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湖のほとりで
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「やっと…!たどり着きましたわ…!」
街を出て三日。神殿へと続く街道を進んでいた彼らは目的地に到着した。
神殿は山の上にあり、さらに、そこに広がる湖の上に建っていた。湖からは神殿に向かって階段が伸びている。
サニィは大きく深呼吸をして歩いてきた道を見下ろす。
「な、長い道のりでしたわっ…!」
彼女は目をつぶり、ここ三日間の記憶を呼び起こす。
「三歩歩けばソラは道に迷うし、アーサーは笑ってるだけだし、食事はあまり美味しくないし、ふかふかのベッドで眠れないし、入浴もできないし!」
サニィの後ろから声が聞こえる。
「文句はぶーぶー言うし、でも手伝いすらしないし…」
ソラは腕組みをしてサニィの頭に乗せ、体重をかける。
「重いですわ!」
まあまあ、とアーサーは困り顔で
「この三日間でわかったことがたくさんあったじゃないですか。」
わかったこと。
ソラは、どこでも眠れること。
アーサーは、冷静沈着かと思いきや、唐突に天然ボケを発すること。
サニィは、やっぱりワガママだったこと。
「………」
「………」
「……これ、さ。」
ソラは手のひらを顔にあててため息をついた。
「…みんなの性格?とか特長?とかがわかっただけで、旅の役には立たない気が…」
がーん!とアーサーはショックを受けて、ふらふらと神殿の横の崖に向かって歩いて行き、その場に座り込んだ。
「アーサー!?」
アーサーは崖から下をちらっと覗く。
はるか下には白い街。遠くに見えるは水晶の城。
「おや?これは…」
ソラが駆け寄って来る。
「アーサー!早まらないで…って、あれ?」
彼女も同じ風景を見る。そして、ギギギイッとサニィの方を向き
「…ここ、ティレニアス・シティの真上みたいなんだけど、抜け道みたいなのってなかったわけ?」
「もちろんありますわ。」
「なんで!そこを使わなかったわけ!?」
「わたくししか使えないからです。」
「?」
アーサーは立ち上がって元いた場所へ歩き出す。
「あそこは、水の加護を受けた者しか通れないのです。」
「なるほど、って、サニィ!あなた、さっき食事の時に火を起こしてたから火の加護じゃないの?」
ぽんっと手を打ったソラは疑問を口にする。
「おっしゃる通りですわ。わたくしは、火の加護。ですが、ティレニアスの王族は代々水の加護を受けているのです。
だから、わたくしのは火と水の加護を受けておりますわ。」
するとサニィは崖おもむろに湖畔へ歩くと、座りこんで水をすくった。
静かな湖畔に水の音が響く。その風景はとても平和で、なんだか神々しい。
「隙だらけだな。」
「!?」
平和が破られたのは突然だった。
ばちっ!!
真上で閃光がほとばしり、サニィがいた場所へ降り注ぐ。
「サニィ!」
ソラは彼女の方へ走り出す。
そこには、彼女の姿はなく。少し離れた湖面に立つ少女がひとり。
水の足場を作り、立っているのだ。
「あれ、逃げ足が早いんだね。」
楽しげな声が聞こえると、彼らはソラの前にふわりと降り立った。
三日前に襲ってきた三人組である。
よく見ると、男二人は金髪碧眼で、耳が長く尖っている。少女、パティは艶やかな黒髪。
「エルフ族…!」
ソラは少し飛び退いて身構え、アーサーも相手の出方を伺っている。
「次はこちらの番ですわ。」
すると湖面に立ったサニィはなんだか得意げに言った。
「ーー湧き出ずる 慈愛に満ちた青の雫よ 天すら切り裂く刃となれーー
"篠突く雨"!!」
ザアッ!
サニィが手のひらを水につけると、足元の水が動き、水の矢となって三人めがけて突き進む。
「ちっ!」
「ちょっと!?」
男たちとその後ろにいたソラは、向かい来る水の矢をギリギリで避ける。
あたし達の場所も考えながら魔法使ってよ…!と心の中で文句を言いながら。
「アーサー!?」
水の向かう先にはアーサー。
しかし、彼は避けるそぶりもなく、腰に携えた剣を抜き、水を断つ。
ジャッ!
いつの間に魔法をかけていたのか、剣に触れるや否や水は凍りつく。そして、剣を再び納めると、彼らの方へと駆け出した。
「…援護をお願いします。」
「わかった!」
まずは、メガネの男へ横薙ぎ一閃、が、男は軽々と真上に跳んで避ける。アーサーは勢いを利用して一回転し、左手を前に突き出した。
「"六花の舞"」
ぶあっ!
