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モンクリーフ子爵の一人娘である、アンナ・モンクリーフは婚約者であるオスマン伯爵を、爵位が下であるフィオナ男爵令嬢に奪われてしまう。
一人娘であるアンナは、爵位が同等、もしくは上の者と結婚しなければ、父が亡くなってしまった時に、爵位を奪われ路頭に迷うため、なんとしてでもオスマン伯爵を取り戻そうとする。
しかし、すっかりフィオナ嬢に心を奪われてしまった伯爵。
終いには「君は、どうして人に意地悪しかできないんだ」と言われてしまう始末。
最後の手段だと、夜這いを決行した先の部屋にいたのは、伯爵ではなく、幼い頃からアンナに意地悪を続けてきた大嫌いなドノヴァン公爵様で……。
「私の言うことを聞いていれば、夜這いのことは黙っていてやる」
大嫌いだったはずの人なのに、どうしてこんなにも胸が熱いの……?
文字数 5,908
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.06.16
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