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「璃空。俺のこと好き?」
「好きだよ」
間を空けず、璃空が当然だと言わんばかりに答える。優斗は安心したように、微笑した。
「ありがとう。俺も、璃空のこと好きだよ」
「雪野さんより?」
「雪野より、誰より、璃空のこと愛してるよ」
夢だと分かっていても、嬉しい。
璃空の口元が、思わず緩んだ。
「だからね、璃空。あのラインは、俺が送ったものじゃないよ」
優斗の科白に、璃空は思わず笑ってしまった。
今夜の夢は、本当にすごい。自分が言ってほしい科白を、優斗は全部言ってくれる。
「本当?」
「本当だよ」
璃空は苦笑した。
「これが現実なら、よかったな」
「現実だよ。俺が好きなのは、璃空だけだ」
ふふ、と璃空が笑う。
本当に。これが現実なら、どんなに良かっただろう。
でも、いい。
夢でもいい。
傍にいてくれるなら。
「璃空。喉渇いてない? 何か持ってこようか」
優斗の胸に額を当てながら、璃空が首を左右に振る。
「いらない。ずっとこのままでいい」
優斗が困ったように、眉を潜めた。
「まだ夢だって思ってる?」
「思ってる。だって、あり得ない。優斗は雪野さんを選んだ。男なら誰だって、おれより雪野さんを選ぶと思う。美人だし、お金持ちだし。――女、だし」
「それを言ったら、璃空だってそうでしょ?」
「違う。だっておれが好きなのは、優斗だ。もう優斗しか、好きになれない。でも優斗は違う」
「何が違うの?」
「何もかも、全部。だから優斗は、優斗に相応しい人を選んで――おれを捨てたんだ」
部屋に微かに響く、泣き声。
多分。夢だと思っているからこその、本音。
どう伝えればいいのか。こんな哀しい科白を言わせてしまった自身に怒りを覚えながら、優斗は束の間、思案する。
「好きだって伝えることは簡単なのに、それを信じてもらうことはこんなにも難しいんだね」
辛そうな声。響き。
璃空は優斗の顔を見上げた。優斗は微かに笑っていたけど。でもやっぱり、辛そうで。こんな優斗は、はじめてで。
璃空は戸惑った。
「きっと、璃空が想像できないぐらい、俺は璃空のことが好きなんだよ」
優斗が哀しそうに笑う。
信じて。
そう言われた気がした。
――でも。
「好きだよ」
間を空けず、璃空が当然だと言わんばかりに答える。優斗は安心したように、微笑した。
「ありがとう。俺も、璃空のこと好きだよ」
「雪野さんより?」
「雪野より、誰より、璃空のこと愛してるよ」
夢だと分かっていても、嬉しい。
璃空の口元が、思わず緩んだ。
「だからね、璃空。あのラインは、俺が送ったものじゃないよ」
優斗の科白に、璃空は思わず笑ってしまった。
今夜の夢は、本当にすごい。自分が言ってほしい科白を、優斗は全部言ってくれる。
「本当?」
「本当だよ」
璃空は苦笑した。
「これが現実なら、よかったな」
「現実だよ。俺が好きなのは、璃空だけだ」
ふふ、と璃空が笑う。
本当に。これが現実なら、どんなに良かっただろう。
でも、いい。
夢でもいい。
傍にいてくれるなら。
「璃空。喉渇いてない? 何か持ってこようか」
優斗の胸に額を当てながら、璃空が首を左右に振る。
「いらない。ずっとこのままでいい」
優斗が困ったように、眉を潜めた。
「まだ夢だって思ってる?」
「思ってる。だって、あり得ない。優斗は雪野さんを選んだ。男なら誰だって、おれより雪野さんを選ぶと思う。美人だし、お金持ちだし。――女、だし」
「それを言ったら、璃空だってそうでしょ?」
「違う。だっておれが好きなのは、優斗だ。もう優斗しか、好きになれない。でも優斗は違う」
「何が違うの?」
「何もかも、全部。だから優斗は、優斗に相応しい人を選んで――おれを捨てたんだ」
部屋に微かに響く、泣き声。
多分。夢だと思っているからこその、本音。
どう伝えればいいのか。こんな哀しい科白を言わせてしまった自身に怒りを覚えながら、優斗は束の間、思案する。
「好きだって伝えることは簡単なのに、それを信じてもらうことはこんなにも難しいんだね」
辛そうな声。響き。
璃空は優斗の顔を見上げた。優斗は微かに笑っていたけど。でもやっぱり、辛そうで。こんな優斗は、はじめてで。
璃空は戸惑った。
「きっと、璃空が想像できないぐらい、俺は璃空のことが好きなんだよ」
優斗が哀しそうに笑う。
信じて。
そう言われた気がした。
――でも。
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