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06.アプデでピンチ
♤・02-38・♤
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らぶいちゃ目的の特殊営業ホテルは、部屋の内装を利用者がアプリで選んでから、案内人ナシで選んだ部屋まで行く変わったシステムだった。日本でなければ難しいシステムだが、IDを取り入れれば治安のいい街で使えるかもしれない。シュレヒターに教えてやれば、導入するかもしれない。
入り口には案内板。人とすれ違わないよう配慮されたフロント。いかにも、という感じがワクワクさせる。
千綾に選ばせたベッドがメインの部屋は、乙女チックな天蓋つきで薄いシフォンのカーテンがかかっている。照明は選べるが、入った当初はピンクだったので、千綾が照明を消そうとしたが阻止した。
エロ動画見放題の超大型モニター。天井に設置された大きめのスピーカーは、エロ動画の音声からエロいムーディな音楽だけでなく、普通のJ-POPやジャズも流れる。音響にこだわっているのか、スピーカーがいいし、音楽が流れてくるベッドがとてもいい。
風呂は広く、マットも置ける広さ。スマホで調べたところによると、入浴プレイだけでなく、ローションを使ったヌルヌルマッサージからプレイができるそうだ。楽しみである。
コスプレ用の制服やイメプレ用の小物が用意してあり、アダルトグッズが買える自動販売機、コンドーム、ローションが買える自動販売機……エトセトラ。
全方向おすけべに向かっている、内装はかわいい部屋だった。
(先進国日本。エロも先進国だ)
さすがのウェインも驚きつつ、歓喜した。なんといっても、ベッドの向かいと天井に大きな鏡があるのがいい。えっちじゃん。
千綾が恥ずかしがっているが、ウェインははしゃぐのを押さえきれなかった。淫魔のサガである。
・・・✦・✧︎・✦・・・
お泊まりでラブホを満喫するために、ウェインは千綾を前戯でとろんとろんにしてから、久々のおもちゃ責めを楽しんだ。
ローターや電マで強制絶頂を繰り返しながらも、ノリよく千綾はいじらしくウェインの男根を唾液にまみれながらしゃぶっていた。
(すっごい、たまんなく、かわいいっ!)
最新鋭のピストンバイブを挿入すると、千綾は「ウェインのじゃなきゃ、いや」と言いながら絶頂していた。
そんな千綾を眺めながら、ウェインは千綾の陰部に精液をぶっかけること二回。腸に媚薬効果抜群の淫魔汁を少しずつ後孔に精液を染み込ませる。経口摂取でも、膣でも充分効果があるが、初めての試みだから、慎重になる。
どろんどろんにさせなければ。
千綾は性欲が強いのに、後孔調教を嫌がる。
淫魔の精液には媚薬効果、痛み止め、治癒効果もあるので、拡張するにはもってこい。
しかも、ローションでぬるんぬるんになっても大丈夫なオトナのお風呂セットがあるのがよい。ベリーグッド。
千綾を広いお風呂に運んで、浴槽の隣に並んだマットに寝かせる。
「あ……、つめた……」
「そんなの気にならなくなるからね」
くったりとした柔らかな肢体に、ちゅっちゅっと機嫌よくキスを繰り返しながら、先ほど購入したローションを魔術で運ぶ。
後孔の処女を欲しくて虎視眈々と狙っているのは、千綾が初めてとなる。正直に話そう、後孔童貞だと。
童貞だが、うまくリードしたいのが淫魔としてのプライド。
強制絶頂を繰り返して、理性をぶっ飛ばした千綾には、悪いと思っている。が、拡張せずに、おのれの巨根が狭き門に入るとは思えない。
これまで、千綾が恍惚をたゆたっているあいだに、指一本、第二関節まで拡げた。しかし、問題はここからだ。
初心者向けの拡張ディルドに、蜜口から零れる精液とローションをたっぷり塗りたくり、可愛らしくひくんひくんしている窄まりにゆっくりと埋めていく。
(すご……。興奮する……)
脳だけでなく、二度目の射精をしたばかりの性器がビキンッと海綿体バキバキに仕上げた。臍にべたんとくっつくほど一気に勃起したため、お掃除フェラに夢中になっていた千綾の口から、ちゅぽんっと離れてしまった。
それはそれで仕方がないので、千綾を横向きに寝かせ、ウェインは彼女の大切なところが丸見えになる位置に陣取った。
「あ♡ うぇいん、なに……んっ♡」
「そのまま力抜いててね。大丈夫。痛くないでしょ」
細めの先端部分は、白濁液にまみれた、熟した窄まりのなかへ。それが自分のモノだったらどれだけ気持ちいいのか。想像だけでイきそうだ。胸躍り、肉棒が滾る。
「ん……、おしり、やぁだぁ……♡」
(この『やだ』は、本気のやだ、じゃない)
千綾は恥ずかしそうに顔を両手でおおっている。
(ちいが感じてるか知りたいから……、心読んでもいいかな?)
