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第18話 転移門
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翌日、『戦乙女の歌』の四人は再び冒険者ギルドを訪れた。
帝国への遠征のため、ギルドにある転移門を使うためである。
建物に入っていつものように受付カウンターに行くと……そこには普段は見かけない人間の姿があった。
「ギルドマスター」
エベリアがわずかに驚いた表情になる。
そこにいたのは王都ギルドの責任者であるギルドマスターだった。
デロリー・ルスベンという名前のその男は七十代の老年男性であり、白髪頭にメガネをかけた柔和な顔立ちの人物である。
好々爺とした外見は荒くれ者の冒険者のまとめ役とはとても思えないが、若い頃は『オーガ殺し』とまで呼ばれた剣の達人だった。
「おお、嬢ちゃん達が依頼を受けてくれたと聞いて、見送りにきたのじゃよ」
「あ、お爺ちゃんだ!」
ギルドで待ち構えていた老人にアイシスが嬉しそうに声を上げる。
「お爺ちゃん、こんにちは!」
「こんにちは。嬢ちゃん。久しぶりじゃのう」
「うん、久しぶり! 元気だった? 身体とか悪くしてない?」
「大丈夫じゃよ。嬢ちゃんは優しいのう」
ギルドマスターが相手とは思えないような親しげなアイシスに、デロリーが相貌を緩めている。
この二人は初対面からこうだった。人懐っこい美少女であるアイシスにデロリーは孫を相手にするようにメロメロになっており、チャンスがあればこうして会いにくるのだ。
特定の冒険者を特別扱いするのは組織の長としては問題があるのだが……つまらない嫉妬でアイシスにケンカを売った冒険者の末路は無残である。腹パンをされて、胃の中身を地面にぶちまけていた。
「あっちの国はこっちより寒いから、風邪をひかぬように気をつけるんじゃよ」
「うん、気をつけるね!」
「それでは、ギルドマスター。行って参ります」
「ウム。エベリア、嬢ちゃんのことを頼んだぞ。それと……」
エベリアに向き直ったデロリーが少しだけ声を潜める。
「……依頼主である貴族はおそらく、悪い人間ではない。だが……知っての通り、あの国の現・皇帝とは関わらぬようにな。アレは狂っておる」
「……やはり、そうなのですか?」
「暗君、愚君、それに暴君というのはアレのためにある言葉じゃよ。くだらぬ理由で問題を引き起こして、それを他人のせいにして責任逃れ。自分では火消しもしないくせに周りの人間に文句ばかり。欲と自己保身に濁り切った人型の獣……あまり声を大きくはできぬが本格的に帝国にあるギルドを畳む話が出ておる」
「…………」
冒険者ギルドが撤退すれば、エイルーン帝国はモンスターの巣窟になるだろう。
大陸中央の覇者でもあった大国がモンスターによって蹂躙され、滅亡することになる。
「行きは転移門によって送ってやれるが、帰りは徒歩か馬車になるじゃろう。依頼主が治めている領地はセイレスト王国に近いから問題はないじゃろうが、くれぐれも気をつけるのじゃよ。もしものことがあったら、ワシの名前を出しても構わぬからな」
「……ご忠告、感謝いたします」
エベリアは頭を下げて礼を言った。
デロリーは会話中こそ真剣な表情をしていたが、すぐに「ニヘッ」と緩んだ顔になる。
「それじゃあの、嬢ちゃん。これはお弁当に食べなさい」
「わっ! フルーツサンドだ! もしかして、大通りのあの店の?」
「そうじゃよ。並ばないと買えないあの店のものじゃよ」
「やったあ! お爺ちゃん、大好きっ!」
「ホッホッホッ」
アイシスに抱き着かれて、デロリーは先ほどまでとは別人のように鼻を伸ばしている。
スケベ爺のような顔つきに、ギルド内にいる冒険者や受付嬢から白い視線が突き刺さった。
「……それでは、皆さん。地下室にご案内いたします」
「アイシス、もういいだろう」
「あ、わかった」
受付嬢が軽く咳払いをしてから、転移門がある地下室へと案内をする。
アイシスがデロリーから離れて、エベリアの後ろをついていく。
「気をつけるんじゃよー」
「うん、またねー」
