17 / 30
交差点、心と声(2)
しおりを挟む
午後の陽が差し込むガラス張りのロビー。
和泉翠心は自販機の前で、小銭を取り出しながら飲み物を選んでいた。
そのとき──
ゴツッ
「あ、すみません……っ」
「──あ、こっちこそごめんなさい!」
細い肩がぶつかって、ペットボトルがコロンと落ちる。
しゃがみこんだ翠心の手に、ひょいっと細い指が重なった。
「あっ……これ、あなたの……?」
「んー、たぶん……? どっちだっけ……?」
一瞬、互いの目が合う。
──ふわりと、前髪の奥から、伏し目がちにこちらを見る女の子。
翠心が手を伸ばすのを止めて、ぺこっと頭を下げたその子は、すぐに立ち去った。
(……なんだ、ちょっと変わった雰囲気の子だったな)
翠心が不思議そうに首を傾げながら、拾ったペットボトルを受け取る。
一方、その場を去った赤崎玲依は、遠ざかりながらそっと呟いていた。
「……かっこいい声だった、あの人……」
---
多目的ホールに、各校の演劇部が集まり始めている。
燈ノ杜学園演劇部の顧問、宮吉 皓介はスラックスにシャツのラフな格好で先頭に立ち、ひらりと手を振る。
「おーい、全員おるな? 今日はえらい豪華な顔ぶれや、気ぃ引き締めてこーや!」
翠心・桔平・怜央・蓮真らが頷き、ホールに入ろうとしたそのとき──
「はーい注目ー! そこ通る男子たち、今日からよろしくね!」
舞台の上で両手を広げて声を張るのは、華やかなツインテールの少女──赤崎真依。
「久賀原女子演劇部、部長の赤崎真依よ! ま、うちの名前くらいは聞いたことあるわよね?」
その隣に、おとなしく立つ玲依の姿。
翠心は一瞬ぎくりとし、小さく息をのむ。
(……あの子!?)
怜央がすかさず耳打ちする。
「久賀原女子……やばい、全国常連の超強豪ですよね。双子の姉妹が有名で──」
蓮真がぽつり。
「マジで……名前見ただけでプレッシャー来るッス……」
真依がステージからこちらを見下ろすようにしてにっこり笑う。
「そちらさんはどこの学校?」
桔平が一歩前に出る。
「燈ノ杜学園。清水桔平、部長」
「男子校なのね、ふぅん……あたしら女子校だけど、遠慮はしないわよ? で──そこの、そっちの美形くんは?」
「……和泉翠心、副部長」
「“翠心”……いい名前ね。響きが綺麗。舞台映えしそう」
翠心が顔をしかめながら小さく肩をすくめる。
(……変なことにならないといいけど)
---
別室の待合ホール。
紙コップのコーヒーを手に、宮吉がのそっと入ってくる。
「うわ、冷房ききすぎやろ……誰やこんなガンガンにしてんの」
その奥、ソファで脚を組んでいたのは──鮫島鋭。
革ジャンにTシャツというラフな格好、だがその目つきは鋭い。
「やあ、宮吉。燈ノ杜、今年は男子揃いか?」
「ほっとけ、うちは“男子校”やっちゅうねん。そっちは今年も例の双子がエースかいな」
「まあね。姉が暴れて、妹がまとめてる。うまく回ってるよ」
「……うちのはな、今年“ちょっと火ぃついた”やつがおんねん。そっちにゃ負けへんで?」
「楽しみにしてるさ。前回は悔しかったろ?」
「……あれはもう言うな」
ふたりの教師が、無言の火花を交わす。
---
ステージに集まる各校の代表者。
真依と桔平が真正面から視線を交わす。
玲依は静かに後方からその様子を見つめていた。
「……さっきの、翠心くん……やっぱりすごく雰囲気あるね」
一方、翠心も視線をわずかに横に流しながら思う。
(久賀原女子──全国の舞台に立った連中が、本気で来てる)
演劇は、まだ始まっていない。
けれど、その空気にはすでに“勝負”の気配があった──
---
円形のステージのようなスペースに、各校の代表たちが輪になって座っている。
進行役のプロ俳優・早乙女 鷹也が、手を叩いて声を上げた。
「じゃあ、そろそろ即興やってこか。テーマは──“約束の裏切り”」
ざわつく会場。
「順番にいくぞ。まずは──燈ノ杜学園の清水桔平くんと、久賀原女子の……赤崎 真依さん、いけるか?」
