…。
場所も人物も不明なのもあって、選ばれた
ものしか辿り着けないという情報のみ。
辿り着けた人はクエストになる前のみ。」
だんだん元気がなくなる受付。
「受けます!運には自信があります!
みつけて連れてきます。」
助けてあげたい精神が働くユウ。
「ありがとうございます!
それでは手続きしますね。」
丁寧に手続きしていく受付。
紙を渡して、ユウが受け取り仲間の元に。
「ユウ、クエスト受けてきたか?
今回はなんだ?」
きた途端に聞くレン。
「秘密の洞窟を探す
クエストだよ。これが情報。」
みんなに見せるユウ。
「これ、情報少な過ぎじゃない!
どうやって探すのよ。運次第なんて。」
怒るルカ。
「まぁまぁ、ルカ。最先端の服を作る点が
気になりますね。もしかしたら双子の
クラスメイトかもしれません。」
心当たりがあるマユミ。
「縫の2人ね。
縫 布織と縫 彩織よね。たしかにあの一番器用な布織と
ファッション部の設立した彩織ならありえる。」
共感するルカ。
「クラスメイトの可能性があるなら、
やるっきゃないな。頑張ろうぜ、ユウ。」
やる気満々なレン。
「うん、そうだね。旅の目的の一つだから。」
やる気をより出すユウ。
四人は少ない情報を頼りに砂漠に探しにいくの
だった…。
(心配になってきた、生きて帰ってくるよな。
わたしのせいでしなれても困るぞ。)
イライラしているが、心配なエイチ。
ガチャとドアを開ける音がした。
「戻ってきたか、何してたんだ、心配したぞ…
あっ、心配はしてないぞ!」
慌てて、言い直すエイチ。
「心配してくださったのですね、優しい一面も
あるのですね。見直しました。」
からかうように言うマユミ。
「心配はしてないと言ってるだろ。
それで私の商品は?」
気になって仕方ないエイチ。
「これ!まだまだあるよ。」
丁寧にカバンから出すユウ。
「はぁー!私の商品たちだ!本物だ。
素晴らしい!私の商品は素晴らしい。」
すりすりするエイチ。
「うっ…良かったわね。」
引くルカ。
「引くな、今回のこと、感謝する…。
これで商売が再開できる…。」
照れながら感謝するエイチ。
「良かったな、なぁお礼によ、これどうやって
作ってるから教えてくれよ。気になる。
俺は模倣したりできないし。
ユウ、ルカ、マユミもできないからな。」
仕組みが気になるレン。
「良いだろう、これは模倣なんてできない。
私にしか作れないからな。
魔石っていうな魔力を溜められるものがある。
そこに私のサンダーという雷魔法を加えれば
回路を通して、使えるようになる。」
エイチは雷魔法が使えた。
「えっ、すごいな。でも雷苦手なのに大丈夫
なのか?」
前、雷に怯えていたのを見ていたので、
疑問に思うレン。
「はぁ、だから雷は嫌いなだけで、苦手ではない。
それにこの魔法は自分でコントロールできるから
問題はない。分かったか。」
認めないエイチ。
「わ、分かった。そんなに怒らなくても良いだろ。
仕組みが知れて良かったぜ。ありがとよ。」
エイチが顔を近づけてきたのを避けつつ、
仕組みを教えてくれたことに感謝するレン。
「うん、すごいよ。これからも大事にコネクトを
使っていくよ。ありがとう、良い商品売って
くれて。」
感謝するユウ。
「べ、別に。当たり前なことしてるだけだ。
革命を起こし、大商人になるためにな。」
照れながらも、自分の夢を語るエイチ。
4人はその後、ギルドからも悪徳商人ストラーノ
をダークエルフとともに捕まえてくれたことに
褒美をもらった。
ギルドはダークエルフたちのオアシスで
ストラーノを引き渡してもらう交渉をする
そうだ。
ユウたちはお昼を食べた後、砂漠にある国を
目指し、旅立った。
~砂漠の国ミネラーレ~
「ここが砂漠の国ミネラーレかぁ。より良い商品
が集まるって言う。エイチが大商人ばかりいる
と言ってた。」
ほぉーと周りを見渡すユウ。
「町の商人が目指す場所ってわけか。
たしかに高価で品質も良さそうなものばかり
だな。」(レン)
町は屋台式多かったが、ここではしっかり店と
なっている。
「服がたくさん売ってる。おしゃれをする人が
多いみたいね。」(ルカ)
周りの人の服装を見るとカラフルで豪華そうな
ものが多い。
「近くに鉱山でもあるのでしょうか。
金や銀などがあればこのように高いものも
買うのは容易でしょう。」
考察するマユミ。
「お嬢さん、知らないのかい。
ここはまさに金でここまで成長した国なんだよ。
周りは砂ばかりだが、近くに鉱山がある
からね。」
マユミに笑顔で話すお年寄り。
「そうなのですね。教えてくださりありがとう
ございます。」
姿勢を低くしてお礼を言うマユミ。
「マユミ、行くよ。」
呼びかけるユウ。
「はい、今すぐ。それでは失礼します。」
丁寧にゆっくり言うマユミ。走ってユウたちの
ところに行く。
冒険者ギルドはとても大きく、百貨店ぐらいの
大きさだった。
「お金持ちってなんで建物でもなんでも
大きくしたがるの。」
呆れ気味のルカ。
「大きさは権力の大きさを示します。
綺麗であったりすることもこだわりなの
でしょう。」
お嬢様であるマユミは理解しているようだ。
「中もきれいだね、ホテルみたいだ。
受付があるよ。すみませーん。」
ユウは受付に行く。
「ようこそ、冒険者ギルドへ。
クエスト受注をご希望ですか?」
笑顔で対応する受付。
「はい、調査でも討伐依頼でもなんでも。
僕含めて4人です。」
やる気があるユウ。
「なんでもですか…なら!秘密の洞窟をご存知ですか?」
勢いよく言う受付。
「この国にきたばかりで知らないです…。」
気まずそうに言うユウ。
「そこで、最先端の服を勝手に売っているとかで
王がそこの店主を連れてこいと聞かないのです。
それでこちらでクエストとして展開
したのですが、誰も受けたがらず…。
場所も人物も不明なのもあって、選ばれた
ものしか辿り着けないという情報のみ。
辿り着けた人はクエストになる前のみ。」
だんだん元気がなくなる受付。
「受けます!運には自信があります!
みつけて連れてきます。」
助けてあげたい精神が働くユウ。
「ありがとうございます!
それでは手続きしますね。」
丁寧に手続きしていく受付。
紙を渡して、ユウが受け取り仲間の元に。
「ユウ、クエスト受けてきたか?
今回はなんだ?」
きた途端に聞くレン。
「秘密の洞窟を探す
クエストだよ。これが情報。」
みんなに見せるユウ。
「これ、情報少な過ぎじゃない!
どうやって探すのよ。運次第なんて。」
怒るルカ。
「まぁまぁ、ルカ。最先端の服を作る点が
気になりますね。もしかしたら双子の
クラスメイトかもしれません。」
心当たりがあるマユミ。
「縫の2人ね。
縫 布織と縫 彩織よね。たしかにあの一番器用な布織と
ファッション部の設立した彩織ならありえる。」
共感するルカ。
「クラスメイトの可能性があるなら、
やるっきゃないな。頑張ろうぜ、ユウ。」
やる気満々なレン。
「うん、そうだね。旅の目的の一つだから。」
やる気をより出すユウ。
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