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ロイスとは、私達が15歳の時婚約した
学校以外で会える日も少なかったが、たまのお茶会.誕生日など花と、その時の気分でプレゼントを送ってくれ、会えない日は手紙も届き、私達は政略より恋愛に近い婚約者だと思っていた。
ある日、ロイスの両親から我が家へ相談が入った
幼馴染みのマリ様が、ロイスに近すぎると。
確かに学園で見ているとボディタッチも多く、よく2人だけの姿を見かけるようになった。
そして、ロイスの両親の話だと、邸へも他の幼馴染みと一緒に来ては、ロイスとの距離が近いような気がすると。
ロイスには、婚約者がいるのだからいくら幼馴染みとはいえ近すぎる。
マリ様と2人になる行動はやめろと叱ってはみたが考えすぎだと言われ、マリ様が尚更寄り添うようになったようだと聞いた。
どうすればよいかわからない。と、父親の侯爵が相談に来られた。
私も前々から悩んではいた。
だが、ロイスからは相変わらず手紙が届くし、私を想ってくれているのが手紙の文面から伝わるので安心していたのだが………
暫くして良からぬ噂を聞くようにもなった。
ロイスの幼馴染3人が、如何わしい邸へ遊びに行くようになったと。
そこは前々からよくない噂の伯爵邸だった。
夜会やお茶会をよく開催する邸で、気に入った者同士で事に及ぶと言う話だ。
もしかしたら……ロイスももう幼馴染み達と其処へ行ったことがあるのかもしれない。
マリ様には、他にもよくない噂があり、学生なのに男に貢がせているという話だ。
ロイスがターゲットになっては困ると思い、学園の廊下でマリ様に会った時に、あまりその伯爵邸へ行かない方が良い伝えたのだが、私がマリに嵌められたようだ。
「お前は俺という婚約者がいながら、如何わしい場所に行っているそうではないか!ヒスタ達が男と歩いているのを何回も見たそうだ。
男と宿に入って行くのも見たそうだ!
それなのに……マリに見つかったと思ったお前は、マリに対して罵詈雑言を言い、マリの家にまで圧力をかけようとしたらしいじゃないか!
なんて卑怯な!まだ婚約者でいるが、暫く顔も見たくない!その乱れた生活を改め反省し、悔い改めろ!俺はそれから今後の話をしていくつもりだ」
私は頭の中が真っ白になった。
ロイス?貴方はまた私を信じないの?
貴方の後ろでニヤニヤ笑ってる幼馴染み達。
そこにいる幼馴染みの言葉を信じ、婚約者である私の顔もよく見ないで話し、私を罵倒して幼馴染みの所へ行った。
何て言うことだ
もうガラガラと心の中のガラスが割れた音がした。
信じたい気持ちも、失いたくない気持ちも、今はの私の心の中は空っぽのようになってしまっている。
「ロイス、貴方が私に暫く会いたくないのではないわ。
私が貴方に会いたくない」
その私の言葉は、マリと仲良く腕を組んで歩いていくロイスには聞こえなかった。
ロイスから酷い言葉を言われてから2ヶ月がすぎた
学園に行って、ふと目を向けると、幼馴染み達と楽しそうに歩いているロイスを見かけた。
私は進学コース、ロイスは嫡男が入る文系コースなので棟も違い、滅多に姿を見ることもないのだが、2ヶ月ぶりにあの方達を見てしまった。
まだ私はロイスの婚約者だが、捨て置かれた婚約者で通っているし、マリ様がロイスの婚約者のようだと、学園では私は2人の仲を裂こうとする悪女のような女だと陰口を言われ、今は一緒にいる友達もいなくなってしまった。
私は元々、さみしがり屋だ。
友達もいなくなった学園は私には苦痛の何ものでもない。
歩いていれば陰口を言われ、「ロイス様とマリ様がお気の毒だわ。早く解消しなさいよ」通りすがりにそんな言葉まで言われるようになった。
もう限界だ
心が折れそうだ
私は折れる前に逃げることにした。
成績が優秀ということもあり、後1年あるが、飛び級で卒業することにし、帝国へ留学希望をだした。
もう、こちらの国には帰ってくるつもり
はない。
あちらで教師をめざし、生計をたてるつもりだ。
そして、あの時の言葉が脳裏から消すことができず、ロイスへは内緒で私達が18になった時、改善されてないようなら婚約を解消することになった。
両家で話し合った結果、元々私達は婚約はしていなかったように扱うことで一致した。
学園生活が最後と言うこともあり、神様はロイスの姿を見せてくれたのかもしれない。
見ていたら気がつかれたらしく、私の方へ睨むような目線をよこした。
私は慌てて隠れたので目は合わなかったが。
あんな顔されるなんて、もう私の事なんて見るのも嫌なんだろう
「さようならロイス………」
学校以外で会える日も少なかったが、たまのお茶会.誕生日など花と、その時の気分でプレゼントを送ってくれ、会えない日は手紙も届き、私達は政略より恋愛に近い婚約者だと思っていた。
ある日、ロイスの両親から我が家へ相談が入った
幼馴染みのマリ様が、ロイスに近すぎると。
確かに学園で見ているとボディタッチも多く、よく2人だけの姿を見かけるようになった。
そして、ロイスの両親の話だと、邸へも他の幼馴染みと一緒に来ては、ロイスとの距離が近いような気がすると。
ロイスには、婚約者がいるのだからいくら幼馴染みとはいえ近すぎる。
マリ様と2人になる行動はやめろと叱ってはみたが考えすぎだと言われ、マリ様が尚更寄り添うようになったようだと聞いた。
どうすればよいかわからない。と、父親の侯爵が相談に来られた。
私も前々から悩んではいた。
だが、ロイスからは相変わらず手紙が届くし、私を想ってくれているのが手紙の文面から伝わるので安心していたのだが………
暫くして良からぬ噂を聞くようにもなった。
ロイスの幼馴染3人が、如何わしい邸へ遊びに行くようになったと。
そこは前々からよくない噂の伯爵邸だった。
夜会やお茶会をよく開催する邸で、気に入った者同士で事に及ぶと言う話だ。
もしかしたら……ロイスももう幼馴染み達と其処へ行ったことがあるのかもしれない。
マリ様には、他にもよくない噂があり、学生なのに男に貢がせているという話だ。
ロイスがターゲットになっては困ると思い、学園の廊下でマリ様に会った時に、あまりその伯爵邸へ行かない方が良い伝えたのだが、私がマリに嵌められたようだ。
「お前は俺という婚約者がいながら、如何わしい場所に行っているそうではないか!ヒスタ達が男と歩いているのを何回も見たそうだ。
男と宿に入って行くのも見たそうだ!
それなのに……マリに見つかったと思ったお前は、マリに対して罵詈雑言を言い、マリの家にまで圧力をかけようとしたらしいじゃないか!
なんて卑怯な!まだ婚約者でいるが、暫く顔も見たくない!その乱れた生活を改め反省し、悔い改めろ!俺はそれから今後の話をしていくつもりだ」
私は頭の中が真っ白になった。
ロイス?貴方はまた私を信じないの?
貴方の後ろでニヤニヤ笑ってる幼馴染み達。
そこにいる幼馴染みの言葉を信じ、婚約者である私の顔もよく見ないで話し、私を罵倒して幼馴染みの所へ行った。
何て言うことだ
もうガラガラと心の中のガラスが割れた音がした。
信じたい気持ちも、失いたくない気持ちも、今はの私の心の中は空っぽのようになってしまっている。
「ロイス、貴方が私に暫く会いたくないのではないわ。
私が貴方に会いたくない」
その私の言葉は、マリと仲良く腕を組んで歩いていくロイスには聞こえなかった。
ロイスから酷い言葉を言われてから2ヶ月がすぎた
学園に行って、ふと目を向けると、幼馴染み達と楽しそうに歩いているロイスを見かけた。
私は進学コース、ロイスは嫡男が入る文系コースなので棟も違い、滅多に姿を見ることもないのだが、2ヶ月ぶりにあの方達を見てしまった。
まだ私はロイスの婚約者だが、捨て置かれた婚約者で通っているし、マリ様がロイスの婚約者のようだと、学園では私は2人の仲を裂こうとする悪女のような女だと陰口を言われ、今は一緒にいる友達もいなくなってしまった。
私は元々、さみしがり屋だ。
友達もいなくなった学園は私には苦痛の何ものでもない。
歩いていれば陰口を言われ、「ロイス様とマリ様がお気の毒だわ。早く解消しなさいよ」通りすがりにそんな言葉まで言われるようになった。
もう限界だ
心が折れそうだ
私は折れる前に逃げることにした。
成績が優秀ということもあり、後1年あるが、飛び級で卒業することにし、帝国へ留学希望をだした。
もう、こちらの国には帰ってくるつもり
はない。
あちらで教師をめざし、生計をたてるつもりだ。
そして、あの時の言葉が脳裏から消すことができず、ロイスへは内緒で私達が18になった時、改善されてないようなら婚約を解消することになった。
両家で話し合った結果、元々私達は婚約はしていなかったように扱うことで一致した。
学園生活が最後と言うこともあり、神様はロイスの姿を見せてくれたのかもしれない。
見ていたら気がつかれたらしく、私の方へ睨むような目線をよこした。
私は慌てて隠れたので目は合わなかったが。
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「さようならロイス………」
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