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ね
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クリス様の母国、ヒャンライン国についた
クリス様に会える
船着き場で待っていてくれたマイルス様は、船から降りた私を見て涙を流された。
「ありがとうございます」「ありがとうございます」と、何回も言われた。
「アラン、サーシャ、お父様にもうじき会えるわよ」
「おとう様に?嬉しい!」
「お父さま?会ってくれるかなぁ?」
「お父様は優しい人よ。きっと貴方達を見たら元気が出ると思うのよ」
そんな会話をしながらマイルス様を見たら、
「!!!」
鼻水と涙でグショグショ。
ふっ、大丈夫ですか?
前もって、クリス様と私には子供がいることを伝えた。
クリス様は知らないこと、私がどうしても産みたくて産んだことを手紙に書いた。きっと、子供達を見るまでは信じられなかったかもしれないが、あんなに泣いているのだから信じてくれたのだろう。
信じてもらえないならば、直ぐに連れて帰るつもりだ。
クリス様の様子を、馬車の中で聞くと、全てを諦めたように塞ぎこんでしまっているようだ。
誰が来ても話しかけても返事はしないらしい。
意識を失って目覚め、傷も回復したが生きることを否定するような言葉を言い始め、今は体力も落ち、歩くこともままならないようだ。
クリス様に会うのもそうだが、クリス様の御両親は私達を見てどう思うだろうか………受け入れてくださったら嬉しいのだが。。
クリス様の邸宅についた
凄く大きな屋敷
馬車から子供をおろしていたら、バタバタと音が聞こえ振り返ったら、そこにはクリス様と似た初老の男性と柔らかな微笑みをされた涙している女性が……
クリス様のお父様とお母様だろうか?
そしてその少し後ろに、聡明で厳格そうな素敵な笑顔の男性と、私と子供達を見て泣き笑いしているような女性が立っていた。
「良く来てくれた。ありがとう。
私がクリスの父親だ」
「ミニョンさんね?ほんとに会えて嬉しいわ。そしてこの2人はクリスの子なのね。こんなに似ているなんて……あの子の小さい時にそっくりよ!まさかこんな奇跡が……神様、ありがとうございます」と涙されているお母様
「ミニョン殿、私はこの国の王太子のケビンだ。そして、クリスの妹で私の妃のマリエッタだ。マリエッタ?大丈夫か?」
「ごめんなさい、大丈夫です。
ミニョン様、クリスの妹のマリエッタです。
ミニョン様、ありがとうございます」
そう言って倒れかけてしまった。
ケビン王太子が慌てて支える。
「お兄様に無理をさせて、貴方達を苦しめてごめんなさい…………うっ」
「兄上に国の為に酷な仕事をさせてしまった。ミニョン殿にも辛い思いをさせて、申し訳なかった。」
お父様が「こんな玄関ですまない。さぁ、中へ入って話し合おう。」
そして俯いて、私の後ろに隠れている2人に話しかけた
「名前を教えてくれるかい?お前達のお爺ちゃんだよ」
「私はおばあちゃまよ」
「ぼく、アラン!」「私はサーシャよ」
「アランとサーシャだね。さぁ、中へ入って冷たい物とお菓子を食べよう」
「「はーい」」
私は涙を流しながらマリエッタ様と歩いて中へ入り、皆さんにクリス様との出会いと別れを話した。
まさか子供を授かっているとは思わず、だがクリス様の子供を産めて幸せだと話した。
決してクリス様に迷惑をかけるつもりはなく、今回クリス様に認めてもらえなかったら、2度と会わないと話した。
こちらにも迷惑はかけるつもりはなく、私達親子は我が領地で幸せに過ごしているのだと伝えた。
話し終わった後、私は1人でクリス様の部屋へ向かう。
コンコンコンっ
「…………」
「クリス様、失礼します」
「………」
「クリス様」
「1人にしてくれ」
「クリス様、お久しぶりです」
「……ミニョン?」
「はい、ミニョンです」
「ほんとに?ほんとにミニョンなのか?」
「ふっ、そんなに私は変わってしまいましたか?6年?7年ぶりだからなのかしら?」
「違う、会えるなんて信じられないんだ。」
「近くに行っても良いですか?」
「ミニョン………僕はもう歩くこともできない。君が会いに来ても……すまない。1人でいたいんだ」
