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『氷の公爵様の診察室』〜聞こえてくる心の声が、あまりにもドスケベすぎて気絶しそうです〜
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「服を脱げ。怪我がないか、私が直接調べてやる」
目が覚めた瞬間、頭上から降ってきたのは、氷点下の命令だった。
アリアは弾かれたようにシーツを握りしめ、震える身体を起こした。
目の前には、主であるクラウス公爵が仁王立ちしている。
整った顔立ちは精巧な仮面のように無表情。冷徹な碧眼が、獲物を品定めするようにアリアの全身を射抜いていた。
「ひっ……! だ、旦那様……!?」
そうだ、私は階段から落ちて、気を失って……。
これは、その罰なのだろうか。「ドジな使用人は裸にして鞭打ち」という噂を聞いたことがあるけれど、まさかそれが現実になるなんて。
「な、何をなさるのですか……?」
「聞こえなかったか? お前のようなドジは、他人の手に負えないと言っているんだ。医者は呼ばない。主である私が、責任を持って肉体の損傷を確認する」
有無を言わせぬ圧迫感。
アリアが恐怖に涙を浮かべた、その時だった。
『――頼むから抵抗しないでくれ! 医者なんかにお前の肌を見せられるか! お前は俺だけのものだ!』
「……え?」
今、何か聞こえた。
男の人の、ものすごく必死な叫び声が。
アリアはキョロキョロと周囲を見回すが、部屋には二人きり。
クラウスは変わらず、氷のような視線でこちらを見下ろしている。
「どうした。さっさと脱がないなら、私の手で剥ぎ取るぞ」
『目が覚めてよかった……本当によかった! アリアが死んだら俺も死んでやるつもりだった。神様ありがとう、俺の天使を返してくれてありがとう!』
「えっ、あ、あの……?」
アリアは混乱した。
口から出る言葉は冷酷なのに、頭の中に響いてくる声は、泣き出しそうなほど切実だ。
鼓膜ではなく脳に直接響くこの声は、もしかして……。
(クラウス様の、心の声……?)
アリアの混乱などお構いなしに、クラウスがベッドに腰を下ろした。
ベッドのスプリングが沈み、彼の体温が近づく。
拒否権などなかった。彼はアリアのブラウスのボタンを、流れるような手つきで全て外し、下に着ていた薄汚れたキャミソールごと、左右に大きく開いた。
その瞬間。
ぼよんっ、と。
布に押し込められていた豊かな双丘が、解放された勢いで弾け飛んだ。
「ひゃああっ!?」
アリアは悲鳴を上げ、慌てて両腕で胸を隠そうとした。
けれど、目の前の光景に凍りついたように動かないクラウスの視線があまりに強烈で、アリアは身を縮こまらせることしかできない。
「――ッ!?」
クラウスは息を呑んだ。
「やんッ……!」
華奢な身体つきからは想像もできないほどの、たわわに実った果実が露わになる。
普段はサイズの合わない大きめの服で隠していた、アリアのコンプレックスだ。
よりにもよって、ずっと憧れていたクラウス様に、こんなだらしない身体を見られるなんて。
「……なんと」
クラウスの目が、わずかに見開かれた。
そして、呆れたように溜息をつく。
「……見かけの割に、不釣り合いな脂肪の塊だな。これでは重心が安定せず、転ぶのも無理はない」
辛辣な言葉が胸に刺さる。
やっぱり、そう思われるんだ。スマートで美しいクラウス様にとって、私の身体なんて、醜い肉の塊でしかないんだ。
「うっ、ぐ……っ、申し訳、ありません……汚いものを、お見せして……っ」
アリアは嗚咽を漏らし、両手で顔を覆った。
惨めすぎて、もう耐えられない。早く部屋から追い出してほしい。
そう思って泣きじゃくった、その時だった。
『――泣かないでくれぇええええッ!!』
『なんで泣くんだ!? 違う、貶してない! 最大限の賛辞だ! 世界一美しい宝石だ!』
