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第一騎士団との合同訓練2
しおりを挟む「両者用意、はじめ!!」
~魔獣騎士団アナスタシアVS第一騎士団団長~
騎士は主に陸上での戦いには有利だとしても、
まさか空からの攻撃には慣れていないと思い、リアンと協力して
私の背中に銀色のの翼をはやして、空を飛ぶことにした。
「リアン!!おねがい!」
「りょーかい!主」
リアンが私に向かって何か唱えると、私の背中に銀色の大きな翼がはえた。
観客たちがざわめく。
リアンが団長さんの攻撃をこちらに来ないようにくい止めてくれてくれているうちに、
全神経を集中させて、飛ぶことに成功した。
空を飛んで、気配を消す。
団長さんの死角に入り、弓をかまえ矢を射る。
しかし、剣ではじかれてしまった。
防ぐとはさすが、第一騎士団の団長さんだ。
しかし、団長さんと訓練していたからこそこの事態は想定済みだ。
翼を自由に出し入れできるようになったことだし、
翼をしまい、鉄扇を両手に持ち、
蝶のように舞うことにした。もちろん気配を消したまま。
くるくると、美しく舞う。
これは余談だが、アンジェさんいわく美しいものは強いらしい。
私から攻撃を続けていると、
「次は私の番だね」
と団長さんが言ったのと同時に攻撃された。
今度は団長さんの番のようだ。
その攻撃を、舞いながら受け流したり鉄扇で防いだ。
しかし、ピシリという音と同時に右手の鉄扇が折れてしまった。
短剣を準備するため、いったん距離を取ろうと後ろに飛ぶが、
ここぞとばかりに攻撃を受けてしまった。
仕方がないので蹴った足で押しとどめる。
そう、この靴は特殊で底が固いので剣では切れない仕様になっているのだ。
そのすきに、ふとももにつけていた短剣を両手にかまえる。
リアンに合図をして、団長さんの死角から飛びかかったすきに一気に間合いを
つめた。
しかし、両方の攻撃を防がれてしまい、急いで翼を出し空に飛びだした。
ハヤブサのように、とても高い場所から攻撃すると念話でリアンに伝えると、
それまで気を引いておいてくれるとのことだったので、
私は500mほど上に飛んで、一気に急降下した。
狙いを外さないように気をつける必要がある。
ふつうは見えない距離だが、リアンと契約したおかげで
見ようと思えば2kmさきでもみえるようになったので大丈夫だ。
急降下するついでに矢も何本か射っておいた。
今頃、すごいスピードで落下しているころだろう。
地面が見えてきた。
団長さんの様子は、、、リアンと落としておいた矢に苦戦しているようだ。
気配を消して、短剣の用意をして、投げナイフを何本か投げた。
まだ、高いので向こうからは見えていないはず。
場所の把握をされないように、さまざまな方向から投げたので大丈夫だと思う。
団長さんの真上に着地?した。
そうすることで、私では出すことのできないパワーをあたえることができる。
狙い通り、団長さんは剣でうけとめてしまった。
しかし、動けている。
なんという、丈夫さだ、、、。
チャンスは今しかない。
リアンと攻撃したとき、団長さんの剣が折れてしまった。
そして、私の短剣も折れてしまったことから、ストップがかかり、
「両者引き分け」
ということになってしまった。
くやしいが、今の私では限界だった。
もっと訓練が必要なのかと考えていると、
急にふらふらしてきてしまった。
どうやら、体力も限界をむかえたようだ。
たおれる寸前に王弟殿下の心配そうな顔を見たような気がしたのは、
気のせいだろうか?
優しい腕に身をまかせて、ゆっくりとまぶたが閉じた。
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