「じょうずに呑んでるよ」
『どうしよう……。へん。こんなの、おかしい。お尻に……。なのに……、ウェインが、後ろの淫紋を触る、から……』
なるほど、添えている手が尾てい骨にある淫紋を触っているのが、善いらしい。
(わぁ、ちい! なんてえっちなんだ! かわいい! もっともっとヨくしてあげるからねっ)
クリトリスを可愛がるように、尾てい骨の淫紋をローションまみれの指でくりくり刺激する。
「かわいいね、すごく、かわいい。素直に身を委ねて」
「ん……。んっ。──ふ」
押さえている声に色艶が混ざっている。
(ここは感じるんだよって安心させないとね)
厳選した柔らかな拡張ディルドは、三角形に徐々に太くなるモノだ。休みや目安が測れるように、ポコンポコンとまろやかなくびれがある。
指二本ほどの太さのそれを呑んだ今は、ちょうど細くくびれた休みのターンだ。残りの拡張部分は二段。最後の一段でもウェインの亀頭よりは小さい。それに、長さも足りない。この頼りないモノから拡張させて、お尻でも感じることを教え込む。そして、本懐を遂げる。
(ああ、すごく魅力的だ。ちいの後孔が柔らかいのも、俺の体液に慣れてきたのも、淫紋の効果もあるけど。やっぱり、ちいだからこんなにも真心尽くしたくなるんだ)
「ちい、お腹苦しくない?」
「くるし、くない……。でも、へんなの」
『へんだよ。だって、こんな……。やだぁ』
「女の人には前立腺がないからね。女淫魔はあるらしいけど。でも、薄い壁の向こうは膣で、ちいがよぉく感じるところがいっぱいだよ。感じてても変じゃないよ」
千綾の顔を覆っている手にキスをする。
「ね、ちい。キス、しよう? ううん、俺がキスしたいんだ」
乞うと、千綾は手をそろりと下ろして、とろとろに蕩けた艶やかな顔を見せた。涙を零し、唇は唾液でてらりと光っている。
(極上のエロ顔……)
グルメなウェインを夢中にさせる魔性にくちづける。唇の敏感で柔らかな薄い膜を丁寧に刺激して、この行為は気持ちがいいと教える。鳥の求愛行動のように。
(おいしい。ちいの精気。甘くてビター。上質で高級なチョコレートみたい。口溶けがいいチョコレート。こんな味、初めてだ。うう。どうしても淫魔としての本能が勝っちゃう。ふたりで気持ちよくなりたい)
「身体を伸ばしても大丈夫だから」
「こわ、い」
『異物感が……すごい。はぁ……。むずむず、しちゃう……』
ウェインは、キスをしながら、ちょっとしたイタズラ心で呑み込んだディルトを引っ張る。もちろん、尾てい骨の小さな淫紋を指でぐりぐり刺激しながら。
「あふっ!」
「痛くない? 気持ちよさそうな声だね」
舌を絡めながら聞くと、千綾は答えに窮していた。
『だって、急だったもの……。だから』
「拡げてるだけだからね。痛みがあったら我慢しないで教えてね」
はぁはぁと艶やかな息を繰り返す千綾は頷く。おもちゃ責めと媚薬のせいもある。
だが、人体に重要な器官を細心の注意をはらって開拓してこその淫蜜だ。
「好きだよ、ちい」
拡張ディルドをすべて呑み込んだ千綾をねぎらうように、お腹と尾てい骨の淫紋を重点的に撫でながら、他の性感帯を手と舌で、ソフトな快感を与える。
「ちいを全部愛したいんだよ」
偽りない本音と淫魔の本能として処女を欲しがってしまう。仮に、千綾の処女がもらえたら、向こう五百年は省エネモードで暮らしていけそうだ。
「んぅ……♡」
ぐぷ。戻したぶんのディルドを埋める。キスの効果で痛みよりも快感が勝っているようだった。
「あ、んんんっ。うごか、しちゃぁあ、あ……」
片手で腹の淫紋を撫でてやり、どろどろの秘所に触れる。クリトリスがコリッコリに勃起していた。
「クリ勃起してる。お尻、気持ちいいの?」
「っあ、ぁ♡ ち、ちがう、の♡ ちがって、て♡」
後孔をいじめるタイミングに合わせ、クリトリスをこれ以上なく指で嬲る。千綾はキスを続けられないとばかりに喘ぐ。
「クリ勃起じゃないんだ。見てもいいかな? ふふっ。全部見せてね」
「や……、ぁら、っ♡ おねが……みな……いで……♡」
とろとろとふたり分の体液を溢れさせるそこがよく見えるように、千綾を誘導する。ローションでツヤツヤぬるぬるの膝を割り、わざと千綾の羞恥を煽る。
「わぁ。素敵だよ、ちい。とってもえっち。ココもお尻もちいのえっちな蜜でとろっとろ~」
「やーだーっ! 言わないでよぉ~っ!」
「そう? ヒクンヒクンさせてて可愛いよ」
涙をぼろぼろ零して恥ずかしがり、快感を得ている。きれいな瞳を見つめたまま、ディルドを最後まで一気に挿入した。
「は……っっ……ぁ、ぁ」
「ちい。気持ちよさそー」
萎えることを知らない淫魔の巨大な陰茎で千綾の淫らな濡れそぼりをぬるんぬるん滑らせる。窄まった蜜口に入ろうとせずに、クリトリスばかりをいじめている。
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