私は貴方に嘘をつかれていた。

瑠渡

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「待ってください。少しだけクリスと話させてください」

そう俯きながら王女は言った

「少しだけお願いします」

そう言いながら俯いてる頬から涙がポタポタ床に落ちていく

僕は「先に行ってください。2人で話して直ぐに向かいますから」と伝えた



マイルスは王女が俯いてるので、扉外で待機して何かあったら直ぐに入るからと、ジェスチャーしながら出ていった。


「「………………」」

僕も王女も話さない。

どのくらいそうしていたか…………

「クリス………」そう小さな声で王女が話だした

「私ね、初めて貴方が我が国に視察できた時に恋したの。貴方の綺麗な金髪と澄んだ青い瞳に自分が写し出されると、私を見てくれているんだと、心の中から温かく幸せな気持ちになった。クリスの「エミリー王女」って言う声もとても穏やかで好きで、いつも兄様に我が儘ばかりして!って怒られてばかりの私だから尚更クリスに懸想していったわ。
クリスはいつも優しくて会えた時は嬉しくて………だからお父様に頼んだの。クリスと結婚したいって」


「…………」


「クリスは私の事を好きとかじゃなく妹みたいな友達みたいな?そうとしか思ってなかったのよね?
わかってたの。それは愛情ではないって。でも諦められなくて。
だから断られたとき脅かすようなことをしてしまった。
ねぇ、クリス?私ではダメなの?
貴方じゃないと私はダメなの。」





「………そうかな?僕はそう思わない。
確かに僕は君に優しく接していた。でもそれは、貴方が王女だから不敬に当たることはできないし、国を担う公爵家に産まれた僕だから、何処の国へ行ってもそう立ち回っていなければと思っていた。だが君だけは他の令嬢のように明け透けな好意の態度がなかったから、僕は友達として話しててもラクだった。

だが今は……君といると辛いだけなんだ。」


「そうね、いくら頑張っても私を見てくれないのはわかってたの。でも…貴方の優しさだって罪だったわよ。
いつも優しく接してくれて勘違いしない女なんているのかな?
クリスを愛しているのに他の男と関係を持つなんてバカだったわ。ちゃんと罪を認めるわ。
でも………貴方にも罪は償ってもらうわ」


「勘違いさせたのなら謝る。だが優しさが罪だったと言うのなら、君と結婚した時から、僕の罪の償い始まっていると思う。さぁ、行こうか」



「国王に会うのだから、ちゃんとして行きましょう」






そして僕と王女は国王に会いに行った




国王の命で、3年続いた僕らの婚姻が白い結婚のまま解消された






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