「うわ!」
白い粒を撒き散らしながら風が吹く。
メガネの男は風を避けられず、体制を崩して地面を転がる。
「ルド!」
「だ、大丈夫だよ。冷たいけど!」
メガネの男ーールドは素早く起きあがる。一見、傷を負っている様子はないが、体のあちこちには霜が花のような模様になって張り付いている。
「人間の分際で…!俺たちを傷つけるとは…!」
もう一人の男はその場で片手を天高く挙げて呪文を唱え始めた。怒りの火を瞳に灯して。
「ーー天より落とされし 眩い黄金の光よ 荒れ狂う雷の如く 我が敵を討てーー」
ぞわっとソラの身体に悪寒が走る。
逃げなきゃ!
「"雷獣戯画(らいじゅうぎが)"」
ばちばちばちっ!!!
「ーーー!!」
彼の手を避雷針として落ちた雷は地を這い、一瞬にしてソラとアーサーを捕らえた。
二人は逃げることも、声をあげることも許されず、地にひれ伏す。
「ソラ!アーサー!」
魔法の範囲外にいたサニィが悲鳴に近い声をあげ、水面から地面へ足をつく。
気を失ってしまったのだろうか。ソラは動かない。
アーサーは何とか顔を動かし、男を睨みつけるが、身体が痺れていて動かすことはできない。
「さあ。石を渡してもらおうか。」
男はソラの前に立つ。
「させませんわ!」
サニィは炎の玉を生み出して男に投げつける。
ごう!
突風が吹く。その風に煽られて炎は空に散った。
「ティフを傷つけるのは許さないよ。」
ルドが男ーーティフとサニィの間に割って入る。
「それより、自分の心配をした方がいい。」
ティフはチラリと彼女の方を見て言った。
「なんですって!?」
サニィは足を踏み出…せなかった。
「まさか!」
彼女は動けなくなっていた。そう、背後にはいつの間にか、パティの姿。
パティは影を踏んでいた。
「お姉さん、また三つ編みさせて?」
この場にはそぐわない、愛らしい声。それがかえって恐ろしい。
「じゃあ、せっかくだし、君の石もいただくね。」
ルドはサニィの方へゆっくり歩いてくる。彼女はこれまでか、と目を閉じ
カッ!!
すると、突然湖の方から眩い光がとんできて虚空で弾けた。
「…と…」
その光に驚いたパティは思わず魔法を解除した。サニィは急に身体が動くようになり、前につんのめる。
「何者だ。」
ティフは怒気をはらんだ声をあげる。
「あんたらこそ、誰じゃ?」
神々しく輝く湖の方からは、気だるそうな男の声が聞こえてきたのだった。
街を出て三日。神殿へと続く街道を進んでいた彼らは目的地に到着した。
神殿は山の上にあり、さらに、そこに広がる湖の上に建っていた。湖からは神殿に向かって階段が伸びている。
サニィは大きく深呼吸をして歩いてきた道を見下ろす。
「な、長い道のりでしたわっ…!」
彼女は目をつぶり、ここ三日間の記憶を呼び起こす。
「三歩歩けばソラは道に迷うし、アーサーは笑ってるだけだし、食事はあまり美味しくないし、ふかふかのベッドで眠れないし、入浴もできないし!」
サニィの後ろから声が聞こえる。
「文句はぶーぶー言うし、でも手伝いすらしないし…」
ソラは腕組みをしてサニィの頭に乗せ、体重をかける。
「重いですわ!」
まあまあ、とアーサーは困り顔で
「この三日間でわかったことがたくさんあったじゃないですか。」
わかったこと。
ソラは、どこでも眠れること。
アーサーは、冷静沈着かと思いきや、唐突に天然ボケを発すること。
サニィは、やっぱりワガママだったこと。
「………」
「………」
「……これ、さ。」
ソラは手のひらを顔にあててため息をついた。
「…みんなの性格?とか特長?とかがわかっただけで、旅の役には立たない気が…」
がーん!とアーサーはショックを受けて、ふらふらと神殿の横の崖に向かって歩いて行き、その場に座り込んだ。
「アーサー!?」
アーサーは崖から下をちらっと覗く。
はるか下には白い街。遠くに見えるは水晶の城。
「おや?これは…」
ソラが駆け寄って来る。
「アーサー!早まらないで…って、あれ?」
彼女も同じ風景を見る。そして、ギギギイッとサニィの方を向き
「…ここ、ティレニアス・シティの真上みたいなんだけど、抜け道みたいなのってなかったわけ?」
「もちろんありますわ。」
「なんで!そこを使わなかったわけ!?」
「わたくししか使えないからです。」
「?」
アーサーは立ち上がって元いた場所へ歩き出す。
「あそこは、水の加護を受けた者しか通れないのです。」
「なるほど、って、サニィ!あなた、さっき食事の時に火を起こしてたから火の加護じゃないの?」
ぽんっと手を打ったソラは疑問を口にする。
「おっしゃる通りですわ。わたくしは、火の加護。ですが、ティレニアスの王族は代々水の加護を受けているのです。
だから、わたくしのは火と水の加護を受けておりますわ。」
するとサニィは崖おもむろに湖畔へ歩くと、座りこんで水をすくった。
静かな湖畔に水の音が響く。その風景はとても平和で、なんだか神々しい。
「隙だらけだな。」
「!?」
平和が破られたのは突然だった。
ばちっ!!