「……お」
「へぇ、なるほど。これは見ものだな」
周囲が静かに色めき立つ中、
桔平は無言で立ち上がり、真依も負けじと足音を鳴らすように歩み出る。
---
即興エチュード:「約束の裏切り」
【出演:桔平(即興名:陽人)、真依(即興名:カエデ)】
陽人(桔平):「……あれは、信じてくれたんじゃなかったのか」
カエデ(真依):「信じてたよ。でも、信じたのが間違いだったのかもね」
陽人:「俺は裏切ってない」
カエデ:「じゃあ、なんで来なかったのよ。あの時、あの場所に……!」
声がぶつかり合う。
桔平は一切目を逸らさず、言葉の間を最小限に抑え、鋭く感情を突きつける。
真依も一歩も引かず、指先にまで悔しさを込めて踏み込む。
陽人:「……言い訳なんて、聞きたくないよな。わかってる。でも、それでも俺は──」
カエデ:「……黙って」
一瞬の静寂。
カエデ:「──今さら、“来たかった”なんて言葉で、私の一年を取り戻せると思わないで」
目が合ったまま、動かない。
拍手の指示が出るまで、誰も言葉を出せなかった。
「……っすげぇ……」
怜央がぽつりと呟き、
周囲の拍手が次第に広がっていく。
採点はなかったが、周囲の空気は明確だった。 このふたり、どちらも「演じに来ている」のではなく、「そこに生きていた」。
---
一方、別ブロック──
玲依と翠心は、即興課題「思いがけない再会」のペアに組まれていた。
事前の打ち合わせはほとんどなく、出たとこ勝負の流れ。
玲依は不安げに立ち上がり、小さく深呼吸をする。
(ああ、どうしよう……失敗したら、久賀原の看板に泥塗っちゃう……)
そんな思いを抱いたまま、即興のシーンが始まる。
---
即興エチュード:「思いがけない再会」
【出演:翠心(即興名:ユウ)、玲依(即興名:サラ)】
ユウ(翠心):「……サラ?」
サラ(玲依):「──え……ユウ?」
驚きに息を呑むような玲依の声。
その自然な反応に、翠心は優しく笑って返す。
ユウ:「よかった、まだこの街にいたんだ」
サラ:「……うん。でも、どうして、ここに?」
ユウ:「……探してた。ちゃんと、“ごめん”が言いたくて」
翠心の声には、優しさとどこか危うさがあった。
玲依は思わず、翠心の目をじっと見つめてしまう。
サラ:「……そんなの、ずるいよ。私、やっと忘れようとしてたのに」
ユウ:「忘れなくていい。俺も、忘れたくなかったから──」
その“まっすぐ”な台詞が、玲依の胸を打つ。
──翠心くんって、こんなふうに……人を見てくれるんだ。
ちゃんと、私の感情を拾ってくれて、受け止めてくれる。
(なんか、やだ……心臓、変な音してる……)
玲依は、無意識にほんの少しだけ、翠心の方に身体を寄せた。
そして。
サラ(玲依):「……じゃあ、もう一度、会ってくれてありがとう」
ユウ(翠心):「こっちこそ。ごめんと、ありがとう」
演技が終わった瞬間、玲依は軽く息を吐き──ふと、翠心の横顔を見てしまう。
その優しい笑みに、心臓がまた「ドクン」と鳴った。
---
終了後・控室前。
玲依は、水のペットボトルを抱えて呆然と座っていた。
「……ねえっ、玲依。大丈夫?」
真依が声をかけると、玲依はびくりと身体を震わせて小さく答える。
「……うん、なんか、ちょっと、変な気持ちになっただけ」
「……まさか、あの男子校の、演劇部の……」
「な、なにも言ってないよ!?!?!?」
玲依の耳が、真っ赤だった。
和泉翠心は自販機の前で、小銭を取り出しながら飲み物を選んでいた。
そのとき──
ゴツッ
「あ、すみません……っ」
「──あ、こっちこそごめんなさい!」
細い肩がぶつかって、ペットボトルがコロンと落ちる。
しゃがみこんだ翠心の手に、ひょいっと細い指が重なった。
「あっ……これ、あなたの……?」
「んー、たぶん……? どっちだっけ……?」
一瞬、互いの目が合う。
──ふわりと、前髪の奥から、伏し目がちにこちらを見る女の子。