「……え?」
『デカぁあああああいッ!! それにこのピンクの蕾……魔法か? 普段あんなに慎ましい服の下に、こんな凶器を隠し持っていたのかアリアーッ!!』
『けしからん……あまりにもけしからん! たまらん! 顔を埋めたい! 挟まれたい! 窒息して死ぬなら本望だ!!』
(――うそ)
アリアの涙が止まる。
脳内の絶叫などおくびにも出さず、クラウスは真顔で、その大きな胸に手を伸ばした。
「腫れがないか確認する」
大きな手のひらが、右の胸を鷲掴みにする。
むにゅり、と。柔らかい肉が指の隙間から溢れ出した。
「ひゃうっ……!」
「……柔らかすぎる。これでは筋肉が足りていない証拠だ」
『すっげぇ柔らかい……! マシュマロ? いや雲か? 手のひらに吸い付いてくる! 離したくない、一生揉んでいたい!』
クラウスは「診察」と称して、重みを確認するように下から持ち上げたり、親指で先端の突起をコリコリと擦り上げたりし始めた。
アリアの口から、甘い吐息が漏れる。
「んっ……ぁ……っ」
「……感度が良すぎるな。神経過敏になっている可能性がある」
クラウスは眉を寄せ、アリアの胸元に顔を近づけた。
熱い吐息が、桜色に色づいた突起にかかる。
「ひぅっ!? だ、旦那様!?」
「静かに。近くで見なければ、詳細がわからん」
『目の前に……ご馳走がある……ッ! もう我慢できん、いただきます!』
脳内の「いただきます」という宣言と共に、ぬるり、と湿った感触が先端を捉えた。
クラウスがアリアの胸の突起を、ぱくりと口に含んだのだ。
「んむ……、ちゅ……っ」
「あ、あっ! だめぇ、吸わないで……っ!」
「……黙れ。分泌液の異常がないか確かめている」
(いやッ……は、恥ずかしい。クラウス様が私の……○△×◇☆!?)
熱い舌先で執拗に転がされ、アリアの身体が弓なりに反り返る。胸を愛でられるだけで、下腹部の奥がきゅんきゅんと疼き、蜜が溢れてくるのを止められなかった。
一度唇を離し、銀色の糸を引きながら、クラウスは真顔で言い放つ。
「……ふむ。上は異常なしだな。次は下だ」
「えっ……?」
名残惜しそうに唇を離すと、クラウスの視線がアリアの腰回りへ移動した。
そこにはまだ、木綿のドロワーズが残されている。
「だ、旦那様、もう十分では……っ」
「馬鹿を言え。骨盤や内臓に損傷があったらどうする。……邪魔だ、脱げ」
「そ、そんなっ! 無理です!」
アリアが抵抗して腰を引くが、クラウスは逃さなかった。
優雅だが力強い指先が、アリアの腰紐に掛かる。
シュルリ、と衣擦れの音がして、頼りない結び目が解かれた。
「あっ……いやぁ……っ」
『白だぁあああああっ!!』
『清純派の白! リボン付き! 神よ感謝します! この紐を解く瞬間の指の震え、アリアにはバレてないよな!?』
(……ええっ!?)
するりと、白い下着が太ももを滑り落ちていく。
一番隠したい場所が、冷たい空気に晒された。
「隠すな。診察の邪魔になる」
両手で秘所を隠そうとするアリアの手首を、クラウスは片手で軽々と掴み上げ、頭上に縫い止めてしまった。
そして、あろうことか、秘所の目の前まで顔を近づけたのだ。
『絶景だ……! ここが天国か? 桃源郷なのか!?』
『薄いピンク色……少し震えてる襞……可愛い、可愛すぎて目がおかしくなりそうだ! スマホがあったら連写して壁紙にしたい!!』
(す、スマホって何……!?)
アリアのツッコミが追いつかないほど、クラウスの脳内は興奮で沸騰していた。
「……目視だけでは不十分だな。内側の分泌液の状態を確認する必要がある」
問い返す間もなく。
ぬるり、と。
熱くて湿ったものが、アリアの敏感な秘部をひと舐めした。
「――ひゃああっ!?」
アリアはベッドの上で跳ねた。
舌だ。今、そこを舐めたのだ。
(ク、クラウス様の舌が――□&#%$■!?)
