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き
しおりを挟む「つっ…………」
なんで?
なんで私ばかりこんなに
苦しまなくてはいけないの?
そう思えるくらい落ち込み涙も枯れるくらい泣いた
「はぁ、…………信じていたのにな」
これからどうしようか
そう考えていた時に、
宿の主人に面会人が来たと伝えられた。
誰?この宿にいるのを知ってるのは?
ナタージュ?いえ、ナタージュは確か
家族と1泊の旅行でいないはず。
マイク様か?昨日何も言わないで帰ったから…………ごめんなさい。
心配させたな。
謝らなきゃね
そして宿の玄関で待っていた人の後ろ姿を見て、私は玄関に行った自分に後悔した
「……………クリス……様」
「やぁ、ミニョン」
「……………」私は一目散に部屋へ逃げた
……クリス視点……………
エミリー王女をエスコートし、王族の席に立った。
貴族の皆が、お似合いだとか、素敵な2人だとか、僕達に割れんばかりの拍手をしてくれている。
王女は嬉しくて目に涙が溜まっている。
化粧が駄目になるから、ハンカチを渡したら尚更嬉し涙を流してた。
ふと、貴族の群衆の皆の顔を見たら、
ミニョン?えっミニョンなのか?
会いたくて会いに行きたいと思っていたのに、こんな場所でこんなことで。
隣の男は?
あの時、馬車止めに急いで行った時に驚いた顔した男だ!
あれから何回かあの男を見ている。
文官だったか………
あっ?ミニョンが行ってしまった。
青い顔だったな。そうだよな。
僕だって青い顔なんだから………
この猿芝居が終わったら、あの男に会いに行く。
王女が花摘に行っている間に…………
「君、すまない」
「あっ、クリスフォード様
婚約おめでとうございます」
「あぁ。あの、君が今日一緒にいた」
「えっ?ミニョンの事でしょうか?
どうかしましたか?辺境で産業改革をすすめていて、頑張っているので功績で今日生誕祭にも呼ばれたんです」
「あの、どこにいるかわかるかい?
実は僕も国からの派遣でシュレット嬢の瓶詰めを教わってね。話したいことがあるんだ」
「そうですか……宿はわかりますが。
王宮に呼びましょうか?」
「そうだね。どうしようかな?一応どこにいるかわかれば……妹にでも行ってもらおうかな」
「それなら○○○○○」
そして僕は宿に訪ねた
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