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015Dランク冒険者昇格
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泊りがけで出かける前日、何時もの様に依頼結果と退治した魔獣の報告を行うと、受付のギルド職員から拓はギルドランクがFからDにアップするとの報告が有った。
一気に2ランクアップと聞いて確認すると、Fランクは登録したばかりの様子見で仮採用の様なもので、拓の実力ならDランクでも問題ないと判断されたらしい。
それにはレオが拓の実力を考えて依頼を選んでくれ、彼がBランクの冒険者として拓の実力を報告してくれた事が大きい。
「ありがとう。レオのお陰で一気にDランクに成れたよ。それにしてもレオってBランクの冒険者だったのか。」
「パーティ登録をする時に、俺のランクを見せたはずなんだが・・・まぁ、良いか。
拓の実力ならもっと上なんだが、その前に経験を積んだ方が良いだろう。
今日は、Dランク昇格祝いだ。奢ってやるから美味いものでも食いに行こうぜ。」
拓は改めてレオに礼を言って、ギルド会館を出ようとすると
「拓じゃないか。連絡がないが元気にやっているのか?」
いきなり後ろから太い腕に抱きしめられ、驚いて振り向くとガラの笑顔が有った。
相変わらず、漢臭い良い男だった。
頭がガラの厚い胸板に押し付けられると、ガラの逞しい裸を思い出してしまう。
「ダイフクも久しぶりだな。レオと一緒に行動しているのか?」
ガラはカバンの中に入ったダイフクを撫でると、拓の腹を摘まみながらレオと軽く挨拶をする。
拓は腹を摘まむガラの手を避けて臨時パーティを組んだ経過を説明した。
そして、今日Dランクに上がってこれから祝ってもらう話をした。
「拓は可愛いくせに凄いだろ。後は知識と経験だけなんだよな。
初めて会った時、俺が威圧をかましたんだが問題なく受け止めたんだ。
俺とパーティを組みたくなったら、何時でも言ってくれよな。」
ガラも一緒に飲みに行きたかったみたいだが、用事が有るらしく最後に拓の腹を揉んで離れていった。
レオは明日の為の買い物があるという事で、拓とは一度分かれて宿で合流することにした。
「拓、Dランク冒険者昇格おめでとう。」
「ありがとう。レオが気を使ってくれたからだよ。」
「何を言ってんだ。全部拓の実力だ。ガラも認めていたじゃないか。
あいつが、パーティを組みたいと言うなんて初めて聞いたぞ。」
「お世辞でも嬉しいな。Aランク冒険者と謎の大魔導士なんてカッコいいかも知れない。」
「お前は謎でもないし、中級魔法の大魔導士ってなんだよ。
いや、あれだけの種類の魔法を使うなら大魔導士と言っても良いのか?」
レオは呆れながらも、ガラの事を教えてくれた。
ガラの実力はAランク冒険者の中でもトップレベルで、昔はパーティを組もうとした事も有ったがパーティーメンバーに恵まれず単独で行動するようになったらしい。
ガラに教わってばかりで負担にしかなっていないと思っていたので、拓はガラに自分とパーティを組みたいと言われて嬉しかった。
「そうだ。ガラの言っていた威圧って何だ?」
「えっ、拓は知らないのか。っていうかガラの威圧を受け止めたんだよな。」
レオはまじまじと拓を見て、説明をしてくれた。
威圧とは武技と言われる剣士の技の一つで、拓の世界でいう気の様なもので相手を威嚇する。
どうやら拓と初めて会った時に威圧を仕掛けていたみたいだが
剣を向けられて驚いたが、威圧というのは感じていなかった。
「拓の保有する魔力は多いからな。自然と精神力強化がされているのかもしれねぇな。それとも鈍いとか。」
保有魔力が多い魔導士は体力や精神力の強化がされるらしい。
改めて考えてみれば拓が魔獣と戦い、解体を行い、レオの様な見た目の男に裸体を見たいからと接触するなんて普通では考えられない事だ。
もしかすると、精力が強くなり体が敏感になったのも保有する魔力の影響なのかもしれない。
「だとしても、俺の体力は全く強化されていないよな。」
「それは拓が可愛いからじゃないか。」
レオは答えになっていない事を言って笑っていた。
スケベな方にだけ自然強化されているのは拓らしいのかも知れない。
一気に2ランクアップと聞いて確認すると、Fランクは登録したばかりの様子見で仮採用の様なもので、拓の実力ならDランクでも問題ないと判断されたらしい。
それにはレオが拓の実力を考えて依頼を選んでくれ、彼がBランクの冒険者として拓の実力を報告してくれた事が大きい。
「ありがとう。レオのお陰で一気にDランクに成れたよ。それにしてもレオってBランクの冒険者だったのか。」
「パーティ登録をする時に、俺のランクを見せたはずなんだが・・・まぁ、良いか。
拓の実力ならもっと上なんだが、その前に経験を積んだ方が良いだろう。
今日は、Dランク昇格祝いだ。奢ってやるから美味いものでも食いに行こうぜ。」
拓は改めてレオに礼を言って、ギルド会館を出ようとすると
「拓じゃないか。連絡がないが元気にやっているのか?」
いきなり後ろから太い腕に抱きしめられ、驚いて振り向くとガラの笑顔が有った。
相変わらず、漢臭い良い男だった。
頭がガラの厚い胸板に押し付けられると、ガラの逞しい裸を思い出してしまう。
「ダイフクも久しぶりだな。レオと一緒に行動しているのか?」
ガラはカバンの中に入ったダイフクを撫でると、拓の腹を摘まみながらレオと軽く挨拶をする。
拓は腹を摘まむガラの手を避けて臨時パーティを組んだ経過を説明した。
そして、今日Dランクに上がってこれから祝ってもらう話をした。
「拓は可愛いくせに凄いだろ。後は知識と経験だけなんだよな。
初めて会った時、俺が威圧をかましたんだが問題なく受け止めたんだ。
俺とパーティを組みたくなったら、何時でも言ってくれよな。」
ガラも一緒に飲みに行きたかったみたいだが、用事が有るらしく最後に拓の腹を揉んで離れていった。
レオは明日の為の買い物があるという事で、拓とは一度分かれて宿で合流することにした。
「拓、Dランク冒険者昇格おめでとう。」
「ありがとう。レオが気を使ってくれたからだよ。」
「何を言ってんだ。全部拓の実力だ。ガラも認めていたじゃないか。
あいつが、パーティを組みたいと言うなんて初めて聞いたぞ。」
「お世辞でも嬉しいな。Aランク冒険者と謎の大魔導士なんてカッコいいかも知れない。」
「お前は謎でもないし、中級魔法の大魔導士ってなんだよ。
いや、あれだけの種類の魔法を使うなら大魔導士と言っても良いのか?」
レオは呆れながらも、ガラの事を教えてくれた。
ガラの実力はAランク冒険者の中でもトップレベルで、昔はパーティを組もうとした事も有ったがパーティーメンバーに恵まれず単独で行動するようになったらしい。
ガラに教わってばかりで負担にしかなっていないと思っていたので、拓はガラに自分とパーティを組みたいと言われて嬉しかった。
「そうだ。ガラの言っていた威圧って何だ?」
「えっ、拓は知らないのか。っていうかガラの威圧を受け止めたんだよな。」
レオはまじまじと拓を見て、説明をしてくれた。
威圧とは武技と言われる剣士の技の一つで、拓の世界でいう気の様なもので相手を威嚇する。
どうやら拓と初めて会った時に威圧を仕掛けていたみたいだが
剣を向けられて驚いたが、威圧というのは感じていなかった。
「拓の保有する魔力は多いからな。自然と精神力強化がされているのかもしれねぇな。それとも鈍いとか。」
保有魔力が多い魔導士は体力や精神力の強化がされるらしい。
改めて考えてみれば拓が魔獣と戦い、解体を行い、レオの様な見た目の男に裸体を見たいからと接触するなんて普通では考えられない事だ。
もしかすると、精力が強くなり体が敏感になったのも保有する魔力の影響なのかもしれない。
「だとしても、俺の体力は全く強化されていないよな。」
「それは拓が可愛いからじゃないか。」
レオは答えになっていない事を言って笑っていた。
スケベな方にだけ自然強化されているのは拓らしいのかも知れない。
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