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7 ベアトリクス視点 ※
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謝罪と告白を経て、私はシェリーと恋人になった。学校の卒業と共に結婚するから婚約者だ。
初めてシェリーの唇にキスをして、その柔らかさに感動した。シェリーの表情を見ると、頬が染まり幸せそうにトロンとしていて堪らなかった。ここが伯爵邸じゃなければ押し倒していた。
逆に何故今まで我慢出来ていたのだろうか。
こんな可愛くて綺麗でふわふわした存在が隣にいて、何故私は平気だったのか。今の今から平気ではなくなった。新たな試練の始まりだ。
男性同士の性行為は習っていないため、ミカに詳しく聞いた。意外にも懇切丁寧に図解も加えて教えてくれた。おすすめだという香油を三本もくれた。礼を言うと、私のためではなく、男性同士の性行為は受け入れる側の負担が大きいので、無理をさせてシェリーの体が壊れるのを防ぐためだと言った。
ミカは私と同じく愛する人に挿れたい側なので、勉強になるし、常にシェリーの味方だった。人としては悪い部分も目立つし、どちらかと言えば悪友ではあるが、『シェリーの味方』であるそれだけで信頼出来る男だ。
波乱のパーティーが終わり、私はシェリーを公爵邸に連れ帰った。両家には今日シェリーが私の部屋に泊まることを伝えてある。シェリーの両親からは「無理をしないように」と釘を刺され、私の両親からは「その日は別邸に泊まるから好きに過ごして良い」と言われた。
ちなみにシェリーは何も知らない。
シェリーは久しぶりに訪れる私の部屋をキョロキョロと見渡し、何故自分がここにいるのか未だに分かってなさそうだ。
「シェリー、私と婚約してくれてありがとう。酷いことをしたのに、それでも私を好きだと言ってくれて嬉しい」
「僕も自分の気持ちを話さなかったし、このままで良いと思っちゃったんだ。すぐにアリスを諦めようとしてごめんね。もう絶対離さないから。アリス、大好き」
長年、お互いに気持ちを言葉に出さなかったことからすれ違ってしまったせいか、あれから毎日のように好きだ、愛していると言葉にするようにしている。その度にシェリーも嬉しそうにするのでついついたくさん言ってしまう。ミカの言う通り『引く』より『押す』方が良いな。
シェリーの頬に手をやり、顔を寄せ口付けた。はむはむと唇で挟んだりペロリと唇を舐めていると、次第にシェリーの口が開き、すぐさま舌を中にねじ込んだ。
「んっ……ふっ……。あっ……ん…はぁ」
ディープキスをするようになってから少し経つが、シェリーは感じやすいのか舌で歯茎をなぞるだけで震えてしまう。本当に可愛い。
キスだけで悶えるシェリーをゆっくりとベッドに押し倒した。口内の私の舌に夢中になるシェリーはそのことに気付かない。
私はそっとシェリーのシャツのボタンを外していく。キスをしながら首を触り、はだけた肩を手のひらでするりと撫でると、流石に脱がされていることに気付いたシェリーがキスを中断する。
「え!? あの、アリス!? これは……あの……」
「シェリー、君が許してくれるなら、今夜はもっと深く繋がりたい。優しくする。途中で無理だと思ったらすぐに止めるから、だからシェリーの全てを私にくれないか」
シェリーは真っ赤になって私を見つめたかと思うと、少し目を伏せ、口を開いたり閉じたりしている。長い銀色のまつ毛が震えて見えて、こんな時なのに世界一美しいと思った。
そのまま見つめていると、銀色のまつ毛が開き、黒い瞳が私を映した。それは幼い頃から見ていた、愛に溢れた、私が焦がれた眼差しだった。
「僕は初めから全てアリスのものだよ……その……だから……」
一度失い、焦がれ、何よりも求めた瞳に、私は泣きそうになる。
「だから……アリスの好きにして良いよ……」
頭の中で大きく鐘が鳴り響いた。
「シェリー、愛している。結婚しよう!!!」
「え、と……。するよ?」
どうやら私はシェリーの前だとカッコ良く決まらない呪いに掛かっている。
ちゅく……ぐちゅ……ちゅくちゅく……。
「あ……アリス……もう大丈夫だから……」
「ダメだよ、もし無理してシェリーが痛がったら嫌だ。優しくすると決めたんだ」
「……っひぁぁっ!!」
「ん? ココが気持ち良いの?」
「あっあっ、あー! ダメ! そこ、押しちゃやだ! ああ!!! 出ちゃう! やだやだ!」
「気持ち良い? 一度イッておこうか」
仰向きになったシェリーの後孔には私の指が三本入り、ミカに貰った香油はとろみ成分が強いのかスムーズに中を移動出来る。お腹側にあるしこりの部分を押すと、その度にシェリーは震え、快感を拾ってしまうようだ。白い肌がほんのりと赤く染まり、私がその肌に口付け、痕を残した。独占欲が満たされる。
手の動きは止めず、指でしこりを押しながらシェリーの性器を口に含んだ。
「っ!!!? や、離してアリス、出ちゃう、からぁー!」
シェリーが私の頭を離そうと手を伸ばし触れてきたが、力なくただ添えるだけになっている。それすらも興奮し、指の動きと口の動きを連動させ、シェリーの可愛らしい性器を吸った。
「あぁぁ……っあっあっ、ダメ、イク、イッ……ク…あ……っ」
シェリーは私の中に白濁を出し、私はそのまま飲み込んだ。シェリーはハァハァと荒く呼吸をし、ベッドにだらりと体を預けている。呼吸する度に動くピンク色の乳首が色っぽくて、流れるように口に含んだ。
「や、やぁ……あ、アリス……口の中、出しちゃっ……ごめんなさい……。ちく、び……やだぁー」
可愛すぎる。ツンと立った乳首を堪能するのは明日以降にしよう。そろそろ私も限界だ。
「シェリー、最後まで抱いても良いか? シェリーの中に入りたいんだ……」
言いながら、自身の陰茎でシェリーの後孔をつんつんとノックした。快感で思考が鈍くなったシェリーは、顔を更に赤染めながら頷いた。
「ずっと一緒だから、これからも、死ぬまで一番傍にいたいから……早く体も一つになりたい……だから、挿れて……」
私は堪らず腰を落とし、ゆっくりと自身をシェリーに埋めていった。気持ちよすぎてまだ先しか入れてないのにイってしまいそうだ。
「あっ……アリス、アリス……入ってる……」
「シェリー、大好きだよ。中、凄く気持ち良い……」
「あ……僕も、僕も気持ち良い……幸せ……」
あぁ、本当に幸せだ。
「ありがとうシェリー。本当にありがとう。君がいない世界なんて無いのと同じだ。一緒に幸せになろう」
初夜なので無理をさせたくなく、陰茎を八割入れた所で馴染むまで待った。その間にシェリーの顔や首、肩、至る所にキスを送る。体中口付けても足りない。
シェリーの状態を確認し、馴染んだ所で少しずつ腰を動かす。時間をかけて解したからか、シェリーの窄まりは私の陰茎を柔らかく迎え入れ、包み込んでくれる。気持ち良すぎて理性が飛びそうだが、シェリーが気持ち良くなる場所を狙って突いた。
「ああっ! そこ! ダメ! すぐにイッちゃうから……あっ! アアアァ……アァ!」
初めてだというのに、上手に快感を得られるシェリーは優秀だと思う。とてもえっちで普段の姿とはかけ離れている。艶声が部屋に響き、それが更に私を興奮させる。
「ひやぁっ……あっ……あっ……はぁっ……あ、アリス……! アリス……好き……好きぃ!!あっ……! んぅぅっ!」
「はぁ! あっ……シェリー、愛している。イッて良いかい?」
「うん、僕も、僕もイク。気持ち良い……気持ち良いよぉ……あっ! あぁぁ! んんんっ!」
「くっ……!」
私がシェリーの中に出すのと同時に、シェリーも射精し、自身のお腹を白く汚している。その姿が色っぽく、思わず白い腹に浮かぶ白濁液を手のひらで広げていると、すぐに自身のモノが大きく硬くなりそうだったので、これ以上はシェリーの体に負担がかかると思い、ゆっくりと窄まりから抜いた。
そこから白濁が垂れて来るのをうっとりと眺める。初めて私を受け入れた秘孔は少し赤くなっていたものの出血はなく、腫れてもいないようだった。良かった。
「シェリー、体は大丈夫?」
「ん……大丈夫……」
「お風呂に連れて行っても良い? 私が全部やるからシェリーは眠ってて大丈夫だよ」
「うん……分かった……アリス大好き、ありがとう……」
素直に身を任してくれるシェリーに悶えながら風呂場に連れていき、理性と戦いながら眠るシェリーの体を綺麗にした。本当に、よく今まで平気だったな、私。
私たちが風呂に入っている間に、公爵家の使用人によってシーツは綺麗に取り替えられ、サイドテーブルには水差しも用意してくれている。水を口に含み、口移しで何度かシェリーに飲ませた。
多幸感でいっぱいになりながらシェリーを腕に抱きしめた。
「自分の子どもとは言え、私とシェリーの世界に入ってくるのは耐えられないから、結婚しても暫くは二人きりを楽しもうね」
