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第七話
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『ステータス』と唱えると、透明なボートの様な物が目の前に浮かんだ。
俺は自分のステータスを見る前に、周りの奴らの様子を見た。
何も無い空間をジッと見て、喜んだり笑ったり沈んだりしていた。
どうやら、自分のステータスと言うのは、他人が見る事は出来ない様だ。
それを確認した俺は、ようやく自分のステータスを見る。さてさて、どんなのかな。
笹山孫市。
年齢 16
性別 男。
天職 研師。
LEVEL 1
HP 650
MP 533
ATK 572
DEF 551
DEX 1050
SPD 660
INT 564
CHR 876
WIS 670
スキル(スキルセット数4) 研磨。言語通訳。鑑定。無限収納。
う~ん。他の奴らのが見えない所為か、高いのか低いのか分からんな。
スキルの方を見てみるか。
研磨(0/EX)
あらゆるものを研磨する事が出来る。
言語通訳(EX)
あらゆる種族の言葉、文字を理解、解読する事が出来る。
鑑定(0/EX)
レベルを上げて行けば物の良し悪しから、他人のステータスを覗き見、弱点などが分かるようになる。
無限収納(0/EX)
あらゆる物を収納する事が出来る空間。魔力が増える度に、収納数が増える。
収納された物は時間停止状態となる。現在の収納限界量 500。(0/500)
ただし、収納する重量によって、収納量が減る。
研磨って、まんまだな。
しかし、言語通訳とか使えるのか? 分からないけど。
使えるのは、鑑定と無限収納ぐらいか。
レベルを上げて行けば、鑑定も強くなり無限収納も収納量が増えると思う。多分
沈んでる奴らは、貰った天職かスキルが微妙なんだろうな。
まぁ、運が悪かったと諦めるしかないな。
俺の天職も良いのか悪いのか、正直に言って分からんしな。
「皆様の天職はお分かりとなったでしょう。一人一人教えて頂きたいのです」
「何で、そんな事を言わないといけないんだよ?」
鬼島が噛みつくというよりも、疑問に思ったのかそう訊ねて来た。
その問いかけにミネルヴァは微笑みながら答えた。
「わたしは別に皆様を死なせる為にお呼びしたのではないのです。皆様の天職の特性を知り、各々の能力に見合った所に身を置いて頂きたいのです」
ミネルヴァの言葉を聞いて、クラスメート達は特に不審に思う事は無かったのか、その言葉に従い皆一列に並んで自分の天職を教える事にした。
そうして、クラスメート達は自分の天職をミネルヴァに報告しだした。
今まで報告していた奴らの殆どは剣士、戦士、騎士、魔法使い、槍士、銃士、神官、武闘家、鍛冶師とか聞いた事があるような職業ばかりであった。
中には賢者、魔法戦士、武僧、錬金術師、料理人、忍者、侍、狂戦士、聖騎士と言った少し変わった天職の者達も居た。
ちなみに、築山は魔法戦士。鬼島は狂戦士。伊月姉妹は錬金術師。霧島先生は聖騎士だった。
しかし、誰かしら勇者とか英雄とかの天職に付いている奴らは居ないのか?
それとも、あれか。此処に居る奴ら全員、勇者とか言うのか?
そう思っていると、俺よりも前に居る奴が声を大にして告げた。
「吉岡祐介。職業勇者っ」
自分の職業を教える様に言いだした。
吉岡? あいつが大声を上げるなんて珍しいな。
クラスメート達の中でも一番大人しい奴で大声を上げる所とか見た事が無い。
その性格に見合うように、中肉中背で平凡な顔立ちの奴だった。
大人しいので、良く虐められないなと思っていた。
「それは素晴らしいっ」
ミネルヴァも喜んでいるのを見て、勇者という職業はかなりレアの天職の様だな。
その後は騎兵、暗殺者、重騎士、魔物使い、竜騎兵、竜騎士、精霊術師、ドルイドと言った職業が続いた。
ミネルヴァの反応を見るに、それなりにレアの職業なのだろう。
しかし、竜騎兵と竜騎士の違いが分からねえ。
俺の前に並んでいるクラスメート達が職業を言うのを聞いたミネルヴァを見ていると、結構顔に出る性格だと分かった。
戦士とか、騎兵とかありふれた職業を授かった奴が告げると、ミネルヴァは微笑むだけで何も言わなかった。
レアの職業を授かった奴には凄い喜んでいた。
その反応の差が凄いので、ありふれた職業の授かったクラスメート達も不満に思っている者達が居た。
そして、いよいよ、俺の番になった。
「笹山孫市。職業研師」
俺は自分の職業を告げた。
個人的には何かしら使える職業だろうと思っているが、この女神様はどう思うのかな?と思いつつ、ミネルヴァを見た。
「・・・・・・・」
何か職業を告げた瞬間、ミネルヴァは微笑んだ。
ふむ。この反応を見るに、女神様的にはどうでも良い職業の様だな。
そして、俺はミネルヴァの前から離れる。俺の後ろのクラスメート達が自分の職業を告げていく。
やがて、全員が職業を言い終えると、ミネルヴァは笑顔で手を叩いた。
「お疲れさまでした。本日はこれで終わりとします。この部屋を出たら、貴方達を案内する者が居ますので、その者達の案内に従ってくださいね」
ミネルヴァがそう言って手で差し示した先に扉があった。
言われた通り、俺達はこの部屋を出て行こうとしたが。
「ああ、貴方と貴方と貴方と、それと貴方はお伝えしたい事がありますので、少々お残りを」
ミネルヴァが残れと言うので、皆が出て行く中、足を止める事にした。
「イチ。終わったら、話をしましょう」
