13 / 38
第1章『聖霊樹の巫女』
12
しおりを挟む
見慣れない天井、眠った覚えのない自分。
そんな状況も、ここ数日の間だけでもう三回目ですっかり慣れてしまった気がする。
「おう、目が覚めたか!」
声には聞き覚えがあった。
その声の方に視線を向けると、そこにはロンド先生の姿があった。
「ロンド先生?」
「いやぁ、びっくりしたぜ。俺との戦闘訓練でぶっ倒れる奴は今まで星の数ほど見てきたがよ。まさかそれよりはるか前の段階でぶっ倒れる奴がいるとは思いもしなかったぜ」
そういえば俺はギルドカードのスキルを得て、そこから輪廻士に転職することに同意した瞬間膨大な知識が脳を埋め尽くして……気絶したのか。
「ギルドカードのスキルはMPを消費しないスキルだから、ちょっと油断してたわ。きっとあたしも知らない何らかの理由でMP切れを起こしたのよね」
そう言って頷いているのはリサ先生だった。
この部屋はきっとギルドの一室なんだろう。
ベッドがほかにも六つ置かれていて、それらのベッドは全部が埋まっていた。
リックス達三人と俺、そしてエミリオでそれぞれ一つずつ。
そして残る一つのベッドは、ごろつき二人が積み重ねられたかのように寝かせられていた。
ちなみにエミリオのベッドの側には当然のようにセレンさんが付き添っていた。
「えーっとこれは一体……」
「さっきもバカが言ったでしょ。戦闘訓練よ。ほら、昨日実技試験があるって言ってあったでしょ?」
「ああ、そういえば確かに……」
「お前さんがぶっ倒れてる間に、実技試験は滞りなく終了って奴だ。まぁお前さんは実技試験はやってないが……どうする?」
「いえ、さすがに今日はやめておきます……」
惨憺たる有様を目の当たりにして及び腰になった……訳ではない。
多分だが、実技試験はしない方がいいと思ったのだ。
「そうか。まぁ採点にゃあ響くが戦闘だけが冒険者ってわけでもねぇしな。無理に全部やる必要もねえか」
ちなみにゲームでは『これより戦闘におけるチュートリアルを開始します。スキップする/しない』とか、そういう文章が出たような気がする。
もちろんスキップせずに受けておけばクエスト達成経験値を入手できたが、まぁ微々たる量だ。
それとシステム的には同じものなんだろう。
……だめだな。
変にチート能力が手に入ったせいで、またゲーム脳になってきている気がする。
ここは現実、ここは現実、ここは現実………よし。
「とりあえず、今日のところはこれで終了よ。最終日は実際にパーティーを組んでダンジョンに潜ってもらうことになるわ。だから今日は各自ゆっくり休んでおくこと。いいわね?」
そう言い残し二人の先生は部屋から出ていった。
俺はそっと小さく『“ギルドカード・オープン”』と口にする。
そうして出てきた俺のギルドカードは……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
名前:カイト=インディナル 種族:人間
性別:男 年齢:十八 職業:輪廻士
レベル:78
HP:950/950 MP:930/930
STR:100 VIT:100 AGI:100
DEX:100 INT:100 MIN:100
スキル:
ソウルリンク『未設定』『未設定』『未設定』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
………ああ、うん。間違いなく俺がプレイしていた当時のステータスそのままだな。
なお、能力がキリよく並んでるのは別に偶然じゃなくて、レベルアップによる能力アップボーナスを均等に割り振るようにしていった結果だ。
普通はこんなステータスは器用貧乏以外の何物でもないのだが、輪廻士の場合英魂の組み合わせ次第で、戦士にも魔法使いにも生産職にもいつでも切り替え可能なので結果的に全ステータスが重要なのだ。
もちろん同レベル帯の専門職キャラクターに比べれば、見劣りする場面も多いがそこを英魂の組み合わせで補い有利に進めていくのも輪廻士の魅力なのだ。
ちなみにレベル自体は、そこそこやりこんではいるが廃ゲーマー程じゃない。
英魂のセットはできるだろうか?
