英国紳士の熱い抱擁に、今にも腰が砕けそうです

坂合奏

文字の大きさ
106 / 111
Episode Extra edition

Happy Valentine's Day‐4

しおりを挟む
 ジャンに続いて、萌衣は瞳を閉じた。

 柔らかくて温かなキスだった。

 ジャンがバルコニーに設置されている椅子に座り、萌衣を自分の膝の上に座らせ、片方の腕を腰に回し、もう片方の手は、萌衣の胸元に触れた。

 萌衣は、自分の両腕をジャンの首に回した。

 触れるだけのキスは、次第に激しくなっていき、吐息に混じりながら声が漏れ出す。

 舌が触れ合った瞬間、胸元に添えられていただけだったジャンの手が、次第に胸のふくらみの形を変え始めた。

「ジャンさん……」

「モエ……今夜のあなたはいつも以上に美しい」

「んんっ……」

 ジャンは、萌衣の胸のふくらみを散々に堪能した後、彼女の身体が冷えないように、お姫様抱っこをして部屋の中へと入っていく。

 靴を脱がされて、ストッキングも下着も脱がされる。

 広いキングサイズのベッドの上で、萌衣の秘部が露わになり、ジャンは優しくそっとそこに触れた。

 キスで散々に感じていたそこは、既に水気を帯びていた。

「ジャンさんっ……」

「なんて厭らしくて美しいんでしょうか。モエ」

 ジャン色に染められあげた萌衣は、ジャンの言葉だけで、これから起こることを想像し身体を震わせる。

 ジャンは、じらすかのように、萌衣の触れて欲しいところの周りを円を描くように触れる。

 次第に萌衣の足はだらしなく開かれていき、ジャンの指によって翻弄されていった。

 物狂おしいほどに切なく、甘い情熱を抱えて萌衣はジャンに「ジャンさん、触って……」と懇願に近い言葉を投げた。

 期待に膨らませた突起物にジャンが触れた時、萌衣の身体がビクンと跳ねた。

 ジャンの手によって開発された身体は、ジャンのとある物を待ちわびている。

「ジャンさん……」

「モエ、今夜は、あなたが私を翻弄してください」

 萌衣を起こし、ジャンは自分の膝の上に萌衣を座らせた。

 既に猛々しいほどに凶暴になったジャン自身は、萌衣の身体の中に侵入するために今か今かと待ちわびている。

 ごくりと唾を飲み込み、萌衣は「分かりました」とゆっくりと自分の中にジャンのそれを受け入れた。

 自分で腰を下ろしていくと、ジャンが小さく息を吐くのが分かった。

「ジャンさん……感じているんですか?」

「ええ……あなたの中はひどく心地が良くて……気持ちがいいですよ」

 ジャンが喜んでくれるのが嬉しくなって、萌衣は自分の腰を上下にゆっくり動かした。

 自分で動いたことがほとんどないかったので、ぎこちなくなってしまったが、ジャンは慈しむように、萌衣の頭を何度もゆっくり撫でた。

 何度か動いた時、ジャンは萌衣のドレスの胸元をはだけさせ、露わになった胸の先端を口に含んだ。

「あっ……!」

「ぷっくり膨らんでいますよ」

「ジャンさん……言っちゃいや……」

 舌で弄繰り回されると、萌衣の中は何度も伸縮してうねりをあげる。

 しかし、感度が上がるたびに動きは鈍くなっていく。

「ほら、腰がおざなりになっていますよ。今夜はあなたが翻弄する番なのですから、頑張らないと」

「で、でも……そんな……ああっ」

 わざとジャンは水音をたてて、萌衣に意地悪をしているのだ。

 感じながら、涙を浮かべ困惑する萌衣の様子を見て、ジャンは「ではお願いしてみてください。モエ、あなたは私にどうされたいですか?」と尋ねた。

「ジャンさんに動いてほしい……です」

「どんなふうに?」

 下の小さな突起物をジャンが指ではじいた。

「あっ……激しく動いてっ……」

「よく言えましたね。モエ」

「あっ、はやくっ……」

「おねだりが上手になりましたね」

 ジャンが萌衣をぐっと抱き寄せ、腰を動かし始めた。

 萌衣の動きとは比べ物にならないほど、早く激しく動くので、萌衣は大きな喘ぎ声をあげて必死にジャンにしがみつく。

 萌衣の一番奥にジャンの先端が触れた時、萌衣は背中をのけ反らせて果てた。

「モエ、愛してますよ……」

「ジャンさんっ……!私も……私もジャンさんが好き、あいしてますっ……んん!」

 痙攣して伸縮を繰り返す萌衣の中で、ジャンも自身の欲望を吐き出した。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

