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宝石の加護
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「ねえ、アーサー?聞いていい?なんであんなこと言ったのよ。」
「怒ってます?」
「少し。」
海沿いを少し行くと、街道があった。今はその道をどこかに向かってサニィの後ろを歩いている。
ソラは大好きなマシュマロのことをないがしろにされて怒っているようだった。食べ物の恨みは怖いのである。
「だからと言って、あのままではラチがあかないでしょう?」
「それは、そうだけど…」
「ならば、どのくらいかかるかわからないこの旅、路銀が尽きる前に、食料とお金と情報をできるだけ集めておくのが得策かと。」
それに、ちょうど空腹でしたし、と心の中でアーサーは付け加えた。
「ど、どのくらいかかるかわからないって、あたしはすぐに帰りたいんだけど…。」
じっ…。
なにやら視線を感じてソラがアーサーを見ると、彼は今にも泣き出しそうな顔をして彼女を見つめていた。
お…男がそんな情けない顔するんじゃない!
と、ソラは思ったのだが、
「…まあ、急いでいるわけでもないし、社会勉強ってことにでもしておこうかな…」
もごもごと答える。
「では、決まりですね。」
その言葉を聞いてアーサーはにっこり。
「みなさま、もうじきですわよ。」
話の内容を聞いていたかはわからないが、サニィが後ろをチラリと見て言った。
前を見ると、街道は二手に分かれ、その一つには、洞窟がぽかんと口を開けている。
「洞窟、ですね。」
「えーと、サニィの、家?」
洞窟を指差す。
「冗談はほどほどにしてくださいます?美味しそうなものをつまみ食いした後、その人物から逃げるために近道だけど地元の人しか使わない迷いやすい洞窟を通って街に行くだけですわ!」
さらりと言い放つ。
「…私がボケたつもりだったのに、どこからツッコミを入れればいいのかわからないんだけど…」
「とにかく!ゆっくりお歩きくださいませ!」
怒ったようにスタスタと歩き出したので、
「とりあえず、彼女を見失わないようについて行きましょう。ソラ。」
二人は早歩きでサニィの後を追う。
人の身長の倍はあろう高さの洞窟に足を踏み入れると、突然目の前が真っ白になった。
「え?ちょ、ちょっと、アーサー?」
「はい?」
彼の声は確かにするが、姿は見えない。しかも、洞窟だからか、少し寒い気がする。
「ソラ、どこにいますか?何も見えないのですが…」
アーサーは自分の手を顔の前に持ってくるが、目の前に広がるのは白い闇。
…となるとこれはやはり…
「私もなんだけど…うわ!」
ソラは数歩踏み出して何かにぶつかった。
「おっと。」
同時にアーサーの背中にも何かがぶつかった。ふわり、と甘い匂い。
ぺたぺたぺたぺた。
ソラはぶつかったものの形を確かめようと手で探る。
「そこにいましたか。ソラ。」
「え?」
「それ、私の背中です。」
ばばばっ!!
「ご、ごめんなさい!」
「別にいいですよ。ところで、あなたは魔法、使えますか?」
慌ててアーサーの背中から手を離したので、また声だけになる。
「うん、まあ。」
「風を起こすことはできます?」
「できるわよ。」
ソラはそう言うと、彼がいる方向にウインクして呪文を唱え始める。ウインクは見えないけれど。
「ーー天を行く 叡智輝く緑の風よ 我に集いて 烈風と成せーー
"疾風(はやて)"!」
ごうっ!
ソラを中心にして風が渦巻く。すると、白い闇が少し薄くなった。
ふと、足元に視線を落とすと、アーサーが彼女の足にしがみついていた。
「なにしてるの?」
「それはこちらの台詞です!急に魔法使わないでくださいよ!飛んでいくかと思いました!」
サラサラヘアーをぐしゃぐしゃにしながら訴える。
「いや、風を起こしてって言われたから…」
「もう!加減してくださいよ!でも、まだ歩けるほどではないですね。ソラ、これの正体、わかります?」
アーサーは自慢の髪が…と、ブツブツ呟きながら立ち上がる。
「ごめんごめん!うーん、ちょっと肌寒いのと、風で薄くなったところを見ると、霧?」
「ですね。どうしたものか…。」
「アーサーは、魔法使えないの?」
うむ、と考え込む彼にソラは問いかける。
「え?あ、記憶がないので、わからないです。以前使っていたような気もするのですが。」
そんなこと、考えたことなかったというように顔を上げ、ソラのいる方に向く。
「アーサーがベニトアイトの加護でも受けてたら万事解決だったのになあ…」
ドキン。
アーサーの身体が不自然に脈を打つ。
「…?加護とは?」
何故か、脈が早い。
「魔法には属性があるでしょ?各属性には精霊がいて、精霊は守護宝石を持っている。魔法を使うとき、私たちはそこから力を与えてもらっている訳ね。だから、加護っていう呼び方をするのよ。」
ソラの魔法の効果だろうか、まだ風が残っていて、彼女の髪をなびかせる。
「例えば、私は風。守護宝石はクロム・ダイオプサイト。ちなみに、ベニトアイトは氷よ。」
ドキン。
風で霧がまた薄くなる。お互いの姿がようやく見える。
「…私も使えるようです。」
霧から現れた彼は白馬の王子様よろしくにっこり笑っていた。
ッキンッ!