「ダメッ、汚いです……っ!」
「汚くはない。お前の体液が正常かどうか、味で確かめているだけだ」
クラウスは涼しい顔で言い放ち、再び顔を埋めた。
今度は遠慮がなかった。割れ目を舌先でこじ開け、中を掬い取るように、じゅるりと音を立てて舐め上げる。
「あっ、あぁっ! だめぇ、そんなふうに舐められ、たら……んっ!」
『あめぇえええっ! なんだこれ、砂糖菓子か!? 最高級の蜂蜜より甘いぞ!』
『もっとだ、もっと濡らせ! アリアの蜜で俺の顔をぐしゃぐしゃにしてくれ!』
下からは巧みな舌使いで快感を刻み込まれ、頭の中には興奮した叫び声が直接響いてくる。
上と下、両方からの刺激に、アリアの頭は真っ白になった。
「ん、ぁあ……っ! 旦那様、すき、です……っ!」
快感に耐えきれず、アリアが思わず愛の言葉を漏らすと、舌の動きがピタリと止まった。
見上げると、クラウスが濡れた口元を拭いもせず、ギラついた獣の目でこちらを見ていた。
「……今、なんと?」
『好きって言った? 今、好きって言ったよな!? 幻聴じゃないよな!?』
「あ、いえ、その……っ」
「……いいだろう。その言葉が本物かどうか、私の身体を使って確かめてやる」
クラウスはニヤリと笑うと、ズボンのベルトに手をかけた。
もう、我慢の限界だった。
スラックスを脱ぎ捨て、私の足の間に身体を沈めた彼の股間には、猛々しく聳え立つ熱源があった。
(――ッ!? な、なに……あんなの、無理……っ!)
初めて見る男性の象徴。あまりの衝撃と恥ずかしさに、アリアの思考は完全に停止した。
ガタガタと小刻みに震えるアリアの腰を、クラウスが大きな手でしっかりと掴む。
「暴れるな。……怪我の治療には、粘膜同士の密着が必要不可欠だ」
「み、みっちゃく……っ!?」
「力を抜け。緊張していると余計に痛むぞ」
淡々とした口調だが、アリアの頬を撫でる指先は、驚くほど優しかった。
熱い楔の先端が、濡れた入り口にねっとりと当たる。
『入るか? これ本当に入るか!? 俺のがデカすぎてアリアが壊れたりしないか!?』
『頼む、少しでいいから広がってくれ……! アリアを傷つけたくないんだ!』
脳内に悲痛な叫び声が響いてくる。
聞こえてくる愛の言葉と、下半身を押し広げられる感覚が同時に襲ってきて、アリアの頭の中はぐちゃぐちゃだった。
「……っ、ふぅ……」
「そうだ、いい子だ。ゆっくり息を吐け」
彼がじわりと腰を進める。
ぬぷり、と。異物がアリアの中を無理やりこじ開けながら侵入してくる。
「ぁ……っ、いやぁ……っ! あ、つッ……!」
「……っ、くそっ……」
あまりの刺激に、アリアは涙をボロボロと流して腰を捩った。
クラウスが苦悶の表情で動きを止める。
『ごめん! ごめんなアリア! 痛いよな!? 泣かないでくれ、俺が泣きそうだ!』
『でも中はなんて締め付けだ……! 熱い、吸い付いてくる……! 理性が消し飛ぶ……っ!』
「ひっ、ぐぅ……だ、だんなさまぁ……っ」
「……ああ、すまない。もう少しだ、我慢しろ」
クラウスが汗ばんだ手で、アリアの髪を掻き上げる。
そして、アリアの耳元に唇を寄せ、熱い息を吹きかけた。
その瞬間、甘く囁くような心の声が脳髄を揺らした。
『愛してる。世界で一番愛してる……っ!』
『アリア、俺のアリア……一生離さない、絶対にお前を幸せにする……!』
その言葉が引き金だった。
アリアの中で張り詰めていた何かがプツリと切れ、抵抗する力が抜ける。
