私を信じてはくれなかった婚約者の事なんて忘れたい。

「君がそんな人だったなんて………残念だよセシィ。」

「えっ?何を言って?」

「少し距離を置いた方が良さそうだ」

「ロイス?なんで?」

「セシィ……いや、セシリア……フライヤ侯爵令嬢、君とのことをよく考えたい。これから、すれ違っても声はかけないでくれ」
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