【完結】【R18】モブに転生した俺は、推しのトラウマにはなりません!

すめらぎかなめ

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本編

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「ひゃぁっつ――!」

 高い声があふれた。

 俺の反応に気をよくしたのか、ルドヴィックが舌先で乳首をつついて、舐める。

「やだ、やだっ! 待って――!」

 せめて、話を――と思う俺の気持ちをよそに、ルドヴィックが乳首を咥えた。

 熱い口の中に導かれ、舌でちろちろ舐められた。もう片方の乳首は、指で捏ねられる。

「ルドヴィック!」
「気持ちいい?」

 青の瞳に色欲が宿っている。

 怖いとか、恐ろしいとか。

 そんな感情があるはずなのに、心は嬉しいと主張する。

 ルドヴィックの色欲を向けられているのは、自分だって。優越感が生まれてしまう。

「可愛い。ちょっと刺激しただけで、ツンてしてきた」

 爪先で乳首をつついて、カリカリとひっかく。

 刺激を受けて硬くなった乳首はどんどん敏感になっていく。

 それに、ルドヴィックが俺の乳首を咥えている光景が――すごく、淫靡で。

(やばい……すごい。これ、視覚的にクるって――)

 うっすら開いた口の中に乳首が吸い込まれて、強く吸われた。

 かと思うと見せつけるように舌先が乳首の先端をなめ上げる。

 身体がぞくぞくする。気持ちよくて、自然と腰が動いた。

「ノアム、気持ちいい?」

 ルドヴィックの問いかけに、首を縦に振った。

 自分の中心部が熱くなっているのがわかる。胸を刺激されただけなのに。

「こっちも触るね。腰上げて」

 俺の身体に手を滑らせ、ルドヴィックの手が下腹部に触れた。

 逆らうこともできず、俺は腰を上げる。ルドヴィックが下衣を引きずり下ろす。

「すごい。胸、触られただけで感じたんだ」
「い、うなぁっ!」

 下穿きにできたシミを指でつつきつつ、ルドヴィックが笑う。

 恥ずかしくてたまらなくて、首をぶんぶんと横に振る。いつの間にか手は解放されていた。でも、そこまで頭が回らない。

「いいよ。俺が気持ちよくしてあげるから」

 ルドヴィックが下穿きまでずり下ろす。窮屈そうにしていた陰茎が出てきて、ルドヴィックは唇をゆがめた。

「ノアムの、すごいね」

 大きな手のひらで竿の部分をつかんで、撫でて。軽く上下にしごかれるだけで、気持ちいい。

 刺激する手が他人のものというだけで、ひどく興奮する。自分じゃ動きが予測できないから、余計に……。

「もっと硬くなってきた」

 嬉しそうに笑いながら、ルドヴィックが手を上下させていく。

 不規則な動きに腰が揺れる。唇を噛んで声を我慢しようとするのに、時々声が漏れてしまう。

「んっ」
「声出していいよ。どこが気持ちいいかも教えて?」

 そんなの言えるわけがない――!

 首を横に振るのに、ルドヴィックはやめてくれない。

 むしろ、先端に唇を近づけて、大きく口を開いた。

 まさか――と思ったときには遅くて。ルドヴィックが俺のモノを咥えた。

「やめっ! だめ、それだめだって――!」

 乳首をなめられたときとは、比べ物にならない恥ずかしさだった。

 背筋がぞくぞくっとするのに、余計に興奮しているみたいだ。

 さらに、ルドヴィックは舌を使って全体を刺激してくる。無理、こんなのされたら無理だって!

「もう、出るっ! 離してっ!」

 このままだと、ルドヴィックの口の中に出してしまうから――。

 ルドヴィックが俺の目を見つめる。青の瞳は、まるで「このまま出せ」と言っているかのようだった。

(無理、無理っ! ルドヴィックの口の中になんて!)

 耐えようとするのに、ルドヴィックがさらに刺激を強める。口全体で刺激されると、我慢なんてできなかった。

「あっ、あ――!」

 絶頂を迎えた。

 身体ががくがくと震えて、ルドヴィックの口の中に全部吐き出してしまう。

「ひ、ぅ」

 恥ずかしい、なんで、幼馴染にこんなことされなくちゃならないんだよ――!

 涙がこみあげてくる。肩を揺らしていると、ルドヴィックがもう一度俺の身体にのしかかってきた。
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