俺は早速『未設定』の部分を指で……いや、もういいや。
画面をスマホに見立てて、タップした。
すると、見覚えのある課金のたまものの英魂達の名前がずらっと表示された。
よしよし……とにかく今は戦闘職より便利職の方がいいよな。
俺はリストの中から『宝石商ゴードウェル』『旅芸人メランコリー』『神官プロヴァンス』を選択した。
それによってスキル欄が大きく様変わりする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
HP:950/950 MP:930/930(+100)
STR:100 VIT:100 AGI:100(+30)
DEX:100 INT:100(+10) MIN:100(+20)
スキル:
ソウルリンク『宝石商ゴードウェル』『旅芸人メランコリー』『神官プロヴァンス』
アクティブ:『宝石研磨』『真贋判定』『鑑定眼』『歌唱術』『舞踏術』『コンサート』『鈍器術』『神聖魔法』『祈り』
パッシブ:『商人の豪運』『軽業師』『成り上がり神官』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
名前とかその辺は変わらないのでまぁ置いておくとして、ステータス補正とアクティブスキル九種にパッシブスキル三種が追加された。
ステータス補正は『軽業師』『成り上がり神官』のおかげだ。
こういう部分や……英魂によってはスキルのダブりなんかもあったりで、組み合わせ次第でありとあらゆる場面に対応可能な職業。
これが輪廻士の神髄だった。
とりあえず今は『鑑定眼』と『コンサート』、いざという時の『神聖魔法』を目的に組んでいる。
『鑑定眼』はいついかなる時も役に立つだろうし、『コンサート』は路上で歌ったり踊ったりでおひねりをもらうスキルだ。
『神聖魔法』は身を守るのにもうってつけだし、最悪『鈍器術』があるからメイスみたいな武器で戦うこともできる。
俺はそこまで作業を済ませると、ベッドから立ち上がりエミリオのいるベッドへと足を向けた。
「セレンさん、エミリオは……?」
「エミリオ様なら平気です。カイトさんはもう大丈夫ですか?」
「ああ、俺の方は平気だが……うん、大丈夫そうだな」
エミリオから安らかな寝息が聞こえてくる。
外傷もなさそうだし、特に問題はないのだろう。
窓から外を見ると日はまだ高く、夕方までには時間があるようだ。
今から明日までは自由時間という事だろう。
「セレンさん、俺ちょっと出かけてこようと思うんですが……」
「解りました。それでは十七の刻に昨日の宿で待ち合わせにしましょうか?」
俺はその言葉にうなずきギルドを後にした。
そして約束の時間まで『コンサート』のスキルを使い、路上ブレイクダンスでおひねりに銀貨四枚と銅貨五枚、鉄貨(……十円ぐらいか?)八枚を手に入れた。
頭が摩擦熱でヒリヒリしたが、その甲斐はあったようだ。
ちょっとばかり禿が心配になったりもしたが、深く考えない様にしよう……
そんな状況も、ここ数日の間だけでもう三回目ですっかり慣れてしまった気がする。
「おう、目が覚めたか!」
声には聞き覚えがあった。
その声の方に視線を向けると、そこにはロンド先生の姿があった。
「ロンド先生?」
「いやぁ、びっくりしたぜ。俺との戦闘訓練でぶっ倒れる奴は今まで星の数ほど見てきたがよ。まさかそれよりはるか前の段階でぶっ倒れる奴がいるとは思いもしなかったぜ」
そういえば俺はギルドカードのスキルを得て、そこから輪廻士に転職することに同意した瞬間膨大な知識が脳を埋め尽くして……気絶したのか。
「ギルドカードのスキルはMPを消費しないスキルだから、ちょっと油断してたわ。きっとあたしも知らない何らかの理由でMP切れを起こしたのよね」
そう言って頷いているのはリサ先生だった。
この部屋はきっとギルドの一室なんだろう。
ベッドがほかにも六つ置かれていて、それらのベッドは全部が埋まっていた。
リックス達三人と俺、そしてエミリオでそれぞれ一つずつ。
そして残る一つのベッドは、ごろつき二人が積み重ねられたかのように寝かせられていた。
ちなみにエミリオのベッドの側には当然のようにセレンさんが付き添っていた。
「えーっとこれは一体……」
「さっきもバカが言ったでしょ。戦闘訓練よ。ほら、昨日実技試験があるって言ってあったでしょ?」
「ああ、そういえば確かに……」
「お前さんがぶっ倒れてる間に、実技試験は滞りなく終了って奴だ。まぁお前さんは実技試験はやってないが……どうする?」
「いえ、さすがに今日はやめておきます……」
惨憺たる有様を目の当たりにして及び腰になった……訳ではない。
多分だが、実技試験はしない方がいいと思ったのだ。
「そうか。まぁ採点にゃあ響くが戦闘だけが冒険者ってわけでもねぇしな。無理に全部やる必要もねえか」
ちなみにゲームでは『これより戦闘におけるチュートリアルを開始します。スキップする/しない』とか、そういう文章が出たような気がする。
もちろんスキップせずに受けておけばクエスト達成経験値を入手できたが、まぁ微々たる量だ。