「私は!クリス様を忘れたことなんてなかった。クリス様は?ミニョンの事は忘れてしまってましたか?」
「忘れる訳ないだろ。でも、ミニョン、ごめん。会えたのにこんな姿で。」
そう言って必死に起き上がろうとするクリス様
意図がわかり慌てて支え、視線がぶつかる。
目を合わせて、どちらともなく抱きしめあう
「ミニョン」
「クリス様会いたかった」
「やっと王女から離れたのに……帰る船の中で刺されてしまい、もう何もかも諦めてたんだ。」
「諦めないで一緒に頑張りましょう」
「ミニョン、ありがとう。でも……今の僕じゃミニョンを支えることもできない。王女と婚姻する時に枯渇薬の飲んで、その……副作用で今は……普通にしていられない」
「そんなこと、私には貴方がいてくれたら良いのです。貴方が私の隣にいてくれたら幸せなのです」
「ふっ………やはりミニョンは強いな。僕は何を諦めていたんだろう。また歩けるように、ミニョンと並んでいられるように頑張るよ」
「そうよ。それに抱きしめなきゃいけない人が私以外にもいるのだから」
「んっ?どういうこと?」
「待っててね」
ミニョンが部屋から出て、暫くして外が騒がしくなった
ガチャ
「クリス様」
「ミニョンどうしたの?」
「ふふっ」そして、ミニョンの後に小さな子供達が入ってきた
「さぁ、2人ともご挨拶しなさい」
「えっ?」
「おとう様、僕はアランです。」
「おとうさま、私はサーシャです。会いたかったです」
「僕も!おとう様に会いたかったです!」
「ミニョン?これは……」
「私達の子供です。授かってたのです」
「あぁ………つぅ。ミニョン、1人でごめん。」
「2人とも、父様の側へ来てくれる?」
「さぁ、お父様に抱っこしてもらいなさい」
「「お父様~、お父さまぁ-」」
タッタッタッタッ
「「うわっ、高い!」」
ベットによじ登ろうとしても上がれない2人に、クリス様も手を伸ばし2人をベットに上げた。
「アラン、サーシャ」と、
2人を抱きしめているクリス様
私も3人の所へ向かい、3人を抱きしめる
子供達が笑いだし、私もクリス様もその声で泣き笑い。
やっと、やっと会えた
部屋の入り口では全員が見守り泣いている
マイルスはまた、涙と鼻水でグショグショだ。
その後、私達は暫くクリス様と過ごした。
クリス様は歩けるように食事をしっかり取り、歩く練習を始めた。
何もかも諦め、仕事もしていなかったが、マイルス様に部屋まで仕事を運んでもらい、少しずつやり始めた。
夜は親子4人で眠った
クリス様が車椅子で動けるようになった時、これからの事を話さないといけないので一旦国へ帰ることにした。
私と子供は、クリス様へ会いに行ったり家に帰ったりの生活を、暫くする事となる
クリス様に会える
船着き場で待っていてくれたマイルス様は、船から降りた私を見て涙を流された。
「ありがとうございます」「ありがとうございます」と、何回も言われた。
「アラン、サーシャ、お父様にもうじき会えるわよ」
「おとう様に?嬉しい!」
「お父さま?会ってくれるかなぁ?」
「お父様は優しい人よ。きっと貴方達を見たら元気が出ると思うのよ」
そんな会話をしながらマイルス様を見たら、
「!!!」
鼻水と涙でグショグショ。
ふっ、大丈夫ですか?
前もって、クリス様と私には子供がいることを伝えた。
クリス様は知らないこと、私がどうしても産みたくて産んだことを手紙に書いた。きっと、子供達を見るまでは信じられなかったかもしれないが、あんなに泣いているのだから信じてくれたのだろう。
信じてもらえないならば、直ぐに連れて帰るつもりだ。
クリス様の様子を、馬車の中で聞くと、全てを諦めたように塞ぎこんでしまっているようだ。
誰が来ても話しかけても返事はしないらしい。
意識を失って目覚め、傷も回復したが生きることを否定するような言葉を言い始め、今は体力も落ち、歩くこともままならないようだ。
クリス様に会うのもそうだが、クリス様の御両親は私達を見てどう思うだろうか………受け入れてくださったら嬉しいのだが。。
クリス様の邸宅についた
凄く大きな屋敷
馬車から子供をおろしていたら、バタバタと音が聞こえ振り返ったら、そこにはクリス様と似た初老の男性と柔らかな微笑みをされた涙している女性が……
クリス様のお父様とお母様だろうか?
