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第7話 死んだ魔物
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「お主ハッカくさいの...」
俺の背中にくっついている魔王は少し鼻声になりながら言ってきた。
「スライムジュエルの匂いですかね。そんなに嫌なら自分で歩きますか?」
「お主少し妾に冷たくないかの? このままで良い」
少し背中の温もりが強いものになった。彼女が縮こまったのかもしれない。
「それにしても、このスライムジュエルって半液体なんですね。だったらジュエルじゃなくてゲルとかの方がいいと思います」
「まぁ、この状態ではの。まだ新しいからこんな様子じゃが、数年経つと宝石の様になるのじゃ。ものは年月と共に変わるんじゃよ」
「そうですか」
結局あの後少し他のスライムジュエルを探してみたが、思いの外見当たらないまま日が暮れてしまったので、俺と魔王の合わせた量で妥協することにした。
「お主、ピンク色のスライムって見たことあったかの?」
「あぁ...ありますけど、これから見ることはないでしょうね...」
「あの子が初恋の相手なんじゃな」
そういえばスラ子ちゃんを見慣れていた為に何も考えたことは無かったが、ピンク色のスライムは他に見たことが無かったかもしれない。
「珍しいんですか?」
「まぁ、他におらんじゃろうな。今度仲間にするぞ」
「は?」
「あいつは強くなる。仲間にしない未来はないのじゃ」
彼女の学校での成績は下から数えた方が早い。勉学は上位の方であったが、運動、魔法が全くできなかった。何故強くなると思ったのかは分からないが、この魔王はどこか物事を見通している気がする、とりあえず従おう。
それにしても、また会わなきゃいけないのか...
あぁ...誤解? を解かなきゃいけない...うんこ愛好者のレッテルを剥がさなければ。
「お主、戦闘の準備は出来ておるか?」
「はい?」
突然、月明かりが消えた。強風と共に現れる大きな羽音。独特な獣臭を運ぶ風上をみると、そこには大きなドラゴンがいた。
「あぁ、どうしたんですかね。こっちをすごく睨んでいますけど、なんかあったんですかね?」
すると、ドラゴンは俺らの真前に降り立ち、暫くこちらを睨んでいた。
「あの、どうかされましたか? 迷ってるなら手伝いますけど」
「おい、何をしておる。殺せ」
「はい? いや、でも。相手は魔物ですよ?」
すると突然、巨大な複数の魔法陣が俺らのことを囲んだ。
は? 大魔法? なんでだよ、俺なんかしたか?
すぐさま魔法を使って瞬間的に魔法陣の外へ出た。巨大な爆発が目の前で起こる。
「なんで相手は敵対視してくるんですか?」
「あやつにはもう自我がないのじゃ。ああ言った魔物は殺す他ない」
ドラゴンは翼を広げ、ものすごい勢いで近づいてくる。
こう言った攻撃をまともに喰らったら、俺は平気だろうが背中にいる魔王がやられてしまう。さっさと殺すか。
俺は魔法で大剣を作り、思いっきりドラゴンに投げつけた。
相手自身の猛烈な加速も相まって、脳天に直撃した大剣は根元まで刺ささり、ドラゴンは地面に激突した。
目の前まで滑り込んできたそいつは、白目を剥き、ピクリとも動かなくなった。
「なんか悪い気分になりますね。魔物を殺すと」
「まぁ、一瞬で殺されたわけだ、良いんじゃないかの」
「それにしても、なんでコイツは自我を失ったんですかね」
暫くその場は静かだった。魔王が言葉を選んでいるのか、その理由が見当もつかないのかは知らないが、その場の獣臭さに耐えられそうにもなかったので、俺は帰路へと戻った。
「魔物は暫くこの世界に居ると、自我を失うんじゃ。学校では教えて貰えなかったであろう」
「え? それって...」
「そうじゃ、魔物には精神の寿命がある。そして、その長さは魔物自身の強さに比例する」
「そう、なんですか...」
魔王の言っていることはすんなり理解することが出来た。魔物に理性がある、そのこと自体が俺にとって少し疑問であったからだ。
この世界の歴史的な事柄は学校で学ぶことができた。その中に多数、魔物による事件、事故が含まれていた。だが、それらは当事者である魔物達に理性があるとは思えないものばかりであった。
精神に寿命がある。この言葉だけで全てが繋がった様な気がした。
「ってことは俺にもあるんですかね。寿命」
「お主には無いぞ。無くすんじゃ、だって魔神になるんじゃろ?」
