この世界は美しい。

アリス・ホームズ

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作戦会議2

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「ところで、ゆりちゃんの婚約者に俺がなってもいいでしょうか?
ゆりちゃん本人からは許可を得ています。」

「そうなのか?ゆりがいいならいいのだが。」

「私も、ゆりがいいならいいのよ?相手が遥くんなら安心だもの。」

「遥くんなら安心してゆりを預けられるな。」

「まず、俺が婚約者になる許可をもらった時の状況から話します。
俺はつい最近留学から帰ってきました。

今日は偶然町でゆりちゃんが歩いているのが見えて、どこか様子が思いつめたようで気になってしまい、
後をつけてみました。すると、高いビルの屋上に上がっていきました。

そして、自殺しようとしていたので止めました。しかし、今止めてもまた同じことを繰り返すだろうと、
「君の命いらないんだったら僕にくれないかな?」といいました。
そうしたら「いいよ。」との返事があったので、ゆりちゃんの命は俺がもらってしまいました。

これにより、ゆりちゃんの命は俺の者になりました。でも、俺はいつか自殺しないようになったら
返すつもりでいます。」

「そんなことがあったの!?」

「そうか、、、。たしかに、遥くんのとっさの判断は正しかったようだ。
ゆりは、今止めてもまた自殺をしようとしただろうな。」

「勝手な判断で大変申し訳ありません。
俺が責任もってゆりちゃんを幸せにするので、ゆりちゃんの婚約者にならせていただけませんか。」

「遥くん、ゆりをよろしくたのみます。」

「ゆりをよろしく頼んだぞ。」

「はい。責任を持ってゆりちゃんを幸せにします。」


「それにしても、、、ゆりちゃんの学校での様子はどうなのかしら?」

「それは、、、クラスの人たちはゆりちゃんが高根の花だといい話しかけていないようです。
クラス全体から距離をとられているというか。」

「そんな!それはいじめじゃないのか?」

「いえ。前にゆりと同じクラスの人たちと話したことがあります。
なにやら「ゆりさんを見守る会」とかいう、ファンクラブがあるようで、皆さんゆりちゃんのこと
大好きみたいです。しかし、本人の前では緊張して話せなかったり、
「私達ごときがゆり様とはなすとゆり様にご迷惑がかかる」と思って、なかなか話しかけられないようです。」


「そうだったのか。ゆりが人に嫌われるはずがないのだからね」

「たしかにそうね。これはゆりにも問題があるのかもしれないわ。
相手もことをよく知ろうとしない、自分から話しかけれない。それは大問題よ!」

「まず、昨日の出来事をクラスの皆さんにも話す必要がありそうですね。
協力してもらうというのはどうでしょうか?」

「協力?どういうことだ?」

「皆さん、ゆりちゃんが大好きなので言ったら協力してくださるかと。
たとえば、ゆりちゃんの昨日の出来事を知ったらさすがに話しかけてくださるかと。
ゆりちゃんが実は寂しかったことだって理解してもらえるかもしれないです。
両親より、友達の方が話しかけるにはハードルが低いでしょうし。」

「いや、でもそこは家族の私達が!」

「今まで、ろくに話さなかった人達に話しかけるのと、同じクラスで共に過ごしている人。
どちらが話しかけやすいと思いますか?」

「そ、それは、、、。」

「同じクラスで共に過ごしている人、ね。」

「それは、、、そうだな」

「「遥くん、どうすればいいの!?」」

「まず、ゆりちゃんと同じクラスに俺も転校します。
そして、ゆりちゃんには秘密裏にクラスの人とコンタクトをとるので。そこはまかせてください。」

「遥くん、よろしくお願いします。」

「私達に協力できることがあったら、何でも言ってくれ。できる限り叶えよう。」


「では、、ゆりちゃんとの婚約を成立させてください。」

「「わかった(わ)」」

こうして、会議は終わった。


~~~~~~
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