あからさまに残念そうにしているデロリーに手を振ってから、アイシスはギルドの奥にある階段を降りていった。
受付嬢が鍵を開けて中に入ると、暗く狭い部屋の中には幻想的な光景が広がっている。
「わあっ、すごい……!」
部屋の中央、床には幾何学的な文様の魔方陣が描かれていた。
周囲には青い炎が焚かれており、炎の色が流れ込んだかのように魔方陣そのものも淡くにじむような青に染まっている。
かつて『賢者』と呼ばれた冒険者が生み出した軌跡の産物……『転移門』である。
「すでに魔石の力を流入しています。座標も入力済みですから、いつでも転移できますよ」
「それじゃあ、行ってみようか。みんな、準備は良いか?」
「うん! 大丈夫、早く使ってみよう!」
「転移門、初めて。楽しみ」
「貴重な体験よね。まさか、私達がこれを使わせてもらえるほどの冒険者になるなんて……」
エベリアの呼びかけに、仲間達の頼もしい声が返ってくる。
これから暴君が治める異国に行くというのに特に緊張している様子もなかった。
「あ……」
エベリアがふと気がつく。
そういえば……アイシスに行き先を伝えていなかった。
昨日はギャンブルをしていて作戦会議に参加していなかったし、宿屋に戻ってからは遠征の準備でそれどころではなかったからだ。
(まあ、いいか。アイシスだし)
アイシスならばどこだって平気で受け入れるだろうと、エベリアは説明を先送りにする。
「それでは、転移門を起動します」
四人が魔方陣の中に入ると、受付嬢が横の壁に手を当てた。
そこにも同じように奇妙な文様が描かれているが、この中にその意味を読み解くことができる人間はこの場にいない。
「わっ! 綺麗っ!」
魔方陣が輝きを増して、青い光がアイシス達を包み込む。
美しい螺旋を描く光に包まれる。鮮やかな色彩にアイシスが瞳を輝かせた。
次の瞬間、フワリと地面が揺れるような感覚と共に周囲の景色が一変する。
「ここは……?」
光が消えて、周りの景色がクリアになっていく。
そこはギルドの地下室ではなかった。広い平原のような場所に移動している。
だだっ広く、どこまでも野原が広がっている平原。
「グルルルル……」
そこには……四人に向かって唸り声を上げて牙を剥く、十数匹の魔獣の姿があったのである。
帝国への遠征のため、ギルドにある転移門を使うためである。
建物に入っていつものように受付カウンターに行くと……そこには普段は見かけない人間の姿があった。
「ギルドマスター」
エベリアがわずかに驚いた表情になる。
そこにいたのは王都ギルドの責任者であるギルドマスターだった。
デロリー・ルスベンという名前のその男は七十代の老年男性であり、白髪頭にメガネをかけた柔和な顔立ちの人物である。
好々爺とした外見は荒くれ者の冒険者のまとめ役とはとても思えないが、若い頃は『オーガ殺し』とまで呼ばれた剣の達人だった。
「おお、嬢ちゃん達が依頼を受けてくれたと聞いて、見送りにきたのじゃよ」
「あ、お爺ちゃんだ!」
ギルドで待ち構えていた老人にアイシスが嬉しそうに声を上げる。
「お爺ちゃん、こんにちは!」
「こんにちは。嬢ちゃん。久しぶりじゃのう」
「うん、久しぶり! 元気だった? 身体とか悪くしてない?」
「大丈夫じゃよ。嬢ちゃんは優しいのう」
ギルドマスターが相手とは思えないような親しげなアイシスに、デロリーが相貌を緩めている。
この二人は初対面からこうだった。人懐っこい美少女であるアイシスにデロリーは孫を相手にするようにメロメロになっており、チャンスがあればこうして会いにくるのだ。
特定の冒険者を特別扱いするのは組織の長としては問題があるのだが……つまらない嫉妬でアイシスにケンカを売った冒険者の末路は無残である。腹パンをされて、胃の中身を地面にぶちまけていた。
「あっちの国はこっちより寒いから、風邪をひかぬように気をつけるんじゃよ」
「うん、気をつけるね!」
「それでは、ギルドマスター。行って参ります」
「ウム。エベリア、嬢ちゃんのことを頼んだぞ。それと……」
エベリアに向き直ったデロリーが少しだけ声を潜める。
「……依頼主である貴族はおそらく、悪い人間ではない。だが……知っての通り、あの国の現・皇帝とは関わらぬようにな。アレは狂っておる」