それと同時に、クラウスが一気に最奥まで腰を突き入れた。
「あぁっ……!!」
身体の芯を貫かれた衝撃で、アリアの意識が一瞬白く飛んだ。
その瞬間、クラウスはアリアをきつく抱きしめた。まるで、壊れ物を守るかのように。
『繋がった……。アリアの中に、俺が入ってる……』
『あったかい。幸せすぎて怖い。もう二度とここから出たくない。ずっとこのままこうしていたい』
その声があまりに幸せそうで。
痛みよりも先に、胸いっぱいの愛おしさが込み上げてくる。アリアは自然と、彼の広い背中に腕を回していた。
(……クラウス様……大好き、です)
「なんだ。痛むなら止めるが?」
『止められない! 「続けて」って言ってくれ! 頼むから腰を振らせてくれぇええっ!』
アリアは涙目で微笑むと、彼の耳元で小さく囁いた。
「……続けてください」
アリアの許可が出た瞬間、クラウスの理性のタガが完全に外れた。
容赦ないピストンが開始される。
ぐちゅっ、パンッ、と卑猥な音が部屋に響き渡り、内側をこする刺激にアリアは翻弄された。
「ひぁ、あ、あっ! すごい、奥っ、すごいですぅ……っ!」
『アリア、アリア! 中がすごい! 締め付けがたまらん! 愛してる! 中に出していいよな!? 俺の種でいっぱいになってくれぇぇぇ!!』
その夜、アリアは氷の公爵様が溶け切るまで、濃厚な愛を注がれ続けたのだった。
「責任を取って妻になれ。一生俺の側で監視下に置く」
『頼む、断らないでくれ! お前がいないと生きていけない! 結婚してくれぇえええ!』
「はい、謹んでお受けします。旦那様」
(心の声がうるさいけど……まあ、愛されているからいいかな)
アリアは幸せなキスを受け入れた。
目が覚めた瞬間、頭上から降ってきたのは、氷点下の命令だった。
アリアは弾かれたようにシーツを握りしめ、震える身体を起こした。
目の前には、主であるクラウス公爵が仁王立ちしている。
整った顔立ちは精巧な仮面のように無表情。冷徹な碧眼が、獲物を品定めするようにアリアの全身を射抜いていた。
「ひっ……! だ、旦那様……!?」
そうだ、私は階段から落ちて、気を失って……。
これは、その罰なのだろうか。「ドジな使用人は裸にして鞭打ち」という噂を聞いたことがあるけれど、まさかそれが現実になるなんて。
「な、何をなさるのですか……?」
「聞こえなかったか? お前のようなドジは、他人の手に負えないと言っているんだ。医者は呼ばない。主である私が、責任を持って肉体の損傷を確認する」
有無を言わせぬ圧迫感。
アリアが恐怖に涙を浮かべた、その時だった。
『――頼むから抵抗しないでくれ! 医者なんかにお前の肌を見せられるか! お前は俺だけのものだ!』
「……え?」
今、何か聞こえた。
男の人の、ものすごく必死な叫び声が。
アリアはキョロキョロと周囲を見回すが、部屋には二人きり。
クラウスは変わらず、氷のような視線でこちらを見下ろしている。
「どうした。さっさと脱がないなら、私の手で剥ぎ取るぞ」
『目が覚めてよかった……本当によかった! アリアが死んだら俺も死んでやるつもりだった。神様ありがとう、俺の天使を返してくれてありがとう!』
「えっ、あ、あの……?」
アリアは混乱した。
口から出る言葉は冷酷なのに、頭の中に響いてくる声は、泣き出しそうなほど切実だ。
鼓膜ではなく脳に直接響くこの声は、もしかして……。
(クラウス様の、心の声……?)
