26 / 62
第26話
体育、それはほとんどの人が嫌うものであり、協力することで輪を広げることができる活動だ。正直嫌いだが、もうしなくて良くなるととても嬉しく感じる。
準備運動の後に先生が言うであろう「グループを組んでください」。この一言により、絶望の淵に叩きつけられることだろう。これが二人グループなら、なおさら地獄だ。だが、ダンジョンが現れたことでその体育の制度も終わりを迎える。
レベルを上げることでのステータスの差だ。その差により「ステータスの差が不公平だ」といったものや「怪我をした時にどうする?」といったことで、荒れた。その高波は、スポーツの大会に被害をもたらす。
世界大会では、ダンジョンに一度でも潜ったことがある者は大会参加を全面禁止することになった。だが、納得のいかない者たちによる反発もあり、現在はレベル五以下の者という制限に変わった。
まあ、関係のない話だ。
***
土曜日でのあの戦いから、スキルが何個か増えていた。それをベッドの上で転がりながら確認をしている。まず一つ目のスキルは「集中」だ。集中力が上がるスキルのようだ。
このスキルは多く見つかっていると言われている。ダンジョンでの戦闘以外にも勉強に集中しているとスキルを手に入れることができることが度々あったからだ。効果としてはゾーンに入るということだ。
全ての動きがゆっくりに感じ、本来の力以上の力を発揮できる状態、それを維持することだ。
ここに「思考加速」でもつければ強いが、そのスキルはまだ見つかっていないらしい。
二つ目のスキルは「気配探知」だ。人間が隠していなければ、誰もが気配を持っている。それを察知する能力だ。気配と言っても存在感のようなものだと考えている。気配の指標がよく分からない。
これが弱いわけではない。後ろから近づいてくる人や自転車に気が付き、避けることもできるのだ。
最後の三つ目スキルは、「火事場の馬鹿力」だ。発動条件はHPかスタミナのどちらかが10%を切った際で、ステータスを上昇させるという効果がある。もちろん、全てのステータスだ。
スタミナは時間経過で回復する。このスキルを継続的に発動するとなれば、HPが減ることで発動するはずだ。それほど、ピンチになる環境に身を置きたくはないな…。即死攻撃の場合、どうなるのかが気になるところだ。
マックスの状態から全損するとこのスキルが発動するのだろうか?死んでいるから関係ないか。
新しく獲得したスキルがこの三つだった。そして、職業のレベルが大きく上昇している。まずはメインのGMだ。GMのレベルは13にまで上昇している。サブ職業である風魔法使いと土魔法使いのレベルが10と並んでいるのだった。
壁とされていたレベル10をいつの間にか超えていたようだ。下級職業のレベル上限は20となっている。そこまで行くと職業を次の進化させたり、適性のある職業に転職できたりする。
次の関門はレベル20になることだな。だが、問題はこのGMだ。GMに進化があるのか、上限があるのか、転職ができるのか。この辺りのことが全くわからない。もし、進化がなければ、何も変わらないが普通にきつい。
魔法使いのステータスは、魔力特化になっている。そして武器系は筋力特化だ。だが、このGMのステータスの振り方は、平均的だった。まあ、嬉しいのは嬉しいのだが、突出させてそれを基盤として戦術を組みたかった。
とりあえず、レベル10を超えたことにより、新たなスキルを獲得している。まずは魔法職からだ。今回のスキルは「魔法威力アップ」だ。魔力消費は変わらないが魔法の威力が上がるというものだ。
だが、その上昇率はあまり高くはない。これも同じく属性ごとで、2.5%の上昇率だ。そのため、急に強くなることが起きない。まあ、弱くなるとかよりはまだマシだ。あれよりも威力が弱くなるとか負け確定だろう…。
一番の目玉、GMのレベル10特典だ。それは、「自分だけのスキルを作ろう」と書かれているのだった。終わっているだろう。要するにユニークスキルを作ろうとのことだ。
まだ、戦闘に慣れていない。そのため、今何が不足していて、どんなスキルが欲しいとか何も決まっていないのだった。あるとすればサーチ系だろう。
(それも手に入ったしな……)
ふと思いついたのは「ラック上昇」だ。運が上がればなんとかなる理論だ。スキルの文字を触ると、そこに空白が出てくる。そしてステータスの下にキーボードが出現するのだった。
そして、「ラック上昇」と打ち込んだ。もし存在していなければ作ることができないはずだ。目的としては、宝箱のはずれを減らすことが目的だ。ステータスにも運の数値は存在しているとされている。だが、隠されており見ることができないのが現実だ。
だが、存在はしているだろう。この恩恵がよくわかるのはボスを討伐した時の宝箱だ。スキルブックやそいつが装備していたものがドロップする。だが、運が悪いと、魔石といったどこでも手に入れられるものが落ちる。
エンターボタンをダブルタップし、打ち込みが終わったのだった。そして、その効果と書かれたものが出てくる。
(効果も自分で決めていいのか…。パッシブスキルなのは確実だな……)
効果か…。上げすぎた運が暴走するのは嫌だ。他の人から見て運が良くても、自分から見れば運が悪いということがあるはずだ。様子見がいるな。調節が難しいな。
(…50%が無難か?)
