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ミニョン視点
「ミニョン?大丈夫?」
「あっ、ティガ様すみません」
「夜もよく寝てないだろのに、仕事しすぎだよ。それにもう皆帰ったしミニョンも今日は終わりにしよう」
「もうそんな時間なんですね。私も終わりにします」
「ミニョンはよく頑張ってるよ。うちの家族もミニョンはもう戦力だって言ってるよ。このままずっと我が家にいたらいい。」
「いえ、こちらへ勉強にお邪魔して、
本当ならとっくに家に帰っているはずなのに、私の事情で2年も過ぎでしまいました。ほんとに申し訳ありません。」
「そんなこと気にしてはいけないよ。
それに、あのまま帰るなんて難しかったのだから」
「ティガ様、そろそろ国へ帰ろうかと思っています。組紐編みも大分上手に編めるようになり、簡単なものなら国に帰っても作れると思うのです。家に帰り私がやっている仕事と並行して作って辺境の我が民の糧にしていきたいと思っています。当初の予定より大分過ぎてしまい、ティガ様のご家族にまで甘えてしまって申し訳なかったです」
「ねぇ、ミニョン。僕と結婚しないか?」
「えっ?」
「君は想う人がいるのだろう。でも、友人のような心で繋がった夫婦がいても良いと思う。ミニョンは職業婦人として生きて行きたいと言ってたよね?
今のこの生活、うちの両親もいて僕と君と弟子とでの作業。とてもうまくいっていると思う。それに、この家の跡取りになる……「ティガ様、お気持ちはとても。でも、私は結婚できません。私は今でもお慕いしている人がいます。愛する人にいつか……会えたらと。もう、会うことは無いかもしれませんが。」」と言って私は微笑んだ。
「そうか………可愛くて……離れたくないな」
「すみません。そう言って頂けて、ほんとに嬉しいです」
「まぁ、気持ちは変わらないから。僕も待つとするよ」
「あの…ティガ様は元々あの…」
「んっ?あっ!僕の秘密を言ってるの?誰に聞いた?ナタージュか?」
「はい」
「ふっ、そうだったんだけど、ミニョンを見ていたら心がドキッとして淡い気持ちが沸いて女性へも興味が出てきたんだ。だから、きっと普通の夫婦と同じく過ごせるよ。」
「それならばっ、カトリーヌさんの事を少しでも気にしてはどうですか?
仕事は完璧だし、ずっとティガ様を想っておいでです。始めは怖いなと思った人ですが、今は優しく私をサポートしてくださいます。それにティガ様を想ってて、一途です」
「そうかな?ずっと僕との婚姻の打診を家を通して来てたけど、断ったからは今は静かだし、想って無いと思うけど」
「そんなことありません!いつも……辛い顔をしながらティガ様を見ておいでです。仕事も完璧で私もカトリーヌさんみたいになれたらと思っています」
「ねぇ、僕はミニョンにプロポーズしたんだけどな」笑
「あっ、すみません」
「僕はふられたんだね」
「いえ、あの………ティガ様は皆の憧れの方です。嬉しかったです。でも、私は家に帰りもっと領地を栄えさせたい。それが私の夢なのです。」
「ミニョン、かっこいい」
「えっ?」
「ふふっ。僕も頑張ろ」
「ティガ様、素敵な男性からのお気持ち、とても嬉しかったです。
ナタージュ様にも感謝しています。」
「じゃあ、もう少し大作を作れるようになったら、弟子は卒業だね。結婚は叶わなくても、ミニョンの夢は応援するよ」
「はい!!」
そしてミニョンは、4年近く離れていた国へ帰ることになった
「ミニョン?大丈夫?」
「あっ、ティガ様すみません」
「夜もよく寝てないだろのに、仕事しすぎだよ。それにもう皆帰ったしミニョンも今日は終わりにしよう」
「もうそんな時間なんですね。私も終わりにします」
「ミニョンはよく頑張ってるよ。うちの家族もミニョンはもう戦力だって言ってるよ。このままずっと我が家にいたらいい。」
「いえ、こちらへ勉強にお邪魔して、
本当ならとっくに家に帰っているはずなのに、私の事情で2年も過ぎでしまいました。ほんとに申し訳ありません。」
「そんなこと気にしてはいけないよ。
それに、あのまま帰るなんて難しかったのだから」
「ティガ様、そろそろ国へ帰ろうかと思っています。組紐編みも大分上手に編めるようになり、簡単なものなら国に帰っても作れると思うのです。家に帰り私がやっている仕事と並行して作って辺境の我が民の糧にしていきたいと思っています。当初の予定より大分過ぎてしまい、ティガ様のご家族にまで甘えてしまって申し訳なかったです」
「ねぇ、ミニョン。僕と結婚しないか?」
「えっ?」
「君は想う人がいるのだろう。でも、友人のような心で繋がった夫婦がいても良いと思う。ミニョンは職業婦人として生きて行きたいと言ってたよね?
今のこの生活、うちの両親もいて僕と君と弟子とでの作業。とてもうまくいっていると思う。それに、この家の跡取りになる……「ティガ様、お気持ちはとても。でも、私は結婚できません。私は今でもお慕いしている人がいます。愛する人にいつか……会えたらと。もう、会うことは無いかもしれませんが。」」と言って私は微笑んだ。
「そうか………可愛くて……離れたくないな」
「すみません。そう言って頂けて、ほんとに嬉しいです」
「まぁ、気持ちは変わらないから。僕も待つとするよ」
「あの…ティガ様は元々あの…」
「んっ?あっ!僕の秘密を言ってるの?誰に聞いた?ナタージュか?」
「はい」
「ふっ、そうだったんだけど、ミニョンを見ていたら心がドキッとして淡い気持ちが沸いて女性へも興味が出てきたんだ。だから、きっと普通の夫婦と同じく過ごせるよ。」
「それならばっ、カトリーヌさんの事を少しでも気にしてはどうですか?
仕事は完璧だし、ずっとティガ様を想っておいでです。始めは怖いなと思った人ですが、今は優しく私をサポートしてくださいます。それにティガ様を想ってて、一途です」
「そうかな?ずっと僕との婚姻の打診を家を通して来てたけど、断ったからは今は静かだし、想って無いと思うけど」
「そんなことありません!いつも……辛い顔をしながらティガ様を見ておいでです。仕事も完璧で私もカトリーヌさんみたいになれたらと思っています」
「ねぇ、僕はミニョンにプロポーズしたんだけどな」笑
「あっ、すみません」
「僕はふられたんだね」
「いえ、あの………ティガ様は皆の憧れの方です。嬉しかったです。でも、私は家に帰りもっと領地を栄えさせたい。それが私の夢なのです。」
「ミニョン、かっこいい」
「えっ?」
「ふふっ。僕も頑張ろ」
「ティガ様、素敵な男性からのお気持ち、とても嬉しかったです。
ナタージュ様にも感謝しています。」
「じゃあ、もう少し大作を作れるようになったら、弟子は卒業だね。結婚は叶わなくても、ミニョンの夢は応援するよ」
「はい!!」
そしてミニョンは、4年近く離れていた国へ帰ることになった
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