翠心が手を伸ばすのを止めて、ぺこっと頭を下げたその子は、すぐに立ち去った。
(……なんだ、ちょっと変わった雰囲気の子だったな)
翠心が不思議そうに首を傾げながら、拾ったペットボトルを受け取る。
一方、その場を去った赤崎玲依は、遠ざかりながらそっと呟いていた。
「……かっこいい声だった、あの人……」
---
多目的ホールに、各校の演劇部が集まり始めている。
燈ノ杜学園演劇部の顧問、宮吉 皓介はスラックスにシャツのラフな格好で先頭に立ち、ひらりと手を振る。
「おーい、全員おるな? 今日はえらい豪華な顔ぶれや、気ぃ引き締めてこーや!」
翠心・桔平・怜央・蓮真らが頷き、ホールに入ろうとしたそのとき──
「はーい注目ー! そこ通る男子たち、今日からよろしくね!」
舞台の上で両手を広げて声を張るのは、華やかなツインテールの少女──赤崎真依。
「久賀原女子演劇部、部長の赤崎真依よ! ま、うちの名前くらいは聞いたことあるわよね?」
その隣に、おとなしく立つ玲依の姿。
翠心は一瞬ぎくりとし、小さく息をのむ。
(……あの子!?)
怜央がすかさず耳打ちする。
「久賀原女子……やばい、全国常連の超強豪ですよね。双子の姉妹が有名で──」
蓮真がぽつり。
「マジで……名前見ただけでプレッシャー来るッス……」
真依がステージからこちらを見下ろすようにしてにっこり笑う。
「そちらさんはどこの学校?」
桔平が一歩前に出る。
「燈ノ杜学園。清水桔平、部長」
「男子校なのね、ふぅん……あたしら女子校だけど、遠慮はしないわよ? で──そこの、そっちの美形くんは?」
「……和泉翠心、副部長」
「“翠心”……いい名前ね。響きが綺麗。舞台映えしそう」
翠心が顔をしかめながら小さく肩をすくめる。
(……変なことにならないといいけど)
---
別室の待合ホール。
紙コップのコーヒーを手に、宮吉がのそっと入ってくる。
「うわ、冷房ききすぎやろ……誰やこんなガンガンにしてんの」
その奥、ソファで脚を組んでいたのは──鮫島鋭。
革ジャンにTシャツというラフな格好、だがその目つきは鋭い。
「やあ、宮吉。燈ノ杜、今年は男子揃いか?」
「ほっとけ、うちは“男子校”やっちゅうねん。そっちは今年も例の双子がエースかいな」
「まあね。姉が暴れて、妹がまとめてる。うまく回ってるよ」
「……うちのはな、今年“ちょっと火ぃついた”やつがおんねん。そっちにゃ負けへんで?」
「楽しみにしてるさ。前回は悔しかったろ?」
「……あれはもう言うな」
ふたりの教師が、無言の火花を交わす。
---
ステージに集まる各校の代表者。
真依と桔平が真正面から視線を交わす。
玲依は静かに後方からその様子を見つめていた。
「……さっきの、翠心くん……やっぱりすごく雰囲気あるね」
一方、翠心も視線をわずかに横に流しながら思う。
(久賀原女子──全国の舞台に立った連中が、本気で来てる)
演劇は、まだ始まっていない。
けれど、その空気にはすでに“勝負”の気配があった──
---
円形のステージのようなスペースに、各校の代表たちが輪になって座っている。
進行役のプロ俳優・早乙女 鷹也が、手を叩いて声を上げた。
「じゃあ、そろそろ即興やってこか。テーマは──“約束の裏切り”」
ざわつく会場。
「順番にいくぞ。まずは──燈ノ杜学園の清水桔平くんと、久賀原女子の……赤崎 真依さん、いけるか?」
「……お」
「へぇ、なるほど。これは見ものだな」
周囲が静かに色めき立つ中、
桔平は無言で立ち上がり、真依も負けじと足音を鳴らすように歩み出る。
---
即興エチュード:「約束の裏切り」
【出演:桔平(即興名:陽人)、真依(即興名:カエデ)】
陽人(桔平):「……あれは、信じてくれたんじゃなかったのか」
カエデ(真依):「信じてたよ。でも、信じたのが間違いだったのかもね」
陽人:「俺は裏切ってない」
カエデ:「じゃあ、なんで来なかったのよ。あの時、あの場所に……!」
声がぶつかり合う。