「ああ、分かった」
亜美がそう言うので、返事をして、俺はミネルヴァの下にいく。
俺は自分のステータスを見る前に、周りの奴らの様子を見た。
何も無い空間をジッと見て、喜んだり笑ったり沈んだりしていた。
どうやら、自分のステータスと言うのは、他人が見る事は出来ない様だ。
それを確認した俺は、ようやく自分のステータスを見る。さてさて、どんなのかな。
笹山孫市。
年齢 16
性別 男。
天職 研師。
LEVEL 1
HP 650
MP 533
ATK 572
DEF 551
DEX 1050
SPD 660
INT 564
CHR 876
WIS 670
スキル(スキルセット数4) 研磨。言語通訳。鑑定。無限収納。
う~ん。他の奴らのが見えない所為か、高いのか低いのか分からんな。
スキルの方を見てみるか。
研磨(0/EX)
あらゆるものを研磨する事が出来る。
言語通訳(EX)
あらゆる種族の言葉、文字を理解、解読する事が出来る。
鑑定(0/EX)
レベルを上げて行けば物の良し悪しから、他人のステータスを覗き見、弱点などが分かるようになる。
無限収納(0/EX)
あらゆる物を収納する事が出来る空間。魔力が増える度に、収納数が増える。
収納された物は時間停止状態となる。現在の収納限界量 500。(0/500)
ただし、収納する重量によって、収納量が減る。
研磨って、まんまだな。
しかし、言語通訳とか使えるのか? 分からないけど。
使えるのは、鑑定と無限収納ぐらいか。
レベルを上げて行けば、鑑定も強くなり無限収納も収納量が増えると思う。多分
沈んでる奴らは、貰った天職かスキルが微妙なんだろうな。
まぁ、運が悪かったと諦めるしかないな。
俺の天職も良いのか悪いのか、正直に言って分からんしな。
「皆様の天職はお分かりとなったでしょう。一人一人教えて頂きたいのです」
「何で、そんな事を言わないといけないんだよ?」
鬼島が噛みつくというよりも、疑問に思ったのかそう訊ねて来た。
その問いかけにミネルヴァは微笑みながら答えた。
「わたしは別に皆様を死なせる為にお呼びしたのではないのです。皆様の天職の特性を知り、各々の能力に見合った所に身を置いて頂きたいのです」
ミネルヴァの言葉を聞いて、クラスメート達は特に不審に思う事は無かったのか、その言葉に従い皆一列に並んで自分の天職を教える事にした。
そうして、クラスメート達は自分の天職をミネルヴァに報告しだした。
今まで報告していた奴らの殆どは剣士、戦士、騎士、魔法使い、槍士、銃士、神官、武闘家、鍛冶師とか聞いた事があるような職業ばかりであった。
中には賢者、魔法戦士、武僧、錬金術師、料理人、忍者、侍、狂戦士、聖騎士と言った少し変わった天職の者達も居た。
ちなみに、築山は魔法戦士。鬼島は狂戦士。伊月姉妹は錬金術師。霧島先生は聖騎士だった。
しかし、誰かしら勇者とか英雄とかの天職に付いている奴らは居ないのか?
それとも、あれか。此処に居る奴ら全員、勇者とか言うのか?
そう思っていると、俺よりも前に居る奴が声を大にして告げた。
「吉岡祐介。職業勇者っ」
自分の職業を教える様に言いだした。
吉岡? あいつが大声を上げるなんて珍しいな。
クラスメート達の中でも一番大人しい奴で大声を上げる所とか見た事が無い。
その性格に見合うように、中肉中背で平凡な顔立ちの奴だった。
大人しいので、良く虐められないなと思っていた。
「それは素晴らしいっ」
ミネルヴァも喜んでいるのを見て、勇者という職業はかなりレアの天職の様だな。
その後は騎兵、暗殺者、重騎士、魔物使い、竜騎兵、竜騎士、精霊術師、ドルイドと言った職業が続いた。
ミネルヴァの反応を見るに、それなりにレアの職業なのだろう。
しかし、竜騎兵と竜騎士の違いが分からねえ。
俺の前に並んでいるクラスメート達が職業を言うのを聞いたミネルヴァを見ていると、結構顔に出る性格だと分かった。
戦士とか、騎兵とかありふれた職業を授かった奴が告げると、ミネルヴァは微笑むだけで何も言わなかった。
レアの職業を授かった奴には凄い喜んでいた。
その反応の差が凄いので、ありふれた職業の授かったクラスメート達も不満に思っている者達が居た。
そして、いよいよ、俺の番になった。
「笹山孫市。職業研師」
俺は自分の職業を告げた。
個人的には何かしら使える職業だろうと思っているが、この女神様はどう思うのかな?と思いつつ、ミネルヴァを見た。
「・・・・・・・」
何か職業を告げた瞬間、ミネルヴァは微笑んだ。
ふむ。この反応を見るに、女神様的にはどうでも良い職業の様だな。
そして、俺はミネルヴァの前から離れる。俺の後ろのクラスメート達が自分の職業を告げていく。
やがて、全員が職業を言い終えると、ミネルヴァは笑顔で手を叩いた。
「お疲れさまでした。本日はこれで終わりとします。この部屋を出たら、貴方達を案内する者が居ますので、その者達の案内に従ってくださいね」
ミネルヴァがそう言って手で差し示した先に扉があった。
言われた通り、俺達はこの部屋を出て行こうとしたが。
「ああ、貴方と貴方と貴方と、それと貴方はお伝えしたい事がありますので、少々お残りを」
ミネルヴァが残れと言うので、皆が出て行く中、足を止める事にした。
「イチ。終わったら、話をしましょう」
「ああ、分かった」
亜美がそう言うので、返事をして、俺はミネルヴァの下にいく。
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