アリアの混乱などお構いなしに、クラウスがベッドに腰を下ろした。
ベッドのスプリングが沈み、彼の体温が近づく。
拒否権などなかった。彼はアリアのブラウスのボタンを、流れるような手つきで全て外し、下に着ていた薄汚れたキャミソールごと、左右に大きく開いた。
その瞬間。
ぼよんっ、と。
布に押し込められていた豊かな双丘が、解放された勢いで弾け飛んだ。
「ひゃああっ!?」
アリアは悲鳴を上げ、慌てて両腕で胸を隠そうとした。
けれど、目の前の光景に凍りついたように動かないクラウスの視線があまりに強烈で、アリアは身を縮こまらせることしかできない。
「――ッ!?」
クラウスは息を呑んだ。
「やんッ……!」
華奢な身体つきからは想像もできないほどの、たわわに実った果実が露わになる。
普段はサイズの合わない大きめの服で隠していた、アリアのコンプレックスだ。
よりにもよって、ずっと憧れていたクラウス様に、こんなだらしない身体を見られるなんて。
「……なんと」
クラウスの目が、わずかに見開かれた。
そして、呆れたように溜息をつく。
「……見かけの割に、不釣り合いな脂肪の塊だな。これでは重心が安定せず、転ぶのも無理はない」
辛辣な言葉が胸に刺さる。
やっぱり、そう思われるんだ。スマートで美しいクラウス様にとって、私の身体なんて、醜い肉の塊でしかないんだ。
「うっ、ぐ……っ、申し訳、ありません……汚いものを、お見せして……っ」
アリアは嗚咽を漏らし、両手で顔を覆った。
惨めすぎて、もう耐えられない。早く部屋から追い出してほしい。
そう思って泣きじゃくった、その時だった。
『――泣かないでくれぇええええッ!!』
『なんで泣くんだ!? 違う、貶してない! 最大限の賛辞だ! 世界一美しい宝石だ!』
「……え?」
『デカぁあああああいッ!! それにこのピンクの蕾……魔法か? 普段あんなに慎ましい服の下に、こんな凶器を隠し持っていたのかアリアーッ!!』
『けしからん……あまりにもけしからん! たまらん! 顔を埋めたい! 挟まれたい! 窒息して死ぬなら本望だ!!』
(――うそ)
アリアの涙が止まる。
脳内の絶叫などおくびにも出さず、クラウスは真顔で、その大きな胸に手を伸ばした。
「腫れがないか確認する」
大きな手のひらが、右の胸を鷲掴みにする。
むにゅり、と。柔らかい肉が指の隙間から溢れ出した。
「ひゃうっ……!」
「……柔らかすぎる。これでは筋肉が足りていない証拠だ」
『すっげぇ柔らかい……! マシュマロ? いや雲か? 手のひらに吸い付いてくる! 離したくない、一生揉んでいたい!』
クラウスは「診察」と称して、重みを確認するように下から持ち上げたり、親指で先端の突起をコリコリと擦り上げたりし始めた。
アリアの口から、甘い吐息が漏れる。
「んっ……ぁ……っ」
「……感度が良すぎるな。神経過敏になっている可能性がある」
クラウスは眉を寄せ、アリアの胸元に顔を近づけた。
熱い吐息が、桜色に色づいた突起にかかる。
「ひぅっ!? だ、旦那様!?」
「静かに。近くで見なければ、詳細がわからん」
『目の前に……ご馳走がある……ッ! もう我慢できん、いただきます!』
脳内の「いただきます」という宣言と共に、ぬるり、と湿った感触が先端を捉えた。
クラウスがアリアの胸の突起を、ぱくりと口に含んだのだ。
「んむ……、ちゅ……っ」
「あ、あっ! だめぇ、吸わないで……っ!」
「……黙れ。分泌液の異常がないか確かめている」
(いやッ……は、恥ずかしい。クラウス様が私の……○△×◇☆!?)