桔平は一切目を逸らさず、言葉の間を最小限に抑え、鋭く感情を突きつける。
真依も一歩も引かず、指先にまで悔しさを込めて踏み込む。
陽人:「……言い訳なんて、聞きたくないよな。わかってる。でも、それでも俺は──」
カエデ:「……黙って」
一瞬の静寂。
カエデ:「──今さら、“来たかった”なんて言葉で、私の一年を取り戻せると思わないで」
目が合ったまま、動かない。
拍手の指示が出るまで、誰も言葉を出せなかった。
「……っすげぇ……」
怜央がぽつりと呟き、
周囲の拍手が次第に広がっていく。
採点はなかったが、周囲の空気は明確だった。 このふたり、どちらも「演じに来ている」のではなく、「そこに生きていた」。
---
一方、別ブロック──
玲依と翠心は、即興課題「思いがけない再会」のペアに組まれていた。
事前の打ち合わせはほとんどなく、出たとこ勝負の流れ。
玲依は不安げに立ち上がり、小さく深呼吸をする。
(ああ、どうしよう……失敗したら、久賀原の看板に泥塗っちゃう……)
そんな思いを抱いたまま、即興のシーンが始まる。
---
即興エチュード:「思いがけない再会」
【出演:翠心(即興名:ユウ)、玲依(即興名:サラ)】
ユウ(翠心):「……サラ?」
サラ(玲依):「──え……ユウ?」
驚きに息を呑むような玲依の声。
その自然な反応に、翠心は優しく笑って返す。
ユウ:「よかった、まだこの街にいたんだ」
サラ:「……うん。でも、どうして、ここに?」
ユウ:「……探してた。ちゃんと、“ごめん”が言いたくて」
翠心の声には、優しさとどこか危うさがあった。
玲依は思わず、翠心の目をじっと見つめてしまう。
サラ:「……そんなの、ずるいよ。私、やっと忘れようとしてたのに」
ユウ:「忘れなくていい。俺も、忘れたくなかったから──」
その“まっすぐ”な台詞が、玲依の胸を打つ。
──翠心くんって、こんなふうに……人を見てくれるんだ。
ちゃんと、私の感情を拾ってくれて、受け止めてくれる。
(なんか、やだ……心臓、変な音してる……)
玲依は、無意識にほんの少しだけ、翠心の方に身体を寄せた。
そして。
サラ(玲依):「……じゃあ、もう一度、会ってくれてありがとう」
ユウ(翠心):「こっちこそ。ごめんと、ありがとう」
演技が終わった瞬間、玲依は軽く息を吐き──ふと、翠心の横顔を見てしまう。
その優しい笑みに、心臓がまた「ドクン」と鳴った。
---
終了後・控室前。
玲依は、水のペットボトルを抱えて呆然と座っていた。
「……ねえっ、玲依。大丈夫?」
真依が声をかけると、玲依はびくりと身体を震わせて小さく答える。
「……うん、なんか、ちょっと、変な気持ちになっただけ」
「……まさか、あの男子校の、演劇部の……」
「な、なにも言ってないよ!?!?!?」
玲依の耳が、真っ赤だった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】恋した君は別の誰かが好きだから
海月 ぴけ
BL
本編は完結しました。後日、おまけ&アフターストーリー随筆予定。
青春BLカップ31位。
BETありがとうございました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺が好きになった人は、別の誰かが好きだからーー。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
二つの視点から見た、片思い恋愛模様。
じれきゅん
ギャップ攻め
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
学校一のイケメンとひとつ屋根の下
おもちDX
BL
高校二年生の瑞は、母親の再婚で連れ子の同級生と家族になるらしい。顔合わせの時、そこにいたのはボソボソと喋る陰気な男の子。しかしよくよく名前を聞いてみれば、学校一のイケメンと名高い逢坂だった!
学校との激しいギャップに驚きつつも距離を縮めようとする瑞だが、逢坂からの印象は最悪なようで……?
キラキライケメンなのに家ではジメジメ!?なギャップ男子 × 地味グループ所属の能天気な男の子
立場の全く違う二人が家族となり、やがて特別な感情が芽生えるラブストーリー。
全年齢
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
王様の恋
うりぼう
BL
「惚れ薬は手に入るか?」
突然王に言われた一言。
王は惚れ薬を使ってでも手に入れたい人間がいるらしい。
ずっと王を見つめてきた幼馴染の側近と王の話。
※エセ王国
※エセファンタジー
※惚れ薬
※異世界トリップ表現が少しあります
【完結】俺とあの人の青い春
月城雪華
BL
高校一年の夏、龍冴(りょうが)は二つ上の先輩である椰一(やいち)と付き合った。
けれど、告白してくれたにしては制限があまりに多過ぎると思っていた。
ぼんやりとした不信感を抱いていたある日、見知らぬ相手と椰一がキスをしている場面を目撃してしまう。
けれど友人らと話しているうちに、心のどこかで『椰一はずっと前から裏切っていた』と理解していた。
それでも悲しさで熱い雫が溢れてきて、ひと気のない物陰に座り込んで泣いていると、ふと目の前に影が差す。
「大丈夫か?」
涙に濡れた瞳で見上げると、月曜日の朝──その数日前にも件の二人を見掛け、書籍を落としたのだがわざわざ教室まで届けてくれたのだ──にも会った、一学年上の大和(やまと)という男だった。
青い月の天使~あの日の約束の旋律
夏目奈緖
BL
溺愛ドS×天然系男子 俺様副社長から愛される。古い家柄の養子に入った主人公の愛情あふれる日常を綴っています。心臓に疾患を抱えながら、ロックバンドのボーカルとしてステージに立つ夏樹。彼を溺愛するのは、年上で俺様な副社長・黒崎圭一。夏樹は養子として名家に迎えられ、音楽と経営、二つの人生の狭間で揺れていた。それでも黒崎は、束縛と独占欲を隠すことなく、夏樹のすべてを受け止めようとする。ステージを降りる日が近づくかもしれない中、家族の問題、過去の傷、そして未来への不安が静かに忍び寄る。繋いだ手を、決して離さないと誓った二人の、溺愛と再生の物語。※本作からでもお読みいただけます。
黒崎家には黒崎の兄弟達が住んでいる。黒崎の4番目の兄の一貴に親子鑑定を受けて、正式に親子にならないかと、父の隆から申し出があり、一貴の心が揺れる。そして、親子鑑定に恐れを持ち、精神的に落ち込み、愛情を一身に求める子供の人格が現われる。自身も母親から愛されなかった記憶を持つ黒崎は心を痛める。黒崎家に起こることと、黒崎に寄り添う夏樹。
作品時系列:「恋人はメリーゴーランド少年だった。」→「恋人はメリーゴーランド少年だった~永遠の誓い編」→「アイアンエンジェル~あの日の旋律」→「夏椿の天使~あの日に出会った旋律」→「白い雫の天使~親愛なる人への旋律」→「上弦の月の天使~結ばれた約束の夜」→本作「青い月の天使~あの日の約束の旋律」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる