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公爵邸へ入ろうとしたら、見たこともない馬車が停まっていて、玄関には何人の黒い服を着た人、護衛も何人もいる。
おかしいな?僕は裏口にまわってもらい、中へ入った。
執務室、誰もいなく、侍女が僕に気がつき、王女は応接室の方にいると言われた。
大事な話をするので人払いされていると伝えられ、嫌な予感がした。
応接室をノックしようとした時男の声と王女が甘えてるような声がしたので確かめるために少し開けて中を見た。
男はシャツの前を開け、王女は事をし終わったようなシミーズのまま男にもたれかかり、2人は口づけをしていた。
僕は男の顔を見て思い出し、驚いたがノックをしてドアを開けた
「これはどういう事かな?」そう言いながら部屋にはいると、ドレスが床に乱雑に脱ぎ捨ててあった。
だが、王女は悪びれることもなく
「あら、クリス?今日は早いのね。
まぁ、そもそも今日帰ってくるなんて知らなかったけれど」
「なぜジリム国の王子が我が邸にいるのですか?」
「ふふっ、クリスは流石ね!ちゃんと王子とわかるのですもの」
「……」
「こちらはジリム国の第5王子アダム王子。
今は我が国へ視察へ訪れていてね、ここ何回か夜会で一緒なったのよ。毎年いらっしゃってるから、私とも仲良しだったの。それでね、我が公爵家の話をしたら、私が虐げられてると仰るのよ。
あなたにね。仕事仕事と言って邸にもあまり帰らない。そして子作りもしない。それはとても問題と言ってくれて……私に離縁した方が良いと。」
「……」
「そもそも私が婚姻したし、もう関係を断つつもりだったのよ。でもね、寂しくて………クリスのせいよ。
私はとてもクリスを愛してるの。これからずっと私の側にいるって言うのなら……ちゃんと一緒に夜もいてくれるなら離縁はしないわ。クリスだってヒャンライン国を裏切るようなことは出来ないでしょ?貴方の家族がどうなっても良いの?あんな小さな国なんてお父様に頼めばどうにでもできるのよ。私はずーっとクリスに恋い焦がれてたんだから絶対離れないわ!
そうそう、クリスの病気が治るかもしれないのよ。アダムが私の話を聞いてお薬を用意してくれたのよ!」
「貴女は……こんな事ををしときながら悪びれることもなく……」
「あらっ、だってクリスが悪いのよ。
私だって。ねぇ、アダム?」
「いやぁ、こんな日に帰ってくるなんて人が悪いや。クリス殿、私達はちょっとした遊びです」
「あなた方は前からそう言う仲ですよね?僕だって前から知っていました。」
「ほぉー、それは話が早い。じゃあ、これからもよろしく」
「いや、僕は妻を他の男と共有するつもりはない。貴方は第5王子なんですから、ここの婿に入ると良いじゃないでしか!」
「いやよ、私の旦那様はクリスよ!」
そこへ側近のマイルスが「クリス様、予定の方々が到着し、玄関ホールでお待ちです」小さな声で伝えてきた。
「ちょうど良い。ここへお通しして」と、僕はマイルスの耳元で囁いた
「なにを話してるの?クリス」
「今日は、ちょうど王宮から監視員が来ることになっていて、公爵も知っている人ですよ。会われた方がよいでしょう」
「えっ?なに?クリス、なんなのよ!
今日は都合が悪いと追い払って。
それより今ここでアダムが用意した薬を飲んでみて!直ぐに効くかもよ。」
どこまで勝手な女なんだ!王女はこんな女だったのか……この現場を見てもらえたら………
コンコンッ
ガチャ
「クリス殿?少し早くついてしまった。んっ?!!!」
「えっ?ララリヤ伯爵?」
気がついていなかったのか?アダム王子と王女はソファーであられもない姿でいたが、伯爵に見られ慌てて離れた。
王女は、ドレスが僕の足元にあるので、ソファーの背に隠れた。
「これはこれは何ということだ?クリス殿、今日は監査どこではないな。監査は後日文官室にきて欲しい。
それと……王女、あなたと言う人は」
「違うのよ違うの」
「何が違うのですか?これは由々しき問題ですぞ。貴女は浮気をしておったのだから。それも隣国の王子ではありませんか!」
「違う……違」
「今から皆さんで王宮へ行きましょう
私はこういう事が1番許せないんですよ」
僕は安堵した。アダム殿が用意した薬を飲まないですんだ。
事を成そうとする薬……それは多分いや、確実に媚薬だっただろうから。
おかしいな?僕は裏口にまわってもらい、中へ入った。
執務室、誰もいなく、侍女が僕に気がつき、王女は応接室の方にいると言われた。
大事な話をするので人払いされていると伝えられ、嫌な予感がした。
応接室をノックしようとした時男の声と王女が甘えてるような声がしたので確かめるために少し開けて中を見た。
男はシャツの前を開け、王女は事をし終わったようなシミーズのまま男にもたれかかり、2人は口づけをしていた。
僕は男の顔を見て思い出し、驚いたがノックをしてドアを開けた
「これはどういう事かな?」そう言いながら部屋にはいると、ドレスが床に乱雑に脱ぎ捨ててあった。
だが、王女は悪びれることもなく
「あら、クリス?今日は早いのね。
まぁ、そもそも今日帰ってくるなんて知らなかったけれど」
「なぜジリム国の王子が我が邸にいるのですか?」
「ふふっ、クリスは流石ね!ちゃんと王子とわかるのですもの」
「……」
「こちらはジリム国の第5王子アダム王子。
今は我が国へ視察へ訪れていてね、ここ何回か夜会で一緒なったのよ。毎年いらっしゃってるから、私とも仲良しだったの。それでね、我が公爵家の話をしたら、私が虐げられてると仰るのよ。
あなたにね。仕事仕事と言って邸にもあまり帰らない。そして子作りもしない。それはとても問題と言ってくれて……私に離縁した方が良いと。」
「……」
「そもそも私が婚姻したし、もう関係を断つつもりだったのよ。でもね、寂しくて………クリスのせいよ。
私はとてもクリスを愛してるの。これからずっと私の側にいるって言うのなら……ちゃんと一緒に夜もいてくれるなら離縁はしないわ。クリスだってヒャンライン国を裏切るようなことは出来ないでしょ?貴方の家族がどうなっても良いの?あんな小さな国なんてお父様に頼めばどうにでもできるのよ。私はずーっとクリスに恋い焦がれてたんだから絶対離れないわ!
そうそう、クリスの病気が治るかもしれないのよ。アダムが私の話を聞いてお薬を用意してくれたのよ!」
「貴女は……こんな事ををしときながら悪びれることもなく……」
「あらっ、だってクリスが悪いのよ。
私だって。ねぇ、アダム?」
「いやぁ、こんな日に帰ってくるなんて人が悪いや。クリス殿、私達はちょっとした遊びです」
「あなた方は前からそう言う仲ですよね?僕だって前から知っていました。」
「ほぉー、それは話が早い。じゃあ、これからもよろしく」
「いや、僕は妻を他の男と共有するつもりはない。貴方は第5王子なんですから、ここの婿に入ると良いじゃないでしか!」
「いやよ、私の旦那様はクリスよ!」
そこへ側近のマイルスが「クリス様、予定の方々が到着し、玄関ホールでお待ちです」小さな声で伝えてきた。
「ちょうど良い。ここへお通しして」と、僕はマイルスの耳元で囁いた
「なにを話してるの?クリス」
「今日は、ちょうど王宮から監視員が来ることになっていて、公爵も知っている人ですよ。会われた方がよいでしょう」
「えっ?なに?クリス、なんなのよ!
今日は都合が悪いと追い払って。
それより今ここでアダムが用意した薬を飲んでみて!直ぐに効くかもよ。」
どこまで勝手な女なんだ!王女はこんな女だったのか……この現場を見てもらえたら………
コンコンッ
ガチャ
「クリス殿?少し早くついてしまった。んっ?!!!」
「えっ?ララリヤ伯爵?」
気がついていなかったのか?アダム王子と王女はソファーであられもない姿でいたが、伯爵に見られ慌てて離れた。
王女は、ドレスが僕の足元にあるので、ソファーの背に隠れた。
「これはこれは何ということだ?クリス殿、今日は監査どこではないな。監査は後日文官室にきて欲しい。
それと……王女、あなたと言う人は」
「違うのよ違うの」
「何が違うのですか?これは由々しき問題ですぞ。貴女は浮気をしておったのだから。それも隣国の王子ではありませんか!」
「違う……違」
「今から皆さんで王宮へ行きましょう
私はこういう事が1番許せないんですよ」
僕は安堵した。アダム殿が用意した薬を飲まないですんだ。
事を成そうとする薬……それは多分いや、確実に媚薬だっただろうから。
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