効果に運のステータスが50%増加すると入力し、「ラック上昇」のスキルを獲得することができた。
準備運動の後に先生が言うであろう「グループを組んでください」。この一言により、絶望の淵に叩きつけられることだろう。これが二人グループなら、なおさら地獄だ。だが、ダンジョンが現れたことでその体育の制度も終わりを迎える。
レベルを上げることでのステータスの差だ。その差により「ステータスの差が不公平だ」といったものや「怪我をした時にどうする?」といったことで、荒れた。その高波は、スポーツの大会に被害をもたらす。
世界大会では、ダンジョンに一度でも潜ったことがある者は大会参加を全面禁止することになった。だが、納得のいかない者たちによる反発もあり、現在はレベル五以下の者という制限に変わった。
まあ、関係のない話だ。
***
土曜日でのあの戦いから、スキルが何個か増えていた。それをベッドの上で転がりながら確認をしている。まず一つ目のスキルは「集中」だ。集中力が上がるスキルのようだ。
このスキルは多く見つかっていると言われている。ダンジョンでの戦闘以外にも勉強に集中しているとスキルを手に入れることができることが度々あったからだ。効果としてはゾーンに入るということだ。
全ての動きがゆっくりに感じ、本来の力以上の力を発揮できる状態、それを維持することだ。
ここに「思考加速」でもつければ強いが、そのスキルはまだ見つかっていないらしい。
二つ目のスキルは「気配探知」だ。人間が隠していなければ、誰もが気配を持っている。それを察知する能力だ。気配と言っても存在感のようなものだと考えている。気配の指標がよく分からない。
これが弱いわけではない。後ろから近づいてくる人や自転車に気が付き、避けることもできるのだ。
最後の三つ目スキルは、「火事場の馬鹿力」だ。発動条件はHPかスタミナのどちらかが10%を切った際で、ステータスを上昇させるという効果がある。もちろん、全てのステータスだ。
スタミナは時間経過で回復する。このスキルを継続的に発動するとなれば、HPが減ることで発動するはずだ。それほど、ピンチになる環境に身を置きたくはないな…。即死攻撃の場合、どうなるのかが気になるところだ。
マックスの状態から全損するとこのスキルが発動するのだろうか?死んでいるから関係ないか。
新しく獲得したスキルがこの三つだった。そして、職業のレベルが大きく上昇している。まずはメインのGMだ。GMのレベルは13にまで上昇している。サブ職業である風魔法使いと土魔法使いのレベルが10と並んでいるのだった。
壁とされていたレベル10をいつの間にか超えていたようだ。下級職業のレベル上限は20となっている。そこまで行くと職業を次の進化させたり、適性のある職業に転職できたりする。
次の関門はレベル20になることだな。だが、問題はこのGMだ。GMに進化があるのか、上限があるのか、転職ができるのか。この辺りのことが全くわからない。もし、進化がなければ、何も変わらないが普通にきつい。
魔法使いのステータスは、魔力特化になっている。そして武器系は筋力特化だ。だが、このGMのステータスの振り方は、平均的だった。まあ、嬉しいのは嬉しいのだが、突出させてそれを基盤として戦術を組みたかった。
とりあえず、レベル10を超えたことにより、新たなスキルを獲得している。まずは魔法職からだ。今回のスキルは「魔法威力アップ」だ。魔力消費は変わらないが魔法の威力が上がるというものだ。
だが、その上昇率はあまり高くはない。これも同じく属性ごとで、2.5%の上昇率だ。そのため、急に強くなることが起きない。まあ、弱くなるとかよりはまだマシだ。あれよりも威力が弱くなるとか負け確定だろう…。
一番の目玉、GMのレベル10特典だ。それは、「自分だけのスキルを作ろう」と書かれているのだった。終わっているだろう。要するにユニークスキルを作ろうとのことだ。
まだ、戦闘に慣れていない。そのため、今何が不足していて、どんなスキルが欲しいとか何も決まっていないのだった。あるとすればサーチ系だろう。
(それも手に入ったしな……)
ふと思いついたのは「ラック上昇」だ。運が上がればなんとかなる理論だ。スキルの文字を触ると、そこに空白が出てくる。そしてステータスの下にキーボードが出現するのだった。
そして、「ラック上昇」と打ち込んだ。もし存在していなければ作ることができないはずだ。目的としては、宝箱のはずれを減らすことが目的だ。ステータスにも運の数値は存在しているとされている。だが、隠されており見ることができないのが現実だ。
だが、存在はしているだろう。この恩恵がよくわかるのはボスを討伐した時の宝箱だ。スキルブックやそいつが装備していたものがドロップする。だが、運が悪いと、魔石といったどこでも手に入れられるものが落ちる。
エンターボタンをダブルタップし、打ち込みが終わったのだった。そして、その効果と書かれたものが出てくる。
(効果も自分で決めていいのか…。パッシブスキルなのは確実だな……)
効果か…。上げすぎた運が暴走するのは嫌だ。他の人から見て運が良くても、自分から見れば運が悪いということがあるはずだ。様子見がいるな。調節が難しいな。
(…50%が無難か?)
効果に運のステータスが50%増加すると入力し、「ラック上昇」のスキルを獲得することができた。
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~
虎柄トラ
ファンタジー
下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。
意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。
女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。
敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。
剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。
一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。
快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。
俺のレベルが常人では到達不可の領域にある件について ~全ユーザーレベル上限999の中俺だけレベル100億いった~
仮実谷 望
ファンタジー
ダンジョンが当たり前のようにある世界になって3年の月日が流れてずっとダンジョンに入りたいと願っていた青年が自宅にダンジョンが出現する。自宅の押し入れにダンジョンが出現する中、冷静に青年はダンジョンを攻略する。そして自分だけがレベル上限を突破してレベルが無尽蔵に上がり続けてしまう。そうしていづれは最強への探索者として覚醒する青年なのであった。
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?