深く眠るシェリーには聞こえていないが、まだ見ぬ子どもにも独占欲を抱く自分に笑いながらシェリーの頬へ口付けした。
初めてシェリーの唇にキスをして、その柔らかさに感動した。シェリーの表情を見ると、頬が染まり幸せそうにトロンとしていて堪らなかった。ここが伯爵邸じゃなければ押し倒していた。
逆に何故今まで我慢出来ていたのだろうか。
こんな可愛くて綺麗でふわふわした存在が隣にいて、何故私は平気だったのか。今の今から平気ではなくなった。新たな試練の始まりだ。
男性同士の性行為は習っていないため、ミカに詳しく聞いた。意外にも懇切丁寧に図解も加えて教えてくれた。おすすめだという香油を三本もくれた。礼を言うと、私のためではなく、男性同士の性行為は受け入れる側の負担が大きいので、無理をさせてシェリーの体が壊れるのを防ぐためだと言った。
ミカは私と同じく愛する人に挿れたい側なので、勉強になるし、常にシェリーの味方だった。人としては悪い部分も目立つし、どちらかと言えば悪友ではあるが、『シェリーの味方』であるそれだけで信頼出来る男だ。
波乱のパーティーが終わり、私はシェリーを公爵邸に連れ帰った。両家には今日シェリーが私の部屋に泊まることを伝えてある。シェリーの両親からは「無理をしないように」と釘を刺され、私の両親からは「その日は別邸に泊まるから好きに過ごして良い」と言われた。
ちなみにシェリーは何も知らない。
シェリーは久しぶりに訪れる私の部屋をキョロキョロと見渡し、何故自分がここにいるのか未だに分かってなさそうだ。
「シェリー、私と婚約してくれてありがとう。酷いことをしたのに、それでも私を好きだと言ってくれて嬉しい」
「僕も自分の気持ちを話さなかったし、このままで良いと思っちゃったんだ。すぐにアリスを諦めようとしてごめんね。もう絶対離さないから。アリス、大好き」
長年、お互いに気持ちを言葉に出さなかったことからすれ違ってしまったせいか、あれから毎日のように好きだ、愛していると言葉にするようにしている。その度にシェリーも嬉しそうにするのでついついたくさん言ってしまう。ミカの言う通り『引く』より『押す』方が良いな。
シェリーの頬に手をやり、顔を寄せ口付けた。はむはむと唇で挟んだりペロリと唇を舐めていると、次第にシェリーの口が開き、すぐさま舌を中にねじ込んだ。
「んっ……ふっ……。あっ……ん…はぁ」
ディープキスをするようになってから少し経つが、シェリーは感じやすいのか舌で歯茎をなぞるだけで震えてしまう。本当に可愛い。
キスだけで悶えるシェリーをゆっくりとベッドに押し倒した。口内の私の舌に夢中になるシェリーはそのことに気付かない。
私はそっとシェリーのシャツのボタンを外していく。キスをしながら首を触り、はだけた肩を手のひらでするりと撫でると、流石に脱がされていることに気付いたシェリーがキスを中断する。
「え!? あの、アリス!? これは……あの……」
「シェリー、君が許してくれるなら、今夜はもっと深く繋がりたい。優しくする。途中で無理だと思ったらすぐに止めるから、だからシェリーの全てを私にくれないか」
シェリーは真っ赤になって私を見つめたかと思うと、少し目を伏せ、口を開いたり閉じたりしている。長い銀色のまつ毛が震えて見えて、こんな時なのに世界一美しいと思った。
そのまま見つめていると、銀色のまつ毛が開き、黒い瞳が私を映した。それは幼い頃から見ていた、愛に溢れた、私が焦がれた眼差しだった。
「僕は初めから全てアリスのものだよ……その……だから……」
一度失い、焦がれ、何よりも求めた瞳に、私は泣きそうになる。
「だから……アリスの好きにして良いよ……」
頭の中で大きく鐘が鳴り響いた。
「シェリー、愛している。結婚しよう!!!」
「え、と……。するよ?」
どうやら私はシェリーの前だとカッコ良く決まらない呪いに掛かっている。
ちゅく……ぐちゅ……ちゅくちゅく……。
「あ……アリス……もう大丈夫だから……」
「ダメだよ、もし無理してシェリーが痛がったら嫌だ。優しくすると決めたんだ」
「……っひぁぁっ!!」
「ん? ココが気持ち良いの?」
「あっあっ、あー! ダメ! そこ、押しちゃやだ! ああ!!! 出ちゃう! やだやだ!」
「気持ち良い? 一度イッておこうか」
仰向きになったシェリーの後孔には私の指が三本入り、ミカに貰った香油はとろみ成分が強いのかスムーズに中を移動出来る。お腹側にあるしこりの部分を押すと、その度にシェリーは震え、快感を拾ってしまうようだ。白い肌がほんのりと赤く染まり、私がその肌に口付け、痕を残した。独占欲が満たされる。