「ふふ、すごいこと言ってきますねぇ...魔神なんて、なれたら凄いですけどね」
突然、魔王は俺の背中から降りた。魔王の方を見ると、鋭い目つきになっている彼女がいた。
「なるんじゃよ。なれる、なって見せなさい」
その続き、彼女は何かボソっと言ったが、聞き取ることはできなかった。
俺は一言「分かりました」と言って、彼女と並んで町へと戻った。
魔神 魔物がなることの出来る最強の状態。ピラミッドで言う頂点だ。魔王は神様達が選挙を行うことで選ばれるため、無条件に強い(一人以外)。
しかし、魔神というのは生粋の魔物がなることが出来るのだ。強さは魔王クラス。これまでにただ一人だけなったことがあるらしい。
彼女はそれになれと言う。
確かに、魔神であったら不死身になる事が出来るだろう。それくらいの強さはあるはずだ。
だが、俺はしがない悪魔族だ。強いは強いだろうが、なるには何百年かかるだろうか、それまでに死んでしまう気がする。
そんなこんな考えている内に町へと戻ってきた。すっかり夜が更けてしまい、明かりを付けている家はほとんど存在しなかった。
ただ一つ。ギルドの周りは騒がしいことかの上なかった。
「おいおい、まずいんじゃないのか?」
「このままじゃ全滅しちまうよ」
「対抗出来る冒険者は何人いそうだ?」
「10人いるかいないか...無理だな...」
「皆さん落ち着いてください! 王都への避難経路を確保しますので、少しの間だけ待ってください」
ローゼさんがギルドの前に台を置き、みんなの前で指揮を取ろうとしている。
「何があったんでしょうかね」
「なんじゃろうなぁ、そんな致命的なことはないと思うんじゃがな。疫病についてでは無さそうじゃが」
「状況を整理いたします。ただ今、王都より隣国であるアルバート王国が宣戦布告したとの報告がありました。敵国側は侵攻を進めているとのことで、予想進路上にこの町が入っています。只今避難経路を確保しておりますので、引き続き続報を...」
あれ? 疫病よりこれまずいんじゃね?
てか、疫病どこ行った?
「魔王様?」
「妾の早とちりであった。てへ」
前言撤回。この魔王、あまり物事見通せて無い。
俺の背中にくっついている魔王は少し鼻声になりながら言ってきた。
「スライムジュエルの匂いですかね。そんなに嫌なら自分で歩きますか?」
「お主少し妾に冷たくないかの? このままで良い」
少し背中の温もりが強いものになった。彼女が縮こまったのかもしれない。
「それにしても、このスライムジュエルって半液体なんですね。だったらジュエルじゃなくてゲルとかの方がいいと思います」
「まぁ、この状態ではの。まだ新しいからこんな様子じゃが、数年経つと宝石の様になるのじゃ。ものは年月と共に変わるんじゃよ」
「そうですか」
結局あの後少し他のスライムジュエルを探してみたが、思いの外見当たらないまま日が暮れてしまったので、俺と魔王の合わせた量で妥協することにした。
「お主、ピンク色のスライムって見たことあったかの?」
「あぁ...ありますけど、これから見ることはないでしょうね...」
「あの子が初恋の相手なんじゃな」
そういえばスラ子ちゃんを見慣れていた為に何も考えたことは無かったが、ピンク色のスライムは他に見たことが無かったかもしれない。
「珍しいんですか?」
「まぁ、他におらんじゃろうな。今度仲間にするぞ」
「は?」
「あいつは強くなる。仲間にしない未来はないのじゃ」
彼女の学校での成績は下から数えた方が早い。勉学は上位の方であったが、運動、魔法が全くできなかった。何故強くなると思ったのかは分からないが、この魔王はどこか物事を見通している気がする、とりあえず従おう。
それにしても、また会わなきゃいけないのか...
あぁ...誤解? を解かなきゃいけない...うんこ愛好者のレッテルを剥がさなければ。
「お主、戦闘の準備は出来ておるか?」
「はい?」
突然、月明かりが消えた。強風と共に現れる大きな羽音。独特な獣臭を運ぶ風上をみると、そこには大きなドラゴンがいた。
「あぁ、どうしたんですかね。こっちをすごく睨んでいますけど、なんかあったんですかね?」
すると、ドラゴンは俺らの真前に降り立ち、暫くこちらを睨んでいた。
「あの、どうかされましたか? 迷ってるなら手伝いますけど」
「おい、何をしておる。殺せ」
「はい? いや、でも。相手は魔物ですよ?」
すると突然、巨大な複数の魔法陣が俺らのことを囲んだ。
は? 大魔法? なんでだよ、俺なんかしたか?