真上で閃光がほとばしり、サニィがいた場所へ降り注ぐ。
「サニィ!」
ソラは彼女の方へ走り出す。
そこには、彼女の姿はなく。少し離れた湖面に立つ少女がひとり。
水の足場を作り、立っているのだ。
「あれ、逃げ足が早いんだね。」
楽しげな声が聞こえると、彼らはソラの前にふわりと降り立った。
三日前に襲ってきた三人組である。
よく見ると、男二人は金髪碧眼で、耳が長く尖っている。少女、パティは艶やかな黒髪。
「エルフ族…!」
ソラは少し飛び退いて身構え、アーサーも相手の出方を伺っている。
「次はこちらの番ですわ。」
すると湖面に立ったサニィはなんだか得意げに言った。
「ーー湧き出ずる 慈愛に満ちた青の雫よ 天すら切り裂く刃となれーー
"篠突く雨"!!」
ザアッ!
サニィが手のひらを水につけると、足元の水が動き、水の矢となって三人めがけて突き進む。
「ちっ!」
「ちょっと!?」
男たちとその後ろにいたソラは、向かい来る水の矢をギリギリで避ける。
あたし達の場所も考えながら魔法使ってよ…!と心の中で文句を言いながら。
「アーサー!?」
水の向かう先にはアーサー。
しかし、彼は避けるそぶりもなく、腰に携えた剣を抜き、水を断つ。
ジャッ!
いつの間に魔法をかけていたのか、剣に触れるや否や水は凍りつく。そして、剣を再び納めると、彼らの方へと駆け出した。
「…援護をお願いします。」
「わかった!」
まずは、メガネの男へ横薙ぎ一閃、が、男は軽々と真上に跳んで避ける。アーサーは勢いを利用して一回転し、左手を前に突き出した。
「"六花の舞"」
ぶあっ!
「うわ!」
白い粒を撒き散らしながら風が吹く。
メガネの男は風を避けられず、体制を崩して地面を転がる。
「ルド!」
「だ、大丈夫だよ。冷たいけど!」
メガネの男ーールドは素早く起きあがる。一見、傷を負っている様子はないが、体のあちこちには霜が花のような模様になって張り付いている。
「人間の分際で…!俺たちを傷つけるとは…!」
もう一人の男はその場で片手を天高く挙げて呪文を唱え始めた。怒りの火を瞳に灯して。
「ーー天より落とされし 眩い黄金の光よ 荒れ狂う雷の如く 我が敵を討てーー」
ぞわっとソラの身体に悪寒が走る。
逃げなきゃ!
「"雷獣戯画(らいじゅうぎが)"」
ばちばちばちっ!!!
「ーーー!!」
彼の手を避雷針として落ちた雷は地を這い、一瞬にしてソラとアーサーを捕らえた。
二人は逃げることも、声をあげることも許されず、地にひれ伏す。
「ソラ!アーサー!」
魔法の範囲外にいたサニィが悲鳴に近い声をあげ、水面から地面へ足をつく。
気を失ってしまったのだろうか。ソラは動かない。
アーサーは何とか顔を動かし、男を睨みつけるが、身体が痺れていて動かすことはできない。
「さあ。石を渡してもらおうか。」
男はソラの前に立つ。
「させませんわ!」
サニィは炎の玉を生み出して男に投げつける。
ごう!
突風が吹く。その風に煽られて炎は空に散った。
「ティフを傷つけるのは許さないよ。」
ルドが男ーーティフとサニィの間に割って入る。
「それより、自分の心配をした方がいい。」
ティフはチラリと彼女の方を見て言った。
「なんですって!?」
サニィは足を踏み出…せなかった。
「まさか!」
彼女は動けなくなっていた。そう、背後にはいつの間にか、パティの姿。
パティは影を踏んでいた。
「お姉さん、また三つ編みさせて?」
この場にはそぐわない、愛らしい声。それがかえって恐ろしい。
「じゃあ、せっかくだし、君の石もいただくね。」
ルドはサニィの方へゆっくり歩いてくる。彼女はこれまでか、と目を閉じ
カッ!!
すると、突然湖の方から眩い光がとんできて虚空で弾けた。
「…と…」
その光に驚いたパティは思わず魔法を解除した。サニィは急に身体が動くようになり、前につんのめる。
「何者だ。」
ティフは怒気をはらんだ声をあげる。
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