「……やはり、そうなのですか?」
「暗君、愚君、それに暴君というのはアレのためにある言葉じゃよ。くだらぬ理由で問題を引き起こして、それを他人のせいにして責任逃れ。自分では火消しもしないくせに周りの人間に文句ばかり。欲と自己保身に濁り切った人型の獣……あまり声を大きくはできぬが本格的に帝国にあるギルドを畳む話が出ておる」
「…………」
冒険者ギルドが撤退すれば、エイルーン帝国はモンスターの巣窟になるだろう。
大陸中央の覇者でもあった大国がモンスターによって蹂躙され、滅亡することになる。
「行きは転移門によって送ってやれるが、帰りは徒歩か馬車になるじゃろう。依頼主が治めている領地はセイレスト王国に近いから問題はないじゃろうが、くれぐれも気をつけるのじゃよ。もしものことがあったら、ワシの名前を出しても構わぬからな」
「……ご忠告、感謝いたします」
エベリアは頭を下げて礼を言った。
デロリーは会話中こそ真剣な表情をしていたが、すぐに「ニヘッ」と緩んだ顔になる。
「それじゃあの、嬢ちゃん。これはお弁当に食べなさい」
「わっ! フルーツサンドだ! もしかして、大通りのあの店の?」
「そうじゃよ。並ばないと買えないあの店のものじゃよ」
「やったあ! お爺ちゃん、大好きっ!」
「ホッホッホッ」
アイシスに抱き着かれて、デロリーは先ほどまでとは別人のように鼻を伸ばしている。
スケベ爺のような顔つきに、ギルド内にいる冒険者や受付嬢から白い視線が突き刺さった。
「……それでは、皆さん。地下室にご案内いたします」
「アイシス、もういいだろう」
「あ、わかった」
受付嬢が軽く咳払いをしてから、転移門がある地下室へと案内をする。
アイシスがデロリーから離れて、エベリアの後ろをついていく。
「気をつけるんじゃよー」
「うん、またねー」
あからさまに残念そうにしているデロリーに手を振ってから、アイシスはギルドの奥にある階段を降りていった。
受付嬢が鍵を開けて中に入ると、暗く狭い部屋の中には幻想的な光景が広がっている。
「わあっ、すごい……!」
部屋の中央、床には幾何学的な文様の魔方陣が描かれていた。
周囲には青い炎が焚かれており、炎の色が流れ込んだかのように魔方陣そのものも淡くにじむような青に染まっている。
かつて『賢者』と呼ばれた冒険者が生み出した軌跡の産物……『転移門』である。
「すでに魔石の力を流入しています。座標も入力済みですから、いつでも転移できますよ」
「それじゃあ、行ってみようか。みんな、準備は良いか?」
「うん! 大丈夫、早く使ってみよう!」
「転移門、初めて。楽しみ」
「貴重な体験よね。まさか、私達がこれを使わせてもらえるほどの冒険者になるなんて……」
エベリアの呼びかけに、仲間達の頼もしい声が返ってくる。
これから暴君が治める異国に行くというのに特に緊張している様子もなかった。
「あ……」
エベリアがふと気がつく。
そういえば……アイシスに行き先を伝えていなかった。
昨日はギャンブルをしていて作戦会議に参加していなかったし、宿屋に戻ってからは遠征の準備でそれどころではなかったからだ。
(まあ、いいか。アイシスだし)
アイシスならばどこだって平気で受け入れるだろうと、エベリアは説明を先送りにする。
「それでは、転移門を起動します」
四人が魔方陣の中に入ると、受付嬢が横の壁に手を当てた。
そこにも同じように奇妙な文様が描かれているが、この中にその意味を読み解くことができる人間はこの場にいない。
「わっ! 綺麗っ!」
魔方陣が輝きを増して、青い光がアイシス達を包み込む。
美しい螺旋を描く光に包まれる。鮮やかな色彩にアイシスが瞳を輝かせた。
次の瞬間、フワリと地面が揺れるような感覚と共に周囲の景色が一変する。
「ここは……?」
光が消えて、周りの景色がクリアになっていく。
そこはギルドの地下室ではなかった。広い平原のような場所に移動している。
だだっ広く、どこまでも野原が広がっている平原。
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