すぐさま魔法を使って瞬間的に魔法陣の外へ出た。巨大な爆発が目の前で起こる。
「なんで相手は敵対視してくるんですか?」
「あやつにはもう自我がないのじゃ。ああ言った魔物は殺す他ない」
ドラゴンは翼を広げ、ものすごい勢いで近づいてくる。
こう言った攻撃をまともに喰らったら、俺は平気だろうが背中にいる魔王がやられてしまう。さっさと殺すか。
俺は魔法で大剣を作り、思いっきりドラゴンに投げつけた。
相手自身の猛烈な加速も相まって、脳天に直撃した大剣は根元まで刺ささり、ドラゴンは地面に激突した。
目の前まで滑り込んできたそいつは、白目を剥き、ピクリとも動かなくなった。
「なんか悪い気分になりますね。魔物を殺すと」
「まぁ、一瞬で殺されたわけだ、良いんじゃないかの」
「それにしても、なんでコイツは自我を失ったんですかね」
暫くその場は静かだった。魔王が言葉を選んでいるのか、その理由が見当もつかないのかは知らないが、その場の獣臭さに耐えられそうにもなかったので、俺は帰路へと戻った。
「魔物は暫くこの世界に居ると、自我を失うんじゃ。学校では教えて貰えなかったであろう」
「え? それって...」
「そうじゃ、魔物には精神の寿命がある。そして、その長さは魔物自身の強さに比例する」
「そう、なんですか...」
魔王の言っていることはすんなり理解することが出来た。魔物に理性がある、そのこと自体が俺にとって少し疑問であったからだ。
この世界の歴史的な事柄は学校で学ぶことができた。その中に多数、魔物による事件、事故が含まれていた。だが、それらは当事者である魔物達に理性があるとは思えないものばかりであった。
精神に寿命がある。この言葉だけで全てが繋がった様な気がした。
「ってことは俺にもあるんですかね。寿命」
「お主には無いぞ。無くすんじゃ、だって魔神になるんじゃろ?」
「ふふ、すごいこと言ってきますねぇ...魔神なんて、なれたら凄いですけどね」
突然、魔王は俺の背中から降りた。魔王の方を見ると、鋭い目つきになっている彼女がいた。
「なるんじゃよ。なれる、なって見せなさい」
その続き、彼女は何かボソっと言ったが、聞き取ることはできなかった。
俺は一言「分かりました」と言って、彼女と並んで町へと戻った。
魔神 魔物がなることの出来る最強の状態。ピラミッドで言う頂点だ。魔王は神様達が選挙を行うことで選ばれるため、無条件に強い(一人以外)。
しかし、魔神というのは生粋の魔物がなることが出来るのだ。強さは魔王クラス。これまでにただ一人だけなったことがあるらしい。
彼女はそれになれと言う。
確かに、魔神であったら不死身になる事が出来るだろう。それくらいの強さはあるはずだ。
だが、俺はしがない悪魔族だ。強いは強いだろうが、なるには何百年かかるだろうか、それまでに死んでしまう気がする。
そんなこんな考えている内に町へと戻ってきた。すっかり夜が更けてしまい、明かりを付けている家はほとんど存在しなかった。
ただ一つ。ギルドの周りは騒がしいことかの上なかった。
「おいおい、まずいんじゃないのか?」
「このままじゃ全滅しちまうよ」
「対抗出来る冒険者は何人いそうだ?」
「10人いるかいないか...無理だな...」
「皆さん落ち着いてください! 王都への避難経路を確保しますので、少しの間だけ待ってください」
ローゼさんがギルドの前に台を置き、みんなの前で指揮を取ろうとしている。
「何があったんでしょうかね」
「なんじゃろうなぁ、そんな致命的なことはないと思うんじゃがな。疫病についてでは無さそうじゃが」
「状況を整理いたします。ただ今、王都より隣国であるアルバート王国が宣戦布告したとの報告がありました。敵国側は侵攻を進めているとのことで、予想進路上にこの町が入っています。只今避難経路を確保しておりますので、引き続き続報を...」
あれ? 疫病よりこれまずいんじゃね?
てか、疫病どこ行った?
「魔王様?」
「妾の早とちりであった。てへ」
前言撤回。この魔王、あまり物事見通せて無い。
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