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番外編
番外4 湖畔の語らい、運命の相手?
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森の奥深く、ここはビーバーの運営するダムの貯水池を利用した釣り堀。リゲルは水面に釣り糸を垂らしていた。
休みの時にはよく来ている釣り堀で、今日はラナと来ていた。彼女はリゲルから少し離れた所でビーバーの子供たちと、川の端で小さなダムを作りながら戯れている。
リゲルが何の反応もない釣竿を持ったままラナの姿を見ていると、水面に黒い影が見え、揺れた。
丸く大きく、魚影ではない。
ちゃぷ、と水面から茶色の獣が顔を出す。小さな黒い耳に、つぶらな瞳、大きなオレンジ色の前歯――ビーバーだ。
このダム兼釣り堀の主で、大工でもあるリゲルの顔なじみの親方だ。
「うちの倅たち、可愛いだろ」
「おい、泳いで来られたら魚が逃げるだろ」
リゲルの言葉など全く気にしていない様子で、ビーバー親方はよっこらせと丸い身体を重そうに持ち上げて岸に上がった。
「うわっ、よせよ」
親方はブルブルと身体を震わせ、容赦なくリゲルに水滴を浴びせる。リゲルが怒っても気にもしない。ビーバーはマイペースだった。
「オレの番のラナの方が可愛い」
「はは、誰だって愛する家族が一番可愛いわな。あんたのとこは子供まだなのかい」
「なかなかな……」
まだ小さなビーバーの子供と戯れているラナは可愛い。しかし、何度も交尾をしているというのに彼女はなかなか身籠らない。
リゲルは獣人の性なのか、子供は早く欲しいと思っている。彼女と二人だけの時間も楽しいが――。
「やっぱり種族が違うからできにくいんじゃないのか? 種族多様性の時代とやらだが、やっぱり子供が欲しい奴らは同種で番うしな」
ビーバー親方は下腹を揉んで、そこから分泌される脂をマッサージするように毛や皮膚に塗る。
「同種……ねぇ……」
リゲルは親方の言葉を反芻する。
狼男は今の姿のように人間に似た姿になれるが、種族としてはどうなのだろうか。近いのか遠いのかもわからない。
もし、自分たちの間に子供が出来ない運命だとして、ラナは子供が欲しいと思っていたなら――?
ただでさえ人間は数が少ない種だ。子供を作って増やした方がいいに決まっている。しかし彼女は自分が番とした相手だ。リゲルは彼女以外を愛するつもりはないが、人間の男がラナの前に現れ、ラナが子孫を残したいからそいつと番うなんて言ったら――?
リゲルは嫌な想像をしてしまい、首を振ってそれを頭から追い出す。
愛し合っている彼女がそんなことを言うはずがない。しかも、ただでさえ稀少な人間が二人、同じ街に揃って出会うなんて早々あるわけがないだろう。そんなに簡単に人間に出会えるなら、彼女はあんなに珍しがられることもなかったはずだ。
リゲルが悶々と考えていると、水面にまた黒い影が見えた。今度はさっきの親方より数倍大きい。
ザバ、と水が盛り上がったと思うと、リゲルにはよく知った顔が現れた。
「リゲル、探したぞ!」
「ガドスさんじゃないですか。どうしたんです? こんなところまで」
ガドスは人魚の男で、リゲルの所属するトール・ボールチームのキャプテンだった。普段は海沿いで暮らしているため、こんな山奥に来ることは殆ど無い。川を溯上し、親方の作ったダムを乗り越えて来たのだろう。
「北の国のチームがここから更に西の街で試合をするために遠征している。その道中にあるこの街に今日明日と泊まるそうだ。それで監督が試合を申し込んで明日、試合をすることになった」
「そのチーム、強いんです?」
「強い。北の国大会じゃずっと無敗のチームだ」
「へえ」
それを聞いてリゲルは不適な笑みを浮かべる。
トール・ボールの試合は近隣の街のチームとばかりだ。見知った相手とすることにはすっかり飽きてきている。
「おっき~」
「この人だれ~?」
「うおっ、なんだ」
ガドスの足元に親方の子供たちが群がる。ビーバーの子供たちは物珍しそうに、大木のようなガドスを見上げていた。
「こらこら、みんなだめよ。……リゲルのお知り合い?」
