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本編
20、レインの休日(前夜祭)
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「そうか………不死であるはずの道化師がやられたか………」
エレジーは1人でボルガの部屋にいた。
先日の大総統襲撃事件は公にされる事はなく、気の狂った暴漢により殺されたとなった。
当たり前だ。
なぜなら夜空の雲の存在を世界が知れば、その秩序は崩れ落ちるからだ。
「しかし………聖炎騎士団の事は関係者に箝口令を敷く。決して口外せぬよう」
「はい………やはり他の団員には明かせませんか」
「そりゃあ………レジスタンスの存在意義とも呼べる部分だからな………団員の秩序もある」
夜空の雲の天敵が現れたのはいいがそれがレジスタンスの仲間でも無いのはあまり喜ばしいことではない。
それに、向こうはピエロの殺し方を知っているときた。
「情報収集はオレと限られたインフォメーション隊で行う」
「了解しました」
「………よくやった。あれだけの高難度任務を死者を出さずに帰るとは………労ってやれ。それと、3日は休暇を取れ」
「……………はい」
最後に一礼をしてエレジーは部屋を出た。
部屋へ戻ると案の定、班員の全てが集まっていた。
「エレジー姐さん!どうだったっスか?」
「箝口令だ。あの日、大総統は気の狂った暴漢によって殺された。いいな?」
「なんだそれは。今こそ団が総力をあげるべきではないのか」
口を挟んだレインを静かにたしなめるエレジー。
「ダメだ。しかるべき時が来たら話す。しかし今はダメだ。組織の根底に関わる」
「ふーん………………」
レインは多少おもしろくないようだ。
「それから、みんなよくやった。3日は絶対休暇を取らされてるから任務行ったやつぶん殴る」
えぇー、それは理不尽。
その場にいた全員の代弁である。
「ほぉ、何をしてもいいのかそれは!?」
レインの目が史上最高に輝いている。
「まぁ…………任務に関係ないなら…」
「よし!アグレッシブ隊のヤツを2、3人借りるぞ、狩りへ行こう!」
部屋を出ようとしたレインの首を「待て待て」と捕まえたエレジー。
「バカか、お前。新入団員が何を生意気な」
「離せ。8年に一度、この季節にしか咲かない花がある。そこから取れる蜜は滋養強壮の効果として世界最高だ」
「バカ、そんなもの」
「しかも超絶品」
言いかけたエレジーの口が固まる。
「王様がこぞって取りに行かせるの」
レインはチワワみたいにエレジーを見つめている。
エレジーは下を向いている。
「ステーキにかければ…」
「もういい!」
ついに堪え切れなくなったエレジーがレインを離す。
「3日あれば戻ってこれるか!?」
「充分」
ニヤッと笑ったレイン。
「よし、私も行く!」
「えぇっ、姐さん!?」
「お前らは行くのか?」
「い、行きますよ!」
これ以上ライバル増やしてたまるかと挙手するハル。
「あー、オレもいくっス…………」
どうやらこのライル。エレジーにぞっこんである。
「俺も行くよ。興味ある」
「おぉ、いいぞニュクス!君は話がわかる!」
こういう時、レインはめちゃくちゃはしゃぐ。
危険な時ほど目をキラキラさせるとかいうとんでもない男なのである。
エレジーは1人でボルガの部屋にいた。
先日の大総統襲撃事件は公にされる事はなく、気の狂った暴漢により殺されたとなった。
当たり前だ。
なぜなら夜空の雲の存在を世界が知れば、その秩序は崩れ落ちるからだ。
「しかし………聖炎騎士団の事は関係者に箝口令を敷く。決して口外せぬよう」
「はい………やはり他の団員には明かせませんか」
「そりゃあ………レジスタンスの存在意義とも呼べる部分だからな………団員の秩序もある」
夜空の雲の天敵が現れたのはいいがそれがレジスタンスの仲間でも無いのはあまり喜ばしいことではない。
それに、向こうはピエロの殺し方を知っているときた。
「情報収集はオレと限られたインフォメーション隊で行う」
「了解しました」
「………よくやった。あれだけの高難度任務を死者を出さずに帰るとは………労ってやれ。それと、3日は休暇を取れ」
「……………はい」
最後に一礼をしてエレジーは部屋を出た。
部屋へ戻ると案の定、班員の全てが集まっていた。
「エレジー姐さん!どうだったっスか?」
「箝口令だ。あの日、大総統は気の狂った暴漢によって殺された。いいな?」
「なんだそれは。今こそ団が総力をあげるべきではないのか」
口を挟んだレインを静かにたしなめるエレジー。
「ダメだ。しかるべき時が来たら話す。しかし今はダメだ。組織の根底に関わる」
「ふーん………………」
レインは多少おもしろくないようだ。
「それから、みんなよくやった。3日は絶対休暇を取らされてるから任務行ったやつぶん殴る」
えぇー、それは理不尽。
その場にいた全員の代弁である。
「ほぉ、何をしてもいいのかそれは!?」
レインの目が史上最高に輝いている。
「まぁ…………任務に関係ないなら…」
「よし!アグレッシブ隊のヤツを2、3人借りるぞ、狩りへ行こう!」
部屋を出ようとしたレインの首を「待て待て」と捕まえたエレジー。
「バカか、お前。新入団員が何を生意気な」
「離せ。8年に一度、この季節にしか咲かない花がある。そこから取れる蜜は滋養強壮の効果として世界最高だ」
「バカ、そんなもの」
「しかも超絶品」
言いかけたエレジーの口が固まる。
「王様がこぞって取りに行かせるの」
レインはチワワみたいにエレジーを見つめている。
エレジーは下を向いている。
「ステーキにかければ…」
「もういい!」
ついに堪え切れなくなったエレジーがレインを離す。
「3日あれば戻ってこれるか!?」
「充分」
ニヤッと笑ったレイン。
「よし、私も行く!」
「えぇっ、姐さん!?」
「お前らは行くのか?」
「い、行きますよ!」
これ以上ライバル増やしてたまるかと挙手するハル。
「あー、オレもいくっス…………」
どうやらこのライル。エレジーにぞっこんである。
「俺も行くよ。興味ある」
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