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5.番外編③
59-12.きみをどんなに好きか(舜太郎視点)①
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師走の時間感覚は早い。クリスマスの翌日はめでたい正月ムード一色に切り替わる。元日になり松の内が開ければ、街も時間も普段に戻る。その間の大晦日。ゆく年くる年の一年の最後の日が舜太郎の誕生日だ。だが、特別祝ってもらった記憶がないので、舜太郎本人も忘れている。
今年は一生で一番楽しいクリスマスだった。
クリスマスプレゼント交換も、一緒に作った(舜太郎は盛りつけを手伝っただけ)ごちそうも。ケーキは人気店からのお取り寄せ。四号のケーキのほとんどは舜太郎がペロリ平らげてしまった。
なにより、『ひとつだけお願いごとを、同時に言い、叶えるゲーム』のが愉しかった。
せーの、で同じタイミングでお願いごとを言う。舜太郎の願いごとを聞いた藍は「えっ?」と驚いていた。
藍のお願いは、セックス中に手を繋ぐという可愛らしいものだった。
舜太郎のお願いは、アンダーの剃毛だった。
藍の顔が強ばったのが、怯えた子鹿のように思えてかわいらしかった。
残念なことに藍の手足と脇は脱毛済みである。元から薄いのか、アンダーヘアも少ない。舐めやすいようにカットするのは夫の務めだと、さっそく取りかかる。
「は……恥ずかしい、ですっ」
ベッドにいる、パンツとショーツだけを脱がせた藍に足を開かせる。セーターを着ている非日常的なアンバランスさ。顔を赤くさせて目を潤ませている可愛い妻。露出した下半身を夫に見せるハレンチな行為は、眺めれば眺めるだけ、妻の羞恥心を煽る。
「見られているだけで、こんなにも赤くしてヒクヒクさせるんですね、藍は」
蒸しタオルを手にした舜太郎は、泣きべそをかきそうな藍を覗く。意地悪な笑みを浮かべると、藍はますます恥ずかしがり、秘所をひくんひくんさせた。なんて可愛いのだろう。
「タオル、乗せますよ」
熱すぎないホットタオルで秘所をおおう。藍は「んっ」と身震いした。
ベッド近くに寄せたワゴンの上には、乾いたタオル、安全カミソリ、お湯が入った洗面器と中にはデリケートゾーン用のシェービングジェル、保湿ケアジェルが用意してある。いつかツルツルに剃ってみたくてこっそり用意してあったのだ。
「あの……いつもみたいにお風呂でもよかったんですよ?」
「湯冷めしたら風邪を引くかもしれないでしょう」
「だからって……」
藍はベッドに座っている。舜太郎はフローリングラグの上で立ち膝になって、剃りやすい体勢になっている。
「よく蒸れるように、キス、しましょうか?」
「えっ?」
舜太郎は柔らかくも弾力に富んだ太腿にちゅうっと吸いつく。びくびくと動く膝にもキスを繰り返して、日頃はあまりキスをしない、ひかがみの柔らかな窪みに舌をそわせる。ふだん、内側になっている薄い皮膚を舌で強めにぐっと押して舐め、チロチロ軽く舐める。
「やぁんっ」
体感を鍛えている藍だが膝を持たれては、寝転がるしかない。だが、恥ずかしさが勝っているので、舜太郎を止めようと腕を伸ばす。
ふくらはぎは強めに揉みながら、アキレス腱の付け根をマッサージする。よく足を使う藍は「気持ちいい」とうっとりと零した。
「お客さん、凝ってますね」
「マッサージ屋さん、は、こんなに……、えっちじゃないです」
それは意外な。
舜太郎は舌を大きく出して、ふくらはぎをべろりと舐めては甘噛みする。
「ひゃ、あ、あっ! やめ……っ、舜太郎さんっ!」
「えっちなマッサージ屋に転向します」
「やだやだ。汚いからぁ」
「お風呂に入る前がいいんですよ?」
「へん……んんんっ」
藍は慌てて口を閉ざした。『変態』と言いたいのだろう。妻を余すところなく愛せるのなら変態でいい。とはいえ、嫌なことを強要しすぎるのは良くない。
「始めますよ。藍、膝を持ってて」
「へ?」
舜太郎は後ろ髪を引かれる思いで美脚から離れて、容器ごと温まったシェービングジェルと安全カミソリを手にする。ホットタオルをそろり取ると、膝を抱えている藍が小さく「んっ」と零した。蒸しタオルにてらりと愛蜜がついている。
専用のシェービングジェルの温度を手で確かめ、ほこほこと温くなっている秘所に遠慮なくたっぷりと塗っていく。ふっくらとした恥丘だけでなく、関係ない大陰唇にも指の腹を使って念入りに塗ると、肉びら、小さな蜜口や後孔が可愛らしく淫らにひくひくする。
(かわいらしい反応)
素直すぎる反応が舜太郎の口元を緩ませる。
「ぬ、ぬりかた、えっちすぎませんか?」
「そうですか? 藍がえっちだからそう思ってるんじゃないですか? 僕は丁寧に準備しているだけですよ?」
「……う、いじわる」
塗り塗りしていると、じわじわと愛蜜が大切な場所を守るように濡らしていく。生理的な反応であり、適度に興奮している反応だ。
「カミソリ、当てますよ。動かないで」
「はい……ひゃっ」
安全カミソリの丸いハンドルで潤んだ小陰唇をぷにぷに押す。藍は膝が動かないように持っているが、太腿を震わせる。
つうっと秘裂をなぞり、育ちつつある包皮に隠れた藍の大好きな粒の周りをくりくりとハンドルで扱いてやる。
「ん、んっ。な……に、してるん、です、かぁ」
「素直だなぁと感心しまして」
いつものようにアンダー専用の電動シェーバーで切る時は、そのハンドルの微弱な振動を与えてマッサージをする。ローターより微弱な振動だが、感じやすい藍は泣いてしまう。そして舜太郎は、電動シェーバーに少し悋気を感じる。
「あまりいじめすぎるとえっちな蜜でジェルが取れちゃうかもれないので、これくらいにしましょうか」
「あ……、は、い……」
達しそうになっていた藍は、眉毛を下げて困っている。いじめればいじめるだけ、熱烈に求めてくれるのだから、加虐心に火がついてしまう。優しくしてあげたいのに、ついやりすぎてしまう。こんなにお調子者だったかと、心のなかで呆れる。
「今度こそ剃りますよ」
ジェルを塗ってある恥丘に安全カミソリをピタリ当てる。ゆっくりと梳くように刃をしょりしょりと進めて、洗面器で切れ落ちたジェルとアンダーヘアをすすぐ。和毛が薄くなった場所にまたジェルを塗り、優しい力で肌を傷つけないよう注意を払い、剃りあげていく。
「ん……んん……っ」
ぴくぴくと藍は腹筋にちからを入れたり、膝が動かないように腕にちからを入れる。なんて健気なんだろうか。
つるりとした恥丘に剃り残しがないか指で幾度となく確認する。ジェルの残りが手伝って滑りを良くしているし、とろとろと垂れた蜜とジェルが後孔を濡らしている。明るいからよく見えるのがいい。それを知って、藍は頬だけじゃなく耳まで真っ赤にして羞恥に耐えている。上半身は服を着ているのも羞恥を与えている。
美しい妻。健康的な美に淫らな赤色が頬どころか身体の柔らかいところに差して、淫靡な美に変えてしまっている。それが見えるのは、夫である自分だけの特権だ。
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