次の瞬間、パラパラと音を立てて小さな粒が落ちて、洞窟の岩肌を跳ねた。
「氷の粒…!」
「ええ。」
霧とは、小さな水の粒である。彼はそれを凍らせたのだ。
「狙い通りね!」
ソラは彼に駆け寄って言った。藍色の瞳が濃く輝いていた。
「では!いざ!サニィのもとへ!マシュマロを取り返しに!」
「もうマシュマロは忘れてください!」
***
薄暗い洞窟を抜けると、信じられないくらい眩しかった。
左手には、ほぼ垂直な崖が切り立っていて、右手には青い海。波がキラキラと輝いている。
「やはり、この景色は素晴らしいですわね。」
サニィは出口の先にあった木陰で優雅に紅茶を飲んでいた。
「…って!こんなことしている場合ではないですわ!!!」
大きな声を出して立ち上がろうと…
「見つけた!」
するのと息を切らせて立ち止まるソラに見つかるのは同時だった。
「何してるんですか?呑気にお茶なんてして。早く逃げればいいものを。」
アーサーは呆れている。
「なんで早く逃げればとか言ってるのよ!逃がさないわよ!」
「逃げませんわよ。」
べちっ。
ソラはサニィに向かって走り出そうとして転んでしまった。
「………えっ!?」
「わたくしは、あなた達をお待ちしていたのです。」
彼女は優雅にカップを傾け、一口。
一方ソラは体を起こし、え?と連呼している。
「どういうことです?」
「わたくしが作った霧を打ち破り、洞窟を抜けてきたのはあなた達だけだからですわ。」
サニィは洞窟の出口で霧が氷になって落ちる音を聞いて関心していたのだ。
「ですから、あなた達を我が城へご招待いたしますわ。」
そう言うと、彼女はいつの間にかティーカップをどこかに片付け、立ち上がった。
「怒ってます?」
「少し。」
海沿いを少し行くと、街道があった。今はその道をどこかに向かってサニィの後ろを歩いている。
ソラは大好きなマシュマロのことをないがしろにされて怒っているようだった。食べ物の恨みは怖いのである。
「だからと言って、あのままではラチがあかないでしょう?」
「それは、そうだけど…」
「ならば、どのくらいかかるかわからないこの旅、路銀が尽きる前に、食料とお金と情報をできるだけ集めておくのが得策かと。」
それに、ちょうど空腹でしたし、と心の中でアーサーは付け加えた。
「ど、どのくらいかかるかわからないって、あたしはすぐに帰りたいんだけど…。」
じっ…。
なにやら視線を感じてソラがアーサーを見ると、彼は今にも泣き出しそうな顔をして彼女を見つめていた。
お…男がそんな情けない顔するんじゃない!
と、ソラは思ったのだが、
「…まあ、急いでいるわけでもないし、社会勉強ってことにでもしておこうかな…」
もごもごと答える。
「では、決まりですね。」
その言葉を聞いてアーサーはにっこり。
「みなさま、もうじきですわよ。」
話の内容を聞いていたかはわからないが、サニィが後ろをチラリと見て言った。
前を見ると、街道は二手に分かれ、その一つには、洞窟がぽかんと口を開けている。
「洞窟、ですね。」
「えーと、サニィの、家?」
洞窟を指差す。
「冗談はほどほどにしてくださいます?美味しそうなものをつまみ食いした後、その人物から逃げるために近道だけど地元の人しか使わない迷いやすい洞窟を通って街に行くだけですわ!」
さらりと言い放つ。
「…私がボケたつもりだったのに、どこからツッコミを入れればいいのかわからないんだけど…」
「とにかく!ゆっくりお歩きくださいませ!」
怒ったようにスタスタと歩き出したので、
「とりあえず、彼女を見失わないようについて行きましょう。ソラ。」
二人は早歩きでサニィの後を追う。
人の身長の倍はあろう高さの洞窟に足を踏み入れると、突然目の前が真っ白になった。
「え?ちょ、ちょっと、アーサー?」
「はい?」
彼の声は確かにするが、姿は見えない。しかも、洞窟だからか、少し寒い気がする。
「ソラ、どこにいますか?何も見えないのですが…」
アーサーは自分の手を顔の前に持ってくるが、目の前に広がるのは白い闇。
…となるとこれはやはり…
「私もなんだけど…うわ!」
ソラは数歩踏み出して何かにぶつかった。
「おっと。」
同時にアーサーの背中にも何かがぶつかった。ふわり、と甘い匂い。
ぺたぺたぺたぺた。
ソラはぶつかったものの形を確かめようと手で探る。
「そこにいましたか。ソラ。」
「え?」
「それ、私の背中です。」
ばばばっ!!