熱い舌先で執拗に転がされ、アリアの身体が弓なりに反り返る。胸を愛でられるだけで、下腹部の奥がきゅんきゅんと疼き、蜜が溢れてくるのを止められなかった。
一度唇を離し、銀色の糸を引きながら、クラウスは真顔で言い放つ。
「……ふむ。上は異常なしだな。次は下だ」
「えっ……?」
名残惜しそうに唇を離すと、クラウスの視線がアリアの腰回りへ移動した。
そこにはまだ、木綿のドロワーズが残されている。
「だ、旦那様、もう十分では……っ」
「馬鹿を言え。骨盤や内臓に損傷があったらどうする。……邪魔だ、脱げ」
「そ、そんなっ! 無理です!」
アリアが抵抗して腰を引くが、クラウスは逃さなかった。
優雅だが力強い指先が、アリアの腰紐に掛かる。
シュルリ、と衣擦れの音がして、頼りない結び目が解かれた。
「あっ……いやぁ……っ」
『白だぁあああああっ!!』
『清純派の白! リボン付き! 神よ感謝します! この紐を解く瞬間の指の震え、アリアにはバレてないよな!?』
(……ええっ!?)
するりと、白い下着が太ももを滑り落ちていく。
一番隠したい場所が、冷たい空気に晒された。
「隠すな。診察の邪魔になる」
両手で秘所を隠そうとするアリアの手首を、クラウスは片手で軽々と掴み上げ、頭上に縫い止めてしまった。
そして、あろうことか、秘所の目の前まで顔を近づけたのだ。
『絶景だ……! ここが天国か? 桃源郷なのか!?』
『薄いピンク色……少し震えてる襞……可愛い、可愛すぎて目がおかしくなりそうだ! スマホがあったら連写して壁紙にしたい!!』
(す、スマホって何……!?)
アリアのツッコミが追いつかないほど、クラウスの脳内は興奮で沸騰していた。
「……目視だけでは不十分だな。内側の分泌液の状態を確認する必要がある」
問い返す間もなく。
ぬるり、と。
熱くて湿ったものが、アリアの敏感な秘部をひと舐めした。
「――ひゃああっ!?」
アリアはベッドの上で跳ねた。
舌だ。今、そこを舐めたのだ。
(ク、クラウス様の舌が――□&#%$■!?)
「ダメッ、汚いです……っ!」
「汚くはない。お前の体液が正常かどうか、味で確かめているだけだ」
クラウスは涼しい顔で言い放ち、再び顔を埋めた。
今度は遠慮がなかった。割れ目を舌先でこじ開け、中を掬い取るように、じゅるりと音を立てて舐め上げる。
「あっ、あぁっ! だめぇ、そんなふうに舐められ、たら……んっ!」
『あめぇえええっ! なんだこれ、砂糖菓子か!? 最高級の蜂蜜より甘いぞ!』
『もっとだ、もっと濡らせ! アリアの蜜で俺の顔をぐしゃぐしゃにしてくれ!』
下からは巧みな舌使いで快感を刻み込まれ、頭の中には興奮した叫び声が直接響いてくる。
上と下、両方からの刺激に、アリアの頭は真っ白になった。
「ん、ぁあ……っ! 旦那様、すき、です……っ!」
快感に耐えきれず、アリアが思わず愛の言葉を漏らすと、舌の動きがピタリと止まった。
見上げると、クラウスが濡れた口元を拭いもせず、ギラついた獣の目でこちらを見ていた。
「……今、なんと?」
『好きって言った? 今、好きって言ったよな!? 幻聴じゃないよな!?』
「あ、いえ、その……っ」
「……いいだろう。その言葉が本物かどうか、私の身体を使って確かめてやる」
クラウスはニヤリと笑うと、ズボンのベルトに手をかけた。
もう、我慢の限界だった。
スラックスを脱ぎ捨て、私の足の間に身体を沈めた彼の股間には、猛々しく聳え立つ熱源があった。
(――ッ!? な、なに……あんなの、無理……っ!)