ハメられ婚〜最低な元彼とでき婚しますか?〜

鳴宮鶉子
恋愛
久しぶりに会った元彼のアイツと一夜の過ちで赤ちゃんができてしまった。どうしよう……。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

完結*三年も付き合った恋人に、家柄を理由に騙されて捨てられたのに、名家の婚約者のいる御曹司から溺愛されました。

恩田璃星
恋愛
清永凛(きよなが りん)は平日はごく普通のOL、土日のいずれかは交通整理の副業に励む働き者。 副業先の上司である夏目仁希(なつめ にき)から、会う度に嫌味を言われたって気にしたことなどなかった。 なぜなら、凛には付き合って三年になる恋人がいるからだ。 しかし、そろそろプロポーズされるかも?と期待していたある日、彼から一方的に別れを告げられてしまいー!? それを機に、凛の運命は思いも寄らない方向に引っ張られていく。 果たして凛は、両親のように、愛の溢れる家庭を築けるのか!? *この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 *不定期更新になることがあります。

結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。 絶対に離婚届に判なんて押さないからな」 既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。 まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。 紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転! 純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。 離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。 それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。 このままでは紘希の弱点になる。 わかっているけれど……。 瑞木純華 みずきすみか 28 イベントデザイン部係長 姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点 おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち 後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない 恋に関しては夢見がち × 矢崎紘希 やざきひろき 28 営業部課長 一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長 サバサバした爽やかくん 実体は押しが強くて粘着質 秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?

クラスで3番目に可愛い無口なあの子が実は手話で話しているのを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
俺のクラスにいる月宮雫は、誰も寄せ付けないクールな美少女。そのミステリアスな雰囲気から『クラスで3番目に可愛い子』と呼ばれているが、いつも一人で、誰とも話さない。 ある放課後、俺は彼女が指先で言葉を紡ぐ――手話で話している姿を目撃してしまう。好奇心から手話を覚えた俺が、勇気を出して話しかけた瞬間、二人だけの秘密の世界が始まった。 無口でクール? とんでもない。本当の彼女は、よく笑い、よく拗ねる、最高に可愛いおしゃべりな女の子だったのだ。 クールな君の本当の姿と甘える仕草は、俺だけが知っている。これは、世界一甘くて尊い、静かな恋の物語。

今宵、薔薇の園で

天海月
恋愛
早世した母の代わりに妹たちの世話に励み、婚期を逃しかけていた伯爵家の長女・シャーロットは、これが最後のチャンスだと思い、唐突に持ち込まれた気の進まない婚約話を承諾する。 しかし、一か月も経たないうちに、その話は先方からの一方的な申し出によって破談になってしまう。 彼女は藁にもすがる思いで、幼馴染の公爵アルバート・グレアムに相談を持ち掛けるが、新たな婚約者候補として紹介されたのは彼の弟のキースだった。 キースは長年、シャーロットに思いを寄せていたが、遠慮して距離を縮めることが出来ないでいた。 そんな弟を見かねた兄が一計を図ったのだった。 彼女はキースのことを弟のようにしか思っていなかったが、次第に彼の情熱に絆されていく・・・。

君に何度でも恋をする

明日葉
恋愛
いろいろ訳ありの花音は、大好きな彼から別れを告げられる。別れを告げられた後でわかった現実に、花音は非常識とは思いつつ、かつて一度だけあったことのある翔に依頼をした。 「仕事の依頼です。個人的な依頼を受けるのかは分かりませんが、婚約者を演じてくれませんか」 「ふりなんて言わず、本当に婚約してもいいけど?」 そう答えた翔の真意が分からないまま、婚約者の演技が始まる。騙す相手は、花音の家族。期間は、残り少ない時間を生きている花音の祖父が生きている間。

小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!

竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」 俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。 彼女の名前は下野ルカ。 幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。 俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。 だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている! 堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!

処理中です...