「ご、ごめんなさい!」
「別にいいですよ。ところで、あなたは魔法、使えますか?」
慌ててアーサーの背中から手を離したので、また声だけになる。
「うん、まあ。」
「風を起こすことはできます?」
「できるわよ。」
ソラはそう言うと、彼がいる方向にウインクして呪文を唱え始める。ウインクは見えないけれど。
「ーー天を行く 叡智輝く緑の風よ 我に集いて 烈風と成せーー
"疾風(はやて)"!」
ごうっ!
ソラを中心にして風が渦巻く。すると、白い闇が少し薄くなった。
ふと、足元に視線を落とすと、アーサーが彼女の足にしがみついていた。
「なにしてるの?」
「それはこちらの台詞です!急に魔法使わないでくださいよ!飛んでいくかと思いました!」
サラサラヘアーをぐしゃぐしゃにしながら訴える。
「いや、風を起こしてって言われたから…」
「もう!加減してくださいよ!でも、まだ歩けるほどではないですね。ソラ、これの正体、わかります?」
アーサーは自慢の髪が…と、ブツブツ呟きながら立ち上がる。
「ごめんごめん!うーん、ちょっと肌寒いのと、風で薄くなったところを見ると、霧?」
「ですね。どうしたものか…。」
「アーサーは、魔法使えないの?」
うむ、と考え込む彼にソラは問いかける。
「え?あ、記憶がないので、わからないです。以前使っていたような気もするのですが。」
そんなこと、考えたことなかったというように顔を上げ、ソラのいる方に向く。
「アーサーがベニトアイトの加護でも受けてたら万事解決だったのになあ…」
ドキン。
アーサーの身体が不自然に脈を打つ。
「…?加護とは?」
何故か、脈が早い。
「魔法には属性があるでしょ?各属性には精霊がいて、精霊は守護宝石を持っている。魔法を使うとき、私たちはそこから力を与えてもらっている訳ね。だから、加護っていう呼び方をするのよ。」
ソラの魔法の効果だろうか、まだ風が残っていて、彼女の髪をなびかせる。
「例えば、私は風。守護宝石はクロム・ダイオプサイト。ちなみに、ベニトアイトは氷よ。」
ドキン。
風で霧がまた薄くなる。お互いの姿がようやく見える。
「…私も使えるようです。」
霧から現れた彼は白馬の王子様よろしくにっこり笑っていた。
ッキンッ!
次の瞬間、パラパラと音を立てて小さな粒が落ちて、洞窟の岩肌を跳ねた。
「氷の粒…!」
「ええ。」
霧とは、小さな水の粒である。彼はそれを凍らせたのだ。
「狙い通りね!」
ソラは彼に駆け寄って言った。藍色の瞳が濃く輝いていた。
「では!いざ!サニィのもとへ!マシュマロを取り返しに!」
「もうマシュマロは忘れてください!」
***
薄暗い洞窟を抜けると、信じられないくらい眩しかった。
左手には、ほぼ垂直な崖が切り立っていて、右手には青い海。波がキラキラと輝いている。
「やはり、この景色は素晴らしいですわね。」
サニィは出口の先にあった木陰で優雅に紅茶を飲んでいた。
「…って!こんなことしている場合ではないですわ!!!」
大きな声を出して立ち上がろうと…
「見つけた!」
するのと息を切らせて立ち止まるソラに見つかるのは同時だった。
「何してるんですか?呑気にお茶なんてして。早く逃げればいいものを。」
アーサーは呆れている。
「なんで早く逃げればとか言ってるのよ!逃がさないわよ!」
「逃げませんわよ。」
べちっ。
ソラはサニィに向かって走り出そうとして転んでしまった。
「………えっ!?」
「わたくしは、あなた達をお待ちしていたのです。」
彼女は優雅にカップを傾け、一口。
一方ソラは体を起こし、え?と連呼している。
「どういうことです?」
「わたくしが作った霧を打ち破り、洞窟を抜けてきたのはあなた達だけだからですわ。」
サニィは洞窟の出口で霧が氷になって落ちる音を聞いて関心していたのだ。
「ですから、あなた達を我が城へご招待いたしますわ。」
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