ラナもガドスと会うのは初めてで、リゲルよりも高い背丈の男にビーバーの子供たちと同じように目を丸くした。
「ああ、うちのチームのキャプテンのガドスさん。ガドスさん、彼女がオレの番のラナです」
「君が例の……。リゲルと一緒で苦労してないか?」
ガドスは人間の少女の存在を噂でしか聞いたことがなく、本当にいたのかと目を見張る。思わずラナの頭の先から爪先まで見てしまう。噂通り、その身体には何も特徴がない。
「ガドスさん、オレが迷惑かけてるみたいな」
「ふふ、大事にしてもらってますよ」
ラナは微笑んだ。
「それでリゲル、今から明日に向けて練習したいと監督が呼んでいる」
「えー、今からですか」
「オレは先に泳いで戻るからリゲルもちゃんと来るんだぞ」
そう言うとガドスは池に降りて潜る。ガドスの影はあっという間にダムの方へ遠ざかる。その速さにラナは面食らった。
「えっ、ガドスさん!?」
「あの人人魚だから」
「そうなんだ……」
確かに言われてみれば肌に薄っすらと鱗が見えていた。てっきり、蛇の獣人かと思っていたラナは驚いた。
「練習しろって言うからオレは行かねーと。ラナはどうする?」
「私は家に帰って美味しい晩御飯を作って待ってるよ」
「それなら練習頑張らねーとな」
二人はビーバー親子に挨拶をし、ダムから街の方へ向かった。
*
翌日、滅多にない遠い街のチームとの親善試合に、街は大いに盛り上がっていた。
街の中心部にあるトール・ボールコートの周りには飲食店が屋台を出し、獣人や動物たち、夜行性の魔族たちまでもが集まって、試合が始まるのを今か今かと待っていた。
「意外と大きい街なんだな」
「食べ物がおいしそう」
そこに現れたのは、今回のこの街のチームと対戦するホワイト・ノアという北の国のチームの一団だ。
黒い垂れた耳のダルメシアンの獣人の選手が街をキョロキョロと見渡して呟き、猫の獣人の選手が出店の料理を見た。他の選手も、これからの試合より食べ物の方に気を取られている。
「お前たち、観光も食い物も試合に勝ってからにしろ」
鋭い目のユキヒョウの獣人の男が、食べ物に浮足立つ選手を叱責した。彼がこのホワイト・ノアの監督のイェルクだ。
「おい! あいつ人間じゃないか!?」
群衆の一人が、ホワイト・ノアの選手の一人を見て声を上げた。
ホワイト・ノアの選手たちも各々豊かな体毛や耳と尻尾があるのに、一人だけ何も特徴を持たない男がいるのだ。
その男を見た住人たちは口々に「人間だ」と声にした。
「どこ行っても目立つな、お前は」
立派な角を持つバイソンの獣人――ブルガンが慣れた様子で呟く。
「オレ格好いいから」
人間の男――アダムは口角を上げてニヤりと笑う。
アダムはどこの街に行っても、その人間という珍しさから目立つのだ。
「いや、いつもの反応と少し違うようだ」
ウサギの獣人――フェイが男がそれを否定する。
長いウサギの耳を細かく動かし、群衆の声を拾う。
アダムはフェイのような聴力はないが、住民のざわめきに耳を澄ませると、皆一様に誰かはここに居ないのかと探しているように聞こえた。
――「この街の人間はどこにいるんだ」
――「あの子の同族がいるぞ」
――「こんなことってあるんだ」
「……?」
住人たちが何を言っているのかよくわからない。
戸惑いながら人垣を見ていると、その中から、一人の少女が押し出されるようにアダムの前に現れた。
住人の誰かがその子を捕まえて言う。
「この街にも人間がいるんだ!」
アダムの目の前に現れた少女は確かに、自らと同じように何の生物的特徴も持たない、人間だった。
「な、なんなんですか!?」
「えーっ! すごい! 人間の女の子初めて見た!」
アダムも驚いたが、ラナも目の前の人間の男に目を見開いた。同じ人間を見たのは初めてだったし、存在するとも思わなかったからだ。
そしてそれ以上に驚き、固まったのはラナを追いかけて人垣を掻き分けて現れたリゲルだった。
アダムはラナに駆け寄る。
「ねえねえ! 君も人間だよね!? オレ、アダムって言うんだけど君は?」
「人間……です。名前はラナ……」
「ラナって言うんだ! 試合の後どこかで話そうよ!」
「ラナ!」
嬉々としてラナに声を掛けているアダムを遮るように、二人の間にリゲルは割って入る。
どうしてこんな所に人間の男が――!
「アダム!」
リゲルが何か言う前に、イェルクが列を外れたアダムを呼ぶ。
「はーい! 今戻りまーす! ――ごめん、ラナ、監督が呼んでるから。それじゃ試合の後で」
アダムはそこら中に響き渡る程の大声で返事をする。それからラナにニコッと人好きのする笑みを向け、慌ててチームのもとに戻って行った。
「ラナ、オレを応援してくれるよな?」
「う、うん。当たり前でしょ……?」
リゲルもチームのもとへ行かねばならない。
それだけを確認すると、ラナの傍を離れる。
ラナは突然の同族の出現に呆然とした気持ちが抜けないまま、リゲルを見送った。
休みの時にはよく来ている釣り堀で、今日はラナと来ていた。彼女はリゲルから少し離れた所でビーバーの子供たちと、川の端で小さなダムを作りながら戯れている。
リゲルが何の反応もない釣竿を持ったままラナの姿を見ていると、水面に黒い影が見え、揺れた。
丸く大きく、魚影ではない。
ちゃぷ、と水面から茶色の獣が顔を出す。小さな黒い耳に、つぶらな瞳、大きなオレンジ色の前歯――ビーバーだ。
このダム兼釣り堀の主で、大工でもあるリゲルの顔なじみの親方だ。
「うちの倅たち、可愛いだろ」
「おい、泳いで来られたら魚が逃げるだろ」
リゲルの言葉など全く気にしていない様子で、ビーバー親方はよっこらせと丸い身体を重そうに持ち上げて岸に上がった。
「うわっ、よせよ」
親方はブルブルと身体を震わせ、容赦なくリゲルに水滴を浴びせる。リゲルが怒っても気にもしない。ビーバーはマイペースだった。
「オレの番のラナの方が可愛い」
「はは、誰だって愛する家族が一番可愛いわな。あんたのとこは子供まだなのかい」
「なかなかな……」
まだ小さなビーバーの子供と戯れているラナは可愛い。しかし、何度も交尾をしているというのに彼女はなかなか身籠らない。
リゲルは獣人の性なのか、子供は早く欲しいと思っている。彼女と二人だけの時間も楽しいが――。
「やっぱり種族が違うからできにくいんじゃないのか? 種族多様性の時代とやらだが、やっぱり子供が欲しい奴らは同種で番うしな」
ビーバー親方は下腹を揉んで、そこから分泌される脂をマッサージするように毛や皮膚に塗る。
「同種……ねぇ……」
リゲルは親方の言葉を反芻する。
狼男は今の姿のように人間に似た姿になれるが、種族としてはどうなのだろうか。近いのか遠いのかもわからない。
もし、自分たちの間に子供が出来ない運命だとして、ラナは子供が欲しいと思っていたなら――?
ただでさえ人間は数が少ない種だ。子供を作って増やした方がいいに決まっている。しかし彼女は自分が番とした相手だ。リゲルは彼女以外を愛するつもりはないが、人間の男がラナの前に現れ、ラナが子孫を残したいからそいつと番うなんて言ったら――?
リゲルは嫌な想像をしてしまい、首を振ってそれを頭から追い出す。
愛し合っている彼女がそんなことを言うはずがない。しかも、ただでさえ稀少な人間が二人、同じ街に揃って出会うなんて早々あるわけがないだろう。そんなに簡単に人間に出会えるなら、彼女はあんなに珍しがられることもなかったはずだ。
リゲルが悶々と考えていると、水面にまた黒い影が見えた。今度はさっきの親方より数倍大きい。
ザバ、と水が盛り上がったと思うと、リゲルにはよく知った顔が現れた。
「リゲル、探したぞ!」
「ガドスさんじゃないですか。どうしたんです? こんなところまで」
ガドスは人魚の男で、リゲルの所属するトール・ボールチームのキャプテンだった。普段は海沿いで暮らしているため、こんな山奥に来ることは殆ど無い。川を溯上し、親方の作ったダムを乗り越えて来たのだろう。
「北の国のチームがここから更に西の街で試合をするために遠征している。その道中にあるこの街に今日明日と泊まるそうだ。それで監督が試合を申し込んで明日、試合をすることになった」
「そのチーム、強いんです?」
「強い。北の国大会じゃずっと無敗のチームだ」
「へえ」
それを聞いてリゲルは不適な笑みを浮かべる。
トール・ボールの試合は近隣の街のチームとばかりだ。見知った相手とすることにはすっかり飽きてきている。
「おっき~」
「この人だれ~?」
「うおっ、なんだ」
ガドスの足元に親方の子供たちが群がる。ビーバーの子供たちは物珍しそうに、大木のようなガドスを見上げていた。
「こらこら、みんなだめよ。……リゲルのお知り合い?」
ラナもガドスと会うのは初めてで、リゲルよりも高い背丈の男にビーバーの子供たちと同じように目を丸くした。
「ああ、うちのチームのキャプテンのガドスさん。ガドスさん、彼女がオレの番のラナです」
「君が例の……。リゲルと一緒で苦労してないか?」