初めて見る男性の象徴。あまりの衝撃と恥ずかしさに、アリアの思考は完全に停止した。
ガタガタと小刻みに震えるアリアの腰を、クラウスが大きな手でしっかりと掴む。
「暴れるな。……怪我の治療には、粘膜同士の密着が必要不可欠だ」
「み、みっちゃく……っ!?」
「力を抜け。緊張していると余計に痛むぞ」
淡々とした口調だが、アリアの頬を撫でる指先は、驚くほど優しかった。
熱い楔の先端が、濡れた入り口にねっとりと当たる。
『入るか? これ本当に入るか!? 俺のがデカすぎてアリアが壊れたりしないか!?』
『頼む、少しでいいから広がってくれ……! アリアを傷つけたくないんだ!』
脳内に悲痛な叫び声が響いてくる。
聞こえてくる愛の言葉と、下半身を押し広げられる感覚が同時に襲ってきて、アリアの頭の中はぐちゃぐちゃだった。
「……っ、ふぅ……」
「そうだ、いい子だ。ゆっくり息を吐け」
彼がじわりと腰を進める。
ぬぷり、と。異物がアリアの中を無理やりこじ開けながら侵入してくる。
「ぁ……っ、いやぁ……っ! あ、つッ……!」
「……っ、くそっ……」
あまりの刺激に、アリアは涙をボロボロと流して腰を捩った。
クラウスが苦悶の表情で動きを止める。
『ごめん! ごめんなアリア! 痛いよな!? 泣かないでくれ、俺が泣きそうだ!』
『でも中はなんて締め付けだ……! 熱い、吸い付いてくる……! 理性が消し飛ぶ……っ!』
「ひっ、ぐぅ……だ、だんなさまぁ……っ」
「……ああ、すまない。もう少しだ、我慢しろ」
クラウスが汗ばんだ手で、アリアの髪を掻き上げる。
そして、アリアの耳元に唇を寄せ、熱い息を吹きかけた。
その瞬間、甘く囁くような心の声が脳髄を揺らした。
『愛してる。世界で一番愛してる……っ!』
『アリア、俺のアリア……一生離さない、絶対にお前を幸せにする……!』
その言葉が引き金だった。
アリアの中で張り詰めていた何かがプツリと切れ、抵抗する力が抜ける。
それと同時に、クラウスが一気に最奥まで腰を突き入れた。
「あぁっ……!!」
身体の芯を貫かれた衝撃で、アリアの意識が一瞬白く飛んだ。
その瞬間、クラウスはアリアをきつく抱きしめた。まるで、壊れ物を守るかのように。
『繋がった……。アリアの中に、俺が入ってる……』
『あったかい。幸せすぎて怖い。もう二度とここから出たくない。ずっとこのままこうしていたい』
その声があまりに幸せそうで。
痛みよりも先に、胸いっぱいの愛おしさが込み上げてくる。アリアは自然と、彼の広い背中に腕を回していた。
(……クラウス様……大好き、です)
「なんだ。痛むなら止めるが?」
『止められない! 「続けて」って言ってくれ! 頼むから腰を振らせてくれぇええっ!』
アリアは涙目で微笑むと、彼の耳元で小さく囁いた。
「……続けてください」
アリアの許可が出た瞬間、クラウスの理性のタガが完全に外れた。
容赦ないピストンが開始される。
ぐちゅっ、パンッ、と卑猥な音が部屋に響き渡り、内側をこする刺激にアリアは翻弄された。
「ひぁ、あ、あっ! すごい、奥っ、すごいですぅ……っ!」
『アリア、アリア! 中がすごい! 締め付けがたまらん! 愛してる! 中に出していいよな!? 俺の種でいっぱいになってくれぇぇぇ!!』
その夜、アリアは氷の公爵様が溶け切るまで、濃厚な愛を注がれ続けたのだった。
「責任を取って妻になれ。一生俺の側で監視下に置く」
『頼む、断らないでくれ! お前がいないと生きていけない! 結婚してくれぇえええ!』
「はい、謹んでお受けします。旦那様」
(心の声がうるさいけど……まあ、愛されているからいいかな)
アリアは幸せなキスを受け入れた。
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しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
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凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェ(別名義)でも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
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