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71 交渉
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「ダメだ」
「なんで!」
「内戦が起きるかもしれないという時にわざわざ国外へ行かずとも良いだろう」
「ぐぅ正論」
久しぶりに帰宅出来たお父様とその隣にお母様、部屋の入口にはいつもの如くジェイムズが立っている。夜、お父様が帰宅し、皆で食事を終えてすぐに相談と交渉に入ったが、初手で見事に散った。お父様の言っていることは正しいため、どう攻略しようかと唸っていると、レオから助け舟が出される。
「クロスフェード卿、ご心配は当然です。しかし、このまま伯爵邸に留まれば卿を始めとする身近な方々を巻き込み大事になる可能性があります。ここを離れる許可をください。ティアのことは必ず私が守ります」
「その言い分は最もだが……。本当にもう時間は無いのか」
「はい。卿もお分かりでしょう? そろそろアキスト王家から何かしらの動きがある頃だと思うのですが」
「……まさに今日、陛下にティアの力のことや今後の予定を聞かれたよ。特に変わり無く、学校がしばらく休みだから自宅に留まると伝えた。もう王家同士で話がついてるならこちらの動きは帝国に筒抜けかもしれん」
おそらく既に帝国とアキスト王国は連絡を取り合っている。既に帝国に介入されているアキュレの冒険者ギルドの状況からもほぼ確かだろう。俺が魔法を少しずつ使えるようになっていることは今日初めて話したから、お父様は陛下に嘘偽りを話したわけでもなく、大丈夫だろう。
「何かを強いることはなかったし、明確な話はなかったが……陛下から何も聞いてない今のうちに国を離れるのは良策ではある」
「ならば、此度の婚前旅行をお許しください。ナルカデア王国には行く予定ですが、いろんな国を二人で見て回りたいと存じます」
「必ずティアを守り抜くと誓うか?」
「はい」
「紛争地帯には近付かず、何かあった時は自分たちの命を最優先にすると約束するか?」
「約束します」
「戦争が始まったら、直ぐにここかナルカデア王国に向かえ。分かったか?」
「はい!」
お父様は長く深いため息を吐き、テーブルに置いてあるお茶を飲み干した。無言が続くが、答えは決まった雰囲気だ。お母様も優雅に一口飲み、にこりと笑った。
「私たちのことは心配せず、行ってらっしゃい。危険なことがあれば保護魔法が発動するし、頂いたプロテチオーネの指輪もあるし、レオン様のお力があれば道中は安全でしょう」
お父様への追い討ちのように、まさかのお母様の援護射撃が入る。
「心配はしてるわ。出来れば目の前で私が守ってあげたい。でも私は今までティアの心も願いも守りきれなかった。あなたのために、もっと出来ることがあったはずなのに。愛情は注いできたつもりだけど…正直それ以外は何もあげられなかった。後悔もあるわ。レオン様はティアの心も体も守ってくださった。心待ちに出来る未来もくださった。そんなレオン様に私たちの愛しいティアを預けますわ。それに伯爵邸で匿うのも現実的に限界があるし、かといって共に国外へ行けば怪しまれてしまう。あなたたちを信じて待っています。必ず元気で帰ってくるのよ」
「はい! お母様、ありがとうございます!」
「クロスフェード伯爵夫人、ありがとうございます。必ずや無事に戻って参ります」
「……落ち着いたらどこかで便りを出すように」
「分かりました!」
両親から承諾を貰ったので、急いで支度しなければ。
「お父様たちは大丈夫なの?」
「ん? あぁ。ティアとレオンのことは婚前旅行に行ったが行き先は知らぬ存ぜぬで通すし、我が家は伯爵家ながらアキスト王国の税収や発展に大きく寄与しているから、脅迫してきたり、無理に家を取り潰ししようとしたりはしないから安心していい。自分たちのことだけ考えていなさい」
「はい。ありがとうお父様」
お父様とお母様、二人を抱き締めてからレオと部屋に戻った。ほとんど準備は出来ているので明日には出発出来そうだ。このまましばらく会えそうにないフリードとシェリーくん、キール、リアムとガルロさんとダンさんに手紙を書き、ジェイムズに後日届けてもらうことにした。
一通り準備を終え、二人で入浴しベッドに入った。しんみりしそうな雰囲気だったのに、レオが俺の体を洗いながらキスしたり、初めて男性器を受け入れた後孔の状態を見るために俺をひっくり返したりして、結局は普段と同じような雰囲気に戻った。いや、あらぬ所が『少し腫れてる』とか、『舐めたら唾液で炎症が抑えられる(かも)』とか、いつもの会話にはないんだけども。とにかく緊張と不安が混じった状態から少しリラックス出来て良かった。ちなみにアソコは皺を広げるように長い時間舐められた。
「なんで!」
「内戦が起きるかもしれないという時にわざわざ国外へ行かずとも良いだろう」
「ぐぅ正論」
久しぶりに帰宅出来たお父様とその隣にお母様、部屋の入口にはいつもの如くジェイムズが立っている。夜、お父様が帰宅し、皆で食事を終えてすぐに相談と交渉に入ったが、初手で見事に散った。お父様の言っていることは正しいため、どう攻略しようかと唸っていると、レオから助け舟が出される。
「クロスフェード卿、ご心配は当然です。しかし、このまま伯爵邸に留まれば卿を始めとする身近な方々を巻き込み大事になる可能性があります。ここを離れる許可をください。ティアのことは必ず私が守ります」
「その言い分は最もだが……。本当にもう時間は無いのか」
「はい。卿もお分かりでしょう? そろそろアキスト王家から何かしらの動きがある頃だと思うのですが」
「……まさに今日、陛下にティアの力のことや今後の予定を聞かれたよ。特に変わり無く、学校がしばらく休みだから自宅に留まると伝えた。もう王家同士で話がついてるならこちらの動きは帝国に筒抜けかもしれん」
おそらく既に帝国とアキスト王国は連絡を取り合っている。既に帝国に介入されているアキュレの冒険者ギルドの状況からもほぼ確かだろう。俺が魔法を少しずつ使えるようになっていることは今日初めて話したから、お父様は陛下に嘘偽りを話したわけでもなく、大丈夫だろう。
「何かを強いることはなかったし、明確な話はなかったが……陛下から何も聞いてない今のうちに国を離れるのは良策ではある」
「ならば、此度の婚前旅行をお許しください。ナルカデア王国には行く予定ですが、いろんな国を二人で見て回りたいと存じます」
「必ずティアを守り抜くと誓うか?」
「はい」
「紛争地帯には近付かず、何かあった時は自分たちの命を最優先にすると約束するか?」
「約束します」
「戦争が始まったら、直ぐにここかナルカデア王国に向かえ。分かったか?」
「はい!」
お父様は長く深いため息を吐き、テーブルに置いてあるお茶を飲み干した。無言が続くが、答えは決まった雰囲気だ。お母様も優雅に一口飲み、にこりと笑った。
「私たちのことは心配せず、行ってらっしゃい。危険なことがあれば保護魔法が発動するし、頂いたプロテチオーネの指輪もあるし、レオン様のお力があれば道中は安全でしょう」
お父様への追い討ちのように、まさかのお母様の援護射撃が入る。
「心配はしてるわ。出来れば目の前で私が守ってあげたい。でも私は今までティアの心も願いも守りきれなかった。あなたのために、もっと出来ることがあったはずなのに。愛情は注いできたつもりだけど…正直それ以外は何もあげられなかった。後悔もあるわ。レオン様はティアの心も体も守ってくださった。心待ちに出来る未来もくださった。そんなレオン様に私たちの愛しいティアを預けますわ。それに伯爵邸で匿うのも現実的に限界があるし、かといって共に国外へ行けば怪しまれてしまう。あなたたちを信じて待っています。必ず元気で帰ってくるのよ」
「はい! お母様、ありがとうございます!」
「クロスフェード伯爵夫人、ありがとうございます。必ずや無事に戻って参ります」
「……落ち着いたらどこかで便りを出すように」
「分かりました!」
両親から承諾を貰ったので、急いで支度しなければ。
「お父様たちは大丈夫なの?」
「ん? あぁ。ティアとレオンのことは婚前旅行に行ったが行き先は知らぬ存ぜぬで通すし、我が家は伯爵家ながらアキスト王国の税収や発展に大きく寄与しているから、脅迫してきたり、無理に家を取り潰ししようとしたりはしないから安心していい。自分たちのことだけ考えていなさい」
「はい。ありがとうお父様」
お父様とお母様、二人を抱き締めてからレオと部屋に戻った。ほとんど準備は出来ているので明日には出発出来そうだ。このまましばらく会えそうにないフリードとシェリーくん、キール、リアムとガルロさんとダンさんに手紙を書き、ジェイムズに後日届けてもらうことにした。
一通り準備を終え、二人で入浴しベッドに入った。しんみりしそうな雰囲気だったのに、レオが俺の体を洗いながらキスしたり、初めて男性器を受け入れた後孔の状態を見るために俺をひっくり返したりして、結局は普段と同じような雰囲気に戻った。いや、あらぬ所が『少し腫れてる』とか、『舐めたら唾液で炎症が抑えられる(かも)』とか、いつもの会話にはないんだけども。とにかく緊張と不安が混じった状態から少しリラックス出来て良かった。ちなみにアソコは皺を広げるように長い時間舐められた。
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