ガドスは人間の少女の存在を噂でしか聞いたことがなく、本当にいたのかと目を見張る。思わずラナの頭の先から爪先まで見てしまう。噂通り、その身体には何も特徴がない。
「ガドスさん、オレが迷惑かけてるみたいな」
「ふふ、大事にしてもらってますよ」
ラナは微笑んだ。
「それでリゲル、今から明日に向けて練習したいと監督が呼んでいる」
「えー、今からですか」
「オレは先に泳いで戻るからリゲルもちゃんと来るんだぞ」
そう言うとガドスは池に降りて潜る。ガドスの影はあっという間にダムの方へ遠ざかる。その速さにラナは面食らった。
「えっ、ガドスさん!?」
「あの人人魚だから」
「そうなんだ……」
確かに言われてみれば肌に薄っすらと鱗が見えていた。てっきり、蛇の獣人かと思っていたラナは驚いた。
「練習しろって言うからオレは行かねーと。ラナはどうする?」
「私は家に帰って美味しい晩御飯を作って待ってるよ」
「それなら練習頑張らねーとな」
二人はビーバー親子に挨拶をし、ダムから街の方へ向かった。
*
翌日、滅多にない遠い街のチームとの親善試合に、街は大いに盛り上がっていた。
街の中心部にあるトール・ボールコートの周りには飲食店が屋台を出し、獣人や動物たち、夜行性の魔族たちまでもが集まって、試合が始まるのを今か今かと待っていた。
「意外と大きい街なんだな」
「食べ物がおいしそう」
そこに現れたのは、今回のこの街のチームと対戦するホワイト・ノアという北の国のチームの一団だ。
黒い垂れた耳のダルメシアンの獣人の選手が街をキョロキョロと見渡して呟き、猫の獣人の選手が出店の料理を見た。他の選手も、これからの試合より食べ物の方に気を取られている。
「お前たち、観光も食い物も試合に勝ってからにしろ」
鋭い目のユキヒョウの獣人の男が、食べ物に浮足立つ選手を叱責した。彼がこのホワイト・ノアの監督のイェルクだ。
「おい! あいつ人間じゃないか!?」
群衆の一人が、ホワイト・ノアの選手の一人を見て声を上げた。
ホワイト・ノアの選手たちも各々豊かな体毛や耳と尻尾があるのに、一人だけ何も特徴を持たない男がいるのだ。
その男を見た住人たちは口々に「人間だ」と声にした。
「どこ行っても目立つな、お前は」
立派な角を持つバイソンの獣人――ブルガンが慣れた様子で呟く。
「オレ格好いいから」
人間の男――アダムは口角を上げてニヤりと笑う。
アダムはどこの街に行っても、その人間という珍しさから目立つのだ。
「いや、いつもの反応と少し違うようだ」
ウサギの獣人――フェイが男がそれを否定する。
長いウサギの耳を細かく動かし、群衆の声を拾う。
アダムはフェイのような聴力はないが、住民のざわめきに耳を澄ませると、皆一様に誰かはここに居ないのかと探しているように聞こえた。
――「この街の人間はどこにいるんだ」
――「あの子の同族がいるぞ」
――「こんなことってあるんだ」
「……?」
住人たちが何を言っているのかよくわからない。
戸惑いながら人垣を見ていると、その中から、一人の少女が押し出されるようにアダムの前に現れた。
住人の誰かがその子を捕まえて言う。
「この街にも人間がいるんだ!」
アダムの目の前に現れた少女は確かに、自らと同じように何の生物的特徴も持たない、人間だった。
「な、なんなんですか!?」
「えーっ! すごい! 人間の女の子初めて見た!」
アダムも驚いたが、ラナも目の前の人間の男に目を見開いた。同じ人間を見たのは初めてだったし、存在するとも思わなかったからだ。
そしてそれ以上に驚き、固まったのはラナを追いかけて人垣を掻き分けて現れたリゲルだった。
アダムはラナに駆け寄る。
「ねえねえ! 君も人間だよね!? オレ、アダムって言うんだけど君は?」
「人間……です。名前はラナ……」
「ラナって言うんだ! 試合の後どこかで話そうよ!」
「ラナ!」
嬉々としてラナに声を掛けているアダムを遮るように、二人の間にリゲルは割って入る。
どうしてこんな所に人間の男が――!
「アダム!」
リゲルが何か言う前に、イェルクが列を外れたアダムを呼ぶ。
「はーい! 今戻りまーす! ――ごめん、ラナ、監督が呼んでるから。それじゃ試合の後で」
アダムはそこら中に響き渡る程の大声で返事をする。それからラナにニコッと人好きのする笑みを向け、慌ててチームのもとに戻って行った。
「ラナ、オレを応援してくれるよな?」
「う、うん。当たり前でしょ……?」
リゲルもチームのもとへ行かねばならない。
それだけを確認すると、ラナの傍を離れる。
ラナは突然の同族の出現に呆然とした気持ちが抜けないまま、リゲルを見送った。
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