それとシステム的には同じものなんだろう。
……だめだな。
変にチート能力が手に入ったせいで、またゲーム脳になってきている気がする。
ここは現実、ここは現実、ここは現実………よし。
「とりあえず、今日のところはこれで終了よ。最終日は実際にパーティーを組んでダンジョンに潜ってもらうことになるわ。だから今日は各自ゆっくり休んでおくこと。いいわね?」
そう言い残し二人の先生は部屋から出ていった。
俺はそっと小さく『“ギルドカード・オープン”』と口にする。
そうして出てきた俺のギルドカードは……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
名前:カイト=インディナル 種族:人間
性別:男 年齢:十八 職業:輪廻士
レベル:78
HP:950/950 MP:930/930
STR:100 VIT:100 AGI:100
DEX:100 INT:100 MIN:100
スキル:
ソウルリンク『未設定』『未設定』『未設定』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
………ああ、うん。間違いなく俺がプレイしていた当時のステータスそのままだな。
なお、能力がキリよく並んでるのは別に偶然じゃなくて、レベルアップによる能力アップボーナスを均等に割り振るようにしていった結果だ。
普通はこんなステータスは器用貧乏以外の何物でもないのだが、輪廻士の場合英魂の組み合わせ次第で、戦士にも魔法使いにも生産職にもいつでも切り替え可能なので結果的に全ステータスが重要なのだ。
もちろん同レベル帯の専門職キャラクターに比べれば、見劣りする場面も多いがそこを英魂の組み合わせで補い有利に進めていくのも輪廻士の魅力なのだ。
ちなみにレベル自体は、そこそこやりこんではいるが廃ゲーマー程じゃない。
英魂のセットはできるだろうか?
俺は早速『未設定』の部分を指で……いや、もういいや。
画面をスマホに見立てて、タップした。
すると、見覚えのある課金のたまものの英魂達の名前がずらっと表示された。
よしよし……とにかく今は戦闘職より便利職の方がいいよな。
俺はリストの中から『宝石商ゴードウェル』『旅芸人メランコリー』『神官プロヴァンス』を選択した。
それによってスキル欄が大きく様変わりする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
HP:950/950 MP:930/930(+100)
STR:100 VIT:100 AGI:100(+30)
DEX:100 INT:100(+10) MIN:100(+20)
スキル:
ソウルリンク『宝石商ゴードウェル』『旅芸人メランコリー』『神官プロヴァンス』
アクティブ:『宝石研磨』『真贋判定』『鑑定眼』『歌唱術』『舞踏術』『コンサート』『鈍器術』『神聖魔法』『祈り』
パッシブ:『商人の豪運』『軽業師』『成り上がり神官』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
名前とかその辺は変わらないのでまぁ置いておくとして、ステータス補正とアクティブスキル九種にパッシブスキル三種が追加された。
ステータス補正は『軽業師』『成り上がり神官』のおかげだ。
こういう部分や……英魂によってはスキルのダブりなんかもあったりで、組み合わせ次第でありとあらゆる場面に対応可能な職業。
これが輪廻士の神髄だった。
とりあえず今は『鑑定眼』と『コンサート』、いざという時の『神聖魔法』を目的に組んでいる。
『鑑定眼』はいついかなる時も役に立つだろうし、『コンサート』は路上で歌ったり踊ったりでおひねりをもらうスキルだ。
『神聖魔法』は身を守るのにもうってつけだし、最悪『鈍器術』があるからメイスみたいな武器で戦うこともできる。
俺はそこまで作業を済ませると、ベッドから立ち上がりエミリオのいるベッドへと足を向けた。
「セレンさん、エミリオは……?」
「エミリオ様なら平気です。カイトさんはもう大丈夫ですか?」
「ああ、俺の方は平気だが……うん、大丈夫そうだな」
エミリオから安らかな寝息が聞こえてくる。
外傷もなさそうだし、特に問題はないのだろう。
窓から外を見ると日はまだ高く、夕方までには時間があるようだ。
今から明日までは自由時間という事だろう。
「セレンさん、俺ちょっと出かけてこようと思うんですが……」
「解りました。それでは十七の刻に昨日の宿で待ち合わせにしましょうか?」
俺はその言葉にうなずきギルドを後にした。
そして約束の時間まで『コンサート』のスキルを使い、路上ブレイクダンスでおひねりに銀貨四枚と銅貨五枚、鉄貨(……十円ぐらいか?)八枚を手に入れた。
頭が摩擦熱でヒリヒリしたが、その甲斐はあったようだ。
ちょっとばかり禿が心配になったりもしたが、深く考えない様にしよう……
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる