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314フェイク
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盗賊達は目を覚ますと食事を取り、再び眠ってしまう。
まるで夢遊病患者の様で、特に抵抗するような行動は無かった。
ただ、全員が肉棒をそそり立たせ、ザーメンを放っている為、酷い匂いがする。
拓が休憩所を作っている間、兵士の半分は盗賊達の根城を探すために森を捜索した。
根城は拓が盗賊を発見した場所の近くの洞窟で、誰も居なかったが奪ったであろう品や金が有った。
盗品は基本的には発見者の所有物になる。兵士が領主と話し
盗品については領主の方で持ち主を探し、金については、盗賊を退治した拓に渡すことにした。
拓も異論は無く、その案に同意した。
とりあえず、金だけ全て持ち出し残りの品は後から来る兵士に任せることにした。
盗賊がもう1グループ有るならと、兵士達には戦闘で怪我をしたことにしてもらう。
兵士達にペイントで傷や血の跡を作る。
「なぁ、拓。見えない所までやる必要が有るのか?」
「見えないこ所までしっかりと作り込むことでリアリティを追及するんだよ。」
討伐した魔獣の素材や血で行い、兵士達だけで出来るが当然拓も手伝っていた。
兵士達の身体を触れて浮かれている拓だが、仕事だけはしっかりと行っている。
服も切られている様にするのだが、拓が行うと乳首や足の付け根、尻の付近を切ろうとするのでガラによって戦力外通知を貰っていた。
盗賊達は夢遊病患者の様な状態のままの為、監視の為に兵を5人置いて次の目的地に出発することにした。
盗賊達の攻撃も無く、移動中の魔獣討伐は兵士達に任せ、エチゴ商隊はノンビリとしている。
拓が探索魔法で周囲に盗賊が居ない事は確認していたが、兵士達は怪我を庇いながらの戦いを演じていた。
次の目的地に着くと、追加で送られた兵士達と合流。
馬車も有るが盗賊を入れる為の檻を運んでいる。
兵士達の惨敗兵姿に驚いたが、フェイクと聞いて笑い、その後は盗賊の状態について詳しく聞いていた。
ただ、状態を確認しただけで、拓に何をしたのかとは聞かない。
手の内を話さないと言った拓の意志を領主が尊重しての対応だった。
大勢の兵士が警備をしている中、拓は休憩所の壁を作り上げ
次の日、朝早くに盗賊を捕獲しに来た兵士達は出発し、その日の夜には盗賊を見張っていた兵士5人が合流。
「明日になるかと思っていましたが、無理をしたんじゃないですか?」
「いえ、我々の任務は、皆様の護衛ですから。
それに、未だ盗賊のグループが残っているので早く合流するのは当然です。」
拓が礼を言って、量を多目にした食事を渡すと兵士達から喜びの声が・・・
中には「早く合流して正解だった」という発言が有ったが、拓は聞かなかったことにした。
特に盗賊に襲われる事もなく休憩所を作り上げ、次の目的地へ
「このまま盗賊に襲われる事もなく、無事に作業も終わるかな?」
「どうだろうな。盗賊にとって拠点が出来るのは迷惑な話だしな。」
「他の盗賊連中が全員捕まって、別の土地に移動したんじゃねぇか?」
「それなら、楽で良いけどね。」
特に問題なく移動が行われ、拓が休憩所の柱を作り始めると、矢と魔法の攻撃を受けた。
「敵襲。兵は拓殿とエチゴ屋の馬車を守れ。」
拓は直ぐに探索魔法を使って、周囲を確認すると3チームに分かれて盗賊が仕掛けて来ていた。
魔法と弓の攻撃はその中の1チーム。
「俺は遠距離攻撃を掛けてきた奴等に攻撃を仕掛ける。
残りの敵は約20人、2つに分かれて様子を見ているみたいだ。
このまま怪我人の振りをしておびき出してくれ。」
初めの攻撃で兵士達が俊敏な行動をしたが、未だ騙せるかもしれない。
ガラとレオが拓の所にやって来たので、拓は姿を隠すと遠距離攻撃を仕掛けてきたチームの元に向かった。
「拓、敵の討伐は俺達に任せろ。何もやっていないからな。」
拓は敵の背後へ回ると、ガラとレオだけで盗賊を全員討伐してしまった。
「魔導士やアーチャーを相手に接近戦ならこんなもんだ。」
「拓みたいな奴は、例外だな。」
2人は殺さずに10人の盗賊を戦闘不能にすると、倒れている盗賊を石の壁で覆い皆の所に戻ることにした。
まるで夢遊病患者の様で、特に抵抗するような行動は無かった。
ただ、全員が肉棒をそそり立たせ、ザーメンを放っている為、酷い匂いがする。
拓が休憩所を作っている間、兵士の半分は盗賊達の根城を探すために森を捜索した。
根城は拓が盗賊を発見した場所の近くの洞窟で、誰も居なかったが奪ったであろう品や金が有った。
盗品は基本的には発見者の所有物になる。兵士が領主と話し
盗品については領主の方で持ち主を探し、金については、盗賊を退治した拓に渡すことにした。
拓も異論は無く、その案に同意した。
とりあえず、金だけ全て持ち出し残りの品は後から来る兵士に任せることにした。
盗賊がもう1グループ有るならと、兵士達には戦闘で怪我をしたことにしてもらう。
兵士達にペイントで傷や血の跡を作る。
「なぁ、拓。見えない所までやる必要が有るのか?」
「見えないこ所までしっかりと作り込むことでリアリティを追及するんだよ。」
討伐した魔獣の素材や血で行い、兵士達だけで出来るが当然拓も手伝っていた。
兵士達の身体を触れて浮かれている拓だが、仕事だけはしっかりと行っている。
服も切られている様にするのだが、拓が行うと乳首や足の付け根、尻の付近を切ろうとするのでガラによって戦力外通知を貰っていた。
盗賊達は夢遊病患者の様な状態のままの為、監視の為に兵を5人置いて次の目的地に出発することにした。
盗賊達の攻撃も無く、移動中の魔獣討伐は兵士達に任せ、エチゴ商隊はノンビリとしている。
拓が探索魔法で周囲に盗賊が居ない事は確認していたが、兵士達は怪我を庇いながらの戦いを演じていた。
次の目的地に着くと、追加で送られた兵士達と合流。
馬車も有るが盗賊を入れる為の檻を運んでいる。
兵士達の惨敗兵姿に驚いたが、フェイクと聞いて笑い、その後は盗賊の状態について詳しく聞いていた。
ただ、状態を確認しただけで、拓に何をしたのかとは聞かない。
手の内を話さないと言った拓の意志を領主が尊重しての対応だった。
大勢の兵士が警備をしている中、拓は休憩所の壁を作り上げ
次の日、朝早くに盗賊を捕獲しに来た兵士達は出発し、その日の夜には盗賊を見張っていた兵士5人が合流。
「明日になるかと思っていましたが、無理をしたんじゃないですか?」
「いえ、我々の任務は、皆様の護衛ですから。
それに、未だ盗賊のグループが残っているので早く合流するのは当然です。」
拓が礼を言って、量を多目にした食事を渡すと兵士達から喜びの声が・・・
中には「早く合流して正解だった」という発言が有ったが、拓は聞かなかったことにした。
特に盗賊に襲われる事もなく休憩所を作り上げ、次の目的地へ
「このまま盗賊に襲われる事もなく、無事に作業も終わるかな?」
「どうだろうな。盗賊にとって拠点が出来るのは迷惑な話だしな。」
「他の盗賊連中が全員捕まって、別の土地に移動したんじゃねぇか?」
「それなら、楽で良いけどね。」
特に問題なく移動が行われ、拓が休憩所の柱を作り始めると、矢と魔法の攻撃を受けた。
「敵襲。兵は拓殿とエチゴ屋の馬車を守れ。」
拓は直ぐに探索魔法を使って、周囲を確認すると3チームに分かれて盗賊が仕掛けて来ていた。
魔法と弓の攻撃はその中の1チーム。
「俺は遠距離攻撃を掛けてきた奴等に攻撃を仕掛ける。
残りの敵は約20人、2つに分かれて様子を見ているみたいだ。
このまま怪我人の振りをしておびき出してくれ。」
初めの攻撃で兵士達が俊敏な行動をしたが、未だ騙せるかもしれない。
ガラとレオが拓の所にやって来たので、拓は姿を隠すと遠距離攻撃を仕掛けてきたチームの元に向かった。
「拓、敵の討伐は俺達に任せろ。何もやっていないからな。」
拓は敵の背後へ回ると、ガラとレオだけで盗賊を全員討伐してしまった。
「魔導士やアーチャーを相手に接近戦ならこんなもんだ。」
「拓みたいな奴は、例外だな。」
2人は殺さずに10人の盗賊を戦闘不能にすると、倒れている盗賊を石の壁で覆い皆の所に戻ることにした。
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