手の動きは止めず、指でしこりを押しながらシェリーの性器を口に含んだ。
「っ!!!? や、離してアリス、出ちゃう、からぁー!」
シェリーが私の頭を離そうと手を伸ばし触れてきたが、力なくただ添えるだけになっている。それすらも興奮し、指の動きと口の動きを連動させ、シェリーの可愛らしい性器を吸った。
「あぁぁ……っあっあっ、ダメ、イク、イッ……ク…あ……っ」
シェリーは私の中に白濁を出し、私はそのまま飲み込んだ。シェリーはハァハァと荒く呼吸をし、ベッドにだらりと体を預けている。呼吸する度に動くピンク色の乳首が色っぽくて、流れるように口に含んだ。
「や、やぁ……あ、アリス……口の中、出しちゃっ……ごめんなさい……。ちく、び……やだぁー」
可愛すぎる。ツンと立った乳首を堪能するのは明日以降にしよう。そろそろ私も限界だ。
「シェリー、最後まで抱いても良いか? シェリーの中に入りたいんだ……」
言いながら、自身の陰茎でシェリーの後孔をつんつんとノックした。快感で思考が鈍くなったシェリーは、顔を更に赤染めながら頷いた。
「ずっと一緒だから、これからも、死ぬまで一番傍にいたいから……早く体も一つになりたい……だから、挿れて……」
私は堪らず腰を落とし、ゆっくりと自身をシェリーに埋めていった。気持ちよすぎてまだ先しか入れてないのにイってしまいそうだ。
「あっ……アリス、アリス……入ってる……」
「シェリー、大好きだよ。中、凄く気持ち良い……」
「あ……僕も、僕も気持ち良い……幸せ……」
あぁ、本当に幸せだ。
「ありがとうシェリー。本当にありがとう。君がいない世界なんて無いのと同じだ。一緒に幸せになろう」
初夜なので無理をさせたくなく、陰茎を八割入れた所で馴染むまで待った。その間にシェリーの顔や首、肩、至る所にキスを送る。体中口付けても足りない。
シェリーの状態を確認し、馴染んだ所で少しずつ腰を動かす。時間をかけて解したからか、シェリーの窄まりは私の陰茎を柔らかく迎え入れ、包み込んでくれる。気持ち良すぎて理性が飛びそうだが、シェリーが気持ち良くなる場所を狙って突いた。
「ああっ! そこ! ダメ! すぐにイッちゃうから……あっ! アアアァ……アァ!」
初めてだというのに、上手に快感を得られるシェリーは優秀だと思う。とてもえっちで普段の姿とはかけ離れている。艶声が部屋に響き、それが更に私を興奮させる。
「ひやぁっ……あっ……あっ……はぁっ……あ、アリス……! アリス……好き……好きぃ!!あっ……! んぅぅっ!」
「はぁ! あっ……シェリー、愛している。イッて良いかい?」
「うん、僕も、僕もイク。気持ち良い……気持ち良いよぉ……あっ! あぁぁ! んんんっ!」
「くっ……!」
私がシェリーの中に出すのと同時に、シェリーも射精し、自身のお腹を白く汚している。その姿が色っぽく、思わず白い腹に浮かぶ白濁液を手のひらで広げていると、すぐに自身のモノが大きく硬くなりそうだったので、これ以上はシェリーの体に負担がかかると思い、ゆっくりと窄まりから抜いた。
そこから白濁が垂れて来るのをうっとりと眺める。初めて私を受け入れた秘孔は少し赤くなっていたものの出血はなく、腫れてもいないようだった。良かった。
「シェリー、体は大丈夫?」
「ん……大丈夫……」
「お風呂に連れて行っても良い? 私が全部やるからシェリーは眠ってて大丈夫だよ」
「うん……分かった……アリス大好き、ありがとう……」
素直に身を任してくれるシェリーに悶えながら風呂場に連れていき、理性と戦いながら眠るシェリーの体を綺麗にした。本当に、よく今まで平気だったな、私。
私たちが風呂に入っている間に、公爵家の使用人によってシーツは綺麗に取り替えられ、サイドテーブルには水差しも用意してくれている。水を口に含み、口移しで何度かシェリーに飲ませた。
多幸感でいっぱいになりながらシェリーを腕に抱きしめた。
「自分の子どもとは言え、私とシェリーの世界に入ってくるのは耐えられないから、結婚しても暫くは二人きりを楽しもうね」
深く眠るシェリーには聞こえていないが、まだ見ぬ子どもにも独占欲を抱く自分に笑いながらシェリーの頬へ口付けした。
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