そしてその少し後ろに、聡明で厳格そうな素敵な笑顔の男性と、私と子供達を見て泣き笑いしているような女性が立っていた。
「良く来てくれた。ありがとう。
私がクリスの父親だ」
「ミニョンさんね?ほんとに会えて嬉しいわ。そしてこの2人はクリスの子なのね。こんなに似ているなんて……あの子の小さい時にそっくりよ!まさかこんな奇跡が……神様、ありがとうございます」と涙されているお母様
「ミニョン殿、私はこの国の王太子のケビンだ。そして、クリスの妹で私の妃のマリエッタだ。マリエッタ?大丈夫か?」
「ごめんなさい、大丈夫です。
ミニョン様、クリスの妹のマリエッタです。
ミニョン様、ありがとうございます」
そう言って倒れかけてしまった。
ケビン王太子が慌てて支える。
「お兄様に無理をさせて、貴方達を苦しめてごめんなさい…………うっ」
「兄上に国の為に酷な仕事をさせてしまった。ミニョン殿にも辛い思いをさせて、申し訳なかった。」
お父様が「こんな玄関ですまない。さぁ、中へ入って話し合おう。」
そして俯いて、私の後ろに隠れている2人に話しかけた
「名前を教えてくれるかい?お前達のお爺ちゃんだよ」
「私はおばあちゃまよ」
「ぼく、アラン!」「私はサーシャよ」
「アランとサーシャだね。さぁ、中へ入って冷たい物とお菓子を食べよう」
「「はーい」」
私は涙を流しながらマリエッタ様と歩いて中へ入り、皆さんにクリス様との出会いと別れを話した。
まさか子供を授かっているとは思わず、だがクリス様の子供を産めて幸せだと話した。
決してクリス様に迷惑をかけるつもりはなく、今回クリス様に認めてもらえなかったら、2度と会わないと話した。
こちらにも迷惑はかけるつもりはなく、私達親子は我が領地で幸せに過ごしているのだと伝えた。
話し終わった後、私は1人でクリス様の部屋へ向かう。
コンコンコンっ
「…………」
「クリス様、失礼します」
「………」
「クリス様」
「1人にしてくれ」
「クリス様、お久しぶりです」
「……ミニョン?」
「はい、ミニョンです」
「ほんとに?ほんとにミニョンなのか?」
「ふっ、そんなに私は変わってしまいましたか?6年?7年ぶりだからなのかしら?」
「違う、会えるなんて信じられないんだ。」
「近くに行っても良いですか?」
「ミニョン………僕はもう歩くこともできない。君が会いに来ても……すまない。1人でいたいんだ」
「私は!クリス様を忘れたことなんてなかった。クリス様は?ミニョンの事は忘れてしまってましたか?」
「忘れる訳ないだろ。でも、ミニョン、ごめん。会えたのにこんな姿で。」
そう言って必死に起き上がろうとするクリス様
意図がわかり慌てて支え、視線がぶつかる。
目を合わせて、どちらともなく抱きしめあう
「ミニョン」
「クリス様会いたかった」
「やっと王女から離れたのに……帰る船の中で刺されてしまい、もう何もかも諦めてたんだ。」
「諦めないで一緒に頑張りましょう」
「ミニョン、ありがとう。でも……今の僕じゃミニョンを支えることもできない。王女と婚姻する時に枯渇薬の飲んで、その……副作用で今は……普通にしていられない」
「そんなこと、私には貴方がいてくれたら良いのです。貴方が私の隣にいてくれたら幸せなのです」
「ふっ………やはりミニョンは強いな。僕は何を諦めていたんだろう。また歩けるように、ミニョンと並んでいられるように頑張るよ」
「そうよ。それに抱きしめなきゃいけない人が私以外にもいるのだから」
「んっ?どういうこと?」
「待っててね」
ミニョンが部屋から出て、暫くして外が騒がしくなった
ガチャ
「クリス様」
「ミニョンどうしたの?」
「ふふっ」そして、ミニョンの後に小さな子供達が入ってきた
「さぁ、2人ともご挨拶しなさい」
「えっ?」
「おとう様、僕はアランです。」
「おとうさま、私はサーシャです。会いたかったです」
「僕も!おとう様に会いたかったです!」
「ミニョン?これは……」
「私達の子供です。授かってたのです」
「あぁ………つぅ。ミニョン、1人でごめん。」
「2人とも、父様の側へ来てくれる?」
「さぁ、お父様に抱っこしてもらいなさい」
「「お父様~、お父さまぁ-」」
タッタッタッタッ
「「うわっ、高い!」」
ベットによじ登ろうとしても上がれない2人に、クリス様も手を伸ばし2人をベットに上げた。
「アラン、サーシャ」と、
2人を抱きしめているクリス様
私も3人の所へ向かい、3人を抱きしめる
子供達が笑いだし、私もクリス様もその声で泣き笑い。
やっと、やっと会えた
部屋の入り口では全員が見守り泣いている
マイルスはまた、涙と鼻水でグショグショだ。
その後、私達は暫くクリス様と過ごした。
クリス様は歩けるように食事をしっかり取り、歩く練習を始めた。
何もかも諦め、仕事もしていなかったが、マイルス様に部屋まで仕事を運んでもらい、少しずつやり始めた。
夜は親子4人で眠った
クリス様が車椅子で動けるようになった時、これからの事を話さないといけないので一旦国へ帰ることにした。
私と子供は、クリス様へ会いに行ったり家に帰